なぜ、「相手のため」という「気持ち」がすれ違うのか。
数年ぶりに、教育実習生を担当しているJUNです。
年老いた人のような意見ですが、最近の若者のやる気はすさまじいものがあります。
こんなに熱心な若者が「先生」として活躍してくれるのであれば、子どもたちは幸せなんだろうなぁと思う今日この頃。
#あとは若いものに任せて
本日は、「人間関係」の話。
「学級」という集団の中で生活をしていると、間違いなく「人間関係トラブル」というのが次から次へと勃発します。
もちろん、「学級」は「小さな社会」ですから、そのような問題を喜んで受け入れ、「悲しい思いもしたけれど、たくさんの人に支えられて乗り越えることができた!」という経験値とするのが「学び」というものでしょう。
もちろん、相談者側にまわる「教師」や「親」にとっても、子どもの「人間関係トラブル」は、「学び」の種となります。
本記事では、「子ども」とか「大人」関係なく、
「世の中には、様々なとらえ方をする人がいるんだよ。」
ということをざっくりまとめました。
ぜひとも、悩んでいるお子さんにも伝えてあげてくださいね。
▼「とらえ方」の違いによるすれ違いとは。
子どもたちに話を聴いていくと、
「話をしようとは思っているんだけど、相手の言い方が強すぎて話せない。」
とか、
「話をしようとは思っているんだけど、避けられているような気がして、話ができない。」
なんて言葉がきかれます。
実は、このような態度は、もしかすると、「性格によるとらえ方の違い」にかかわっている可能性があるのです。
ここで話題としたいのは、「外向的」か「内向的」かの話。
さて、上記の2パターンの台詞。どちらが「外向的」で、どちらが「内向的」か分かりますか?
そう、
「相手の言葉尻を気にする」のは、そのお子さんは「内向的」な気質をもっている可能性が高いでしょう。
逆に、「相手が避けている」と感じるお子さんは、「外向的」な気質と予想されます。
このように、「相手とコミュニケーションをとりたい!」と思っていたとしても、「気質によるとらえ方の違いによってすれ違う」というトラブルは、学級ガチャを経て集まった集団だからこそ、あり得るのです。
▼なぜ、「性格」の違いによってすれ違うのか。
さて、本題に入っていきましょう。
世の中を乱暴に「外向的」と「内向的」の2つのグループに分けたとしましょう。
この2つのグループは、様々な事柄に対する「とらえ方」が違います。
今回、話題としている「けんか」の場面でもこの「とらえ方」がトラブル解決を複雑にしていることは間違いありません。
では、「外向的」な人の解決方法から見ていきましょう。
「外向的」ですから、きっと「積極的に互いの意見を出し合い、お互いの主張がぶつかる中で解決方法を探していく。」という方法が”よりよい”と信じているでしょう。
しかし、この解決方法は、「内向的」な人には受け入れられません。
その理由は、「内向的」な人の”よりよい”解決方法を知れば分かります。
「内向的」な人は、トラブルに対して「互いの気持ちを慮り、素直な気持ちはある程度我慢しつつ、冷静に解決方法を探していく。」という方法を取るでしょう。
このように、雑にまとめただけでも、「外向的」な人と「内向的」な人がすれ違うことは予想できますよね。
きっと、話し合いが進み、問題を解決しようとすればするほど「外向的」な人は熱心に自分の主張を伝えようとするでしょうし、その姿を見た「内向的」な人は、ますます後ずさりして殻に閉じこもるという戦術を取るかもしれません。
さらに、殻に閉じこもる姿を見た「外向的」な人は、相手が問題解決を避けていると判断し、ボルテージをもう1段階上げるでしょう。
ボルテージが上がったことを感じた「内向的」な人は、閉じこもったシェルターの外装をもう1枚厚くするかもしれません。
このように、性格タイプが違うことにより問題解決が難しくなってしまうケースは往々にしてあり得るのです。
ここまで読まれた方は、「じゃあ、どうしたらいいの?」と思われるかもしれません。
実は、この性格タイプのすれ違いを解決する方法こそ、この記事を読んでくださった「あなた」がキーパーソンなのです。
特に「子ども」の場合は、「自分の性格」や「自分の偏った見方」があるなんてことを考えたこともないでしょう。
だからこそ、「教師」や「親」といった、人生のスペシャリストである「大人」がフォローしてあげる必要があるのです。
もうちょっと言葉を付け足すと、
「あなたの考え方も大切だけど、友達が、あなたと同じように考えるとは限らないんだよ。」
ということをアドバイスした上で、
「相手のペースに合わせて話してごらん。」
「勇気を出して、自分の気持ちを伝えてごらん。」
と、子どもさんの正確に合わせたアドバイスをしてあげましょう。
「外向的」な子どもさんに”ガンガンいこうぜ!”という命令を出してしまうと、「相手の論理を押しつぶしてしまう」かもしれません。
「内向的」なお子さんに”相手の気持ちを考えて”と言うと、「自分の気持ちを押し殺す」という覚悟を頑なにしてしまうかもしれません。
ぜひとも、子どもさんの性格を把握した上で、トラブル解決につながる声かけをしてあげてくださいね。
▼まとめ。
本記事では、「性格が違うからこそすれ違うときもあるよ。」という内容をまとめました。
繰り返しになりますが、これは、「子ども」とか「大人」は関係ありません。
だからこそ、「自分」の性格特性を把握することにより、”よりよい”人間関係を築くことにもつながるのです。
ぜひとも、「自分」を大切にするためにも、「自分」の素直な気持ちに目を向けてあげてくださいね。
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▼「チャレンジ」が評価される日本という「集団」。
さて、いつもとりとめのないお話にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
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