ぼくたちは、「現実」を都合よくとらえている
給食がきっかけで不登校になったJUNです。
しかし、本当にそうなの?と詰め寄られたら、「うっ、うん。」としか言えません。
かなり過去のことですし、まさか不登校要因が給食一本勝負だとは考えにくい。
ただ、給食の時間がとってもプレッシャーだったことは確かです。
そんな経緯がまわりまわって先生になったもんだから、給食指導(食べなさい系)にとっても違和感を感じていたのです。
しかし、給食の作り手からしてみれば、「もうちょっと頑張ってほしい」という気持ちをもつことも今なら分かります。
そう、ぼくたちは、「自分」というフィルターを通して判断しているため、どうしても偏った考え方になってしまうもの。
ただ、その偏りがわるいとはいえません。”おしつけ”はだめだよという話。
そんな記事を書きましたので、読んでみてくださいね。
▼ぼくたちは、「現実」を都合よくとらえている
育ってきた環境が違うから~好き嫌いは否めません。
人によって偏り方が違うのは、ぼくたちが様々なバイアスにまみれているからという要因もあるでしょう。
例えば、「確証バイアス」というのはご存じ?
自分が、「きっとそうだろうなぁ。」と予想したことになるべく現実を寄せようとしてしまう傾向のこと。
また、「望ましさバイアス」というものはご存じ?
これは、「こうであってほしい。」という願望に現実を寄せていくという傾向のことをいいます。
#ThinkAgain
もちろん、ぼくたちが浸かっているバイアスはこれだけではありません。何をいいたいかと言うと、
「ぼくたちは、目の前の現実を判断するときに、自分の願望に近づけたかたちで解釈しがちだよ。」
ということ。
だからこそ、共通の話題について話し合いをしても、全然違ったとらえ方がでてきてびっくりする。まぁ、これが話し合いの価値なのですが。
大切なのは、このような「バイアスにまみれているから自分の考えも多少偏っているかも」と、知っておきましょうということ。
こんな考え方を頭の隅に置いておくと、だれかと意見が対立したとしても、「絶対に正しいのはこっちだ。絶対に納得させてやる!」とけんか腰の論破合戦にはならないはず。
そんな話を書いていて思い出した余談を1つ。
社会科の授業の準備をするために、ある会社にインタビューをさせていただきました。そのインタビュー内容をまとめ、数値をグラフ化し、子どもたちに見せる資料を作っていたのですが、そのグラフの傾きがゆるやかでインパクトに欠けるなぁと思っていたのです。
そこで、社会科担当の先輩に相談したところ、「あぁ、それね。こうすれば。」と「上下に引き延ばした」のです。
ぼくの作ったゆるやかなグラフは、上下に引っ張られたことにより、びっくりするくらい急激な差ができました。
そして、ぱっと見のインパクトは、これでもか!というくらい増したのです。
この経験以来、ぼくはグラフを読み取るときには、「見た目」よりも「数値」に着目することにしたのでした…..。
ちなみに、「ビタミン1000mg配合」とかも同じですよね。
「1000」を見ると「めっちゃ入っているんだ!」と思いがちですが、実は、「1g」のことでした的な。
何の話でしたっけ?
とにかく、世の中は、「だれかの価値観で切り取られている場合がある」ということと、「自分も都合よく解釈しがち」ということは、忘れることなく子どもさんにシェアしてあげてくださいね。
▼まとめ。
本記事では、「現実は、フィルターにかかっているかもよ。」という内容をまとめました。
ちなみに、あえてフィルターにかけた方がよい場合もあります。
まぁ、自信過剰になるまでもちあげるのもどうかと思いますが、ちょっとくらい「自分はできる!」と思っていた方がいいみたい。
ぜひ、フィルターも使い分けてご使用ください。
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