プロ意識〜和久津晶プロに会って
Мリーグの2024〜2025シーズンまであと少し
セガサミーフェニックスは血の入れ替えをしてきた
各Мリーガーも調整に余念がないことだろう
それはさておき
僕が見たいと思えるプロ雀士が減ってきている
僕もリーチにはこだわりがあるから村上淳プロを応援していた
雀風は違えど「Мリーグに戻りたい!」とアピールする石橋伸洋プロの姿勢は素晴らしかった
そして今回の話題の主、和久津晶プロも―
自分がなんで和久津晶プロを応援してたのかは理由は分からない。 黒ギャル好きだからだろうか?
超攻撃型アマゾネスという異名を引っ提げて登場したが、雀風はよく分からなかった
一度だけ国士だかを、テンパイかイーシャンテンまで漕ぎ着けたが、アガれず苦笑しながら手を伏せたのを覚えている
同じ連盟の高宮まりプロの方が超攻撃型だった
僕には超攻撃型というより繊細な麻雀なんじゃないか?と思えた
彼女は毎度違う髪型をして我々を楽しませてくれた
「髪型で遊ぶより麻雀をやれ」とTwitterでは罵声が飛んだが、僕は楽しかった
朝倉康心プロのアミバも僕は賛成派だ
日本プロ麻雀連盟では、巣鴨にフロアを持ち、麻雀教室や麻雀大会を開いている
お目当てのプロが出る日には、僕も参加した
数年前のある日、和久津晶プロが来ると知って、僕は巣鴨に急いだ
開始時間の少し前に着いた僕は、ビルの前に立っていた
その時だった
(和久津さんだ!)
Tシャツにダメージジーンズをキメた和久津晶プロが歩いてきた
賞金がかかってる訳でもない(連盟から御駄賃が出るのかは知らないが)し、カメラがある訳でもない
それでもカッコよくスタイルをキメていた和久津晶プロは輝いていた
初めて麻雀プロにオーラを感じた瞬間だった
慌てて追いかけてエレベーターに乗ると、僕の他に2〜3人の年配の方がいた
和久津プロは「何階ですか?」と声をかけていた
(プロだ)
他の人だってそれくらいの事はするだろう
僕だってボタン側に立てば行き先くらいは聞く
ただ、言いようのない高揚感のような、そんな感情を抱いた
7階の日本プロ麻雀連盟巣鴨道場に着いてからも、彼女は笑顔で人々と接し、写真撮影にも気軽に応じていた
紛れもなく、プロ雀士だった
見られること
誰かを楽しませること
コレへの感度が、プロだった
世間の評価は分からない
それでも、僕が帰るまで、彼女の周りから笑顔が絶えることはなかった
僕は胸を張って言う
和久津晶プロの大ファンです、と