キン肉マンについて語りたい

2020年6月18日 00:09

キン肉マンの最新71巻が6月に発売されました。
最新巻が出ると勢い余って全巻また読み返してしまったのでキン肉マン熱が上がっているんですね。
現在、新型コロナウィルスの影響で連載もストップしているため、この熱のはけ口が見つからないんですね。
ということでここでブチかましていこうというわけです。

そもそもキン肉マン全巻を揃えることになったきっかけ

きっかけはYou Tubeでゲーセンミカドの配信でメイプルリーフクラッチ記念マッスルグランプリ2大会を見たからですね。

子供のときに再放送でアニメのキン肉マンを見たくらいでかなりうろ覚えな記憶でしたが、それでもキン肉マンのゲームはキン肉マン2世もやってたこともあり、ちょこちょこ発売されてたんですね。そのおかげで直撃世代でないにせよキン肉マンについてはゆるふわに知っている程度でした。

ゆるふわ記憶ながらもビッグボディ=噛ませ犬のような印象はあったため、

「えっ！？今のシリーズビッグボディ活躍してんの！？」

と驚き、色々調べてキン肉ジャンプ買って、気づいていたら全巻買ってたんですね。なんで全巻揃えてしまったのか、それはこの作品の熱量を今更ながら知ったからです。

なぜ現代にキン肉マンで熱くなれるのか

ゆでたまご先生のインタビューで結構言っているのが週刊少年ジャンプで連載当時は毎週毎週いっぱいいっぱいだったと語られてます。

単行本で読んでもトンデモ理論や謎ギミックのオンパレードでノリと勢いで突っ走ってました。その場その場の展開はゴリ押しで進んでるので予想つかなくて、というかつけられなくて逆に新鮮でした。

(王位争奪編のフェニックスはだいぶ小賢しかったり卑怯でギミックプロレス多くてしんどかったが)

骨子は勧善懲悪な漫画ですが正義超人も一筋縄では勝てない面もあり、アトランティスに敗北したロビンマスクが悪魔六騎士のジャンクマンに勝てるのか？テリーマンでアシュラマンにどう立ち向かうのかといった対戦カードに夢踊らせた。

こういう対戦カードで妄想するのはいつの時代でもワクワクの王道だと思うんですよね。そのワクワクが帰ってきたのが2011年に連載開始したキン肉マンの新シリーズの完璧超人始祖編です。

完璧超人始祖編

ネットの記事や感想など読むと
「ゆでたまごの全盛期は今！」
とチラホラ言われてまして、自分も完璧超人始祖編が一番すき。好きすぎてつらい(語彙力低下)

事の始まりは完璧超人が軍団連れてきて正義超人に宣戦布告、リングで決着つけようとする比較的オーソドックスな始まりでした。

ただ、諸事情でまともに戦える人員はテリーマン唯一人。キン肉マンも駆けつけるもこのままでは二人で完璧超人を相手しなくてはならない。

そこに乱入してきたのは7人の悪魔超人！ウヒー！
マッスルインフェルノをコピーするステカセキング！アトランティスのタワーブリッジ！
そんなの予想できへん！悪魔超人と完璧超人でガチンコバトルになるとは！ウヒー！

その後、正義超人サイドも復帰して悪魔超人と半共闘という形で完璧超人との全面対決になっていくわけですが、その最中、悪魔将軍や悪魔六騎士も動き出して悪魔将軍とタイトルとなっている完璧超人始祖との関係性についても明かされていきます。

この完璧超人始祖が新キャラなのに話に出るたびにどんどん格が上がってくんだ…序盤に負けたからといってもそれで格が落ちたりしないという良いキャラクターなんですわ…テハハハ…

この戦いは各々が主義主張を持った戦いであり、以前のシリーズの因縁やトンデモ説を丁寧に包括した上で、シリーズ最長の28試合を熱く描き切ったシリーズでした。

ちなみに今シリーズのベストバウト投票では最終戦がトップでした。

軽いネタバレですがこの最終戦ではキン肉マンは試合しません。しかし、完璧超人始祖編に決着をつけるのであればこの試合しかないと言わざるを得ないほどの背景や事情、イデオロギーのぶつかり合い…
ハァーマジ尊みしかない…

現行のシリーズについて

現行のシリーズでは満を持して運命の王子たちが登場します。そこでビッグボディはマッスルグランプリ2でしか見る機会がなかったメイプルリーフクラッチを決めたんですね。

見ているかペンチマンレオパルドンゴーレムマンキャノンボーラー！

こんなん見て熱くならないわけがないだろ！！

そんで去年くらいにアタル兄さんも参戦したんですね。

なんで腕組んで立ってるだけでもこんなかっこいいんだよ！！

アタル兄さん流の闘ってわかり合う方法が相変わらず厳しくてかっこいいんだよ！！

70巻のラスト2ページがかっこいいんだよ！！

アタル兄さんのツープラトンが殺意マシマシすぎるのにそれでもまだ息絶えてないマリキータのタフネスっぷり異常だよ！！

現行シリーズでも熱くならないわけがないのでこんなにも荒ぶってるんですね。

少年から大人になったことでも変わらないもの

子供の頃は毎週ジャンプを楽しみにして、全作品次回を楽しみにしてきた。しかし、年を重ねるごとに読まなくていいやという作品も出てきたり、単行本も途中で集めるのをやめた作品もあった。

大人になっても電子版でジャンプを読んでいるが呪術廻戦とかハイキューくらいは毎週ちょこっと気になっているので読んでいるくらいなので、やっぱり少年漫画への熱量は落ちたと思う。

ただ、キン肉マンは子供の頃のワクワクをまた取り戻してくれた作品に変化した。この対戦カードが見たい、このタッグが見てみたい、そんな想像は大人になっても変わらない。そんな次回が気になってしょうがない大人たちが更新ごとにプレイボーイのサイトを落としかけてたんですね。自分もその一人になったわけですが。

連載がストップしている現状ですが今後がとても気になる作品の一つですので復活を楽しみにしています。