マリみてワンドロSS作成法~ABCの法則
ごきげんよう、はねおかです。
以前、こんなnoteを書きました。
僕がマリみてワンドロでSSを一時間以内に書けるのは、「何度もやってるから慣れた」や「妥協して一時間に収めてしまう」というのもあります。
ですが、一番は「ABCの法則」というのを自分で守っているからです。
今回はこの「ABCの法則」をご紹介します。
A+B=C、という数式があります。
このままでは回答は無限に存在します。
ですが、AとCに数字が入っていたらどうでしょうか?
3+B=10なら、Bに入る数字は7です。
これをマリみてワンドロに置き換えます。
お題=A、オチをCとします。
そして、本文をBとします。
お題はマリみてワンドロのアカウントから発表があります。
そして、話のオチを考えれば、あとはオチまでの本文を埋めていけば良い、ということです。
僕のSSは、落語のように「オチを言えば幕が下ろせる」ように心掛けています。
そして、オチはタイトルと連動させて、話の面白さは別として「はねおかはこういう話にしたかったのか」というのが伝わるように書くのをモットーとしています。
そしてタイトルは、基本的にはバラの品種名や植物の学名、花言葉などから採るようにしています。
ということで、実践編を。
お題は10/5の「キンモクセイ」から。
キンモクセイ、ということで、まずはキンモクセイの名前や花言葉の由来を書き出していきます。
花言葉は「謙遜」「気高い人」ということで、前者なら志摩子さん、後者なら祥子さま辺りが適任でしょうか。
僕が今回引っかかったのは、学名のOsmanthus fragrans var. aurantiacusです。
「Osmanthus fragrans」はギンモクセイの学名で「香りのする木」といった意味でしょうか。「var.」は変種を示す学名です。そして「aurantiacus」は、ラテン語で「オレンジ色の~」という意味です。
合わせると「ギンモクセイのうち、オレンジ色の品種」といった感じですね。
オレンジ色の、ということで、ここから黄薔薇姉妹と、夕日のオレンジが思い浮かびました。
黄薔薇姉妹だと、誰を入れましょうか。
江利子さま?令さま?
ここは、今後の出番がない菜々を書いてみましょう。
菜々をメインに据えるなら、由乃さんもセットにしましょう。
という事で、オチは「由乃さんに甘える菜々」「夕日のオレンジが照れる菜々の頬を染めていく、みたいな感じ」という方向で決まりました。
後は合間を埋めていきます。
折角のお題がキンモクセイなので、キンモクセイも出します。
となると、一緒に下校中にキンモクセイに出会う、という感じでいきましょう。
といった感じで本文を埋めていきましょう。
さあ、出来上がりです。
これで大体一時間かからない程度でしょうか。
他にも、お題:ハローグッバイでは、YOASOBIの三原色を聞いていて話が思い浮かびました。
三原色といえば、いわゆるRGB(赤緑青)が有名ですが、マリみてで3つの色といえば赤白黄でしょう。
このように、音楽から話が思い付くこともあります。
このように、創作のネタはどこに転がっているか分かりませんので、それを取りこぼさないこと。
普段から何かから話を作るための変換作業をしておくと、一時間で納めることも平気になってきます。
皆さんもマリみてワンドロ、ぜひ参加してみてくださいね。