季重なりチェッカー説明書(試作三号機ver)
お知らせ:新しいチェッカーがあります!
新しい季重なりチェッカーを公開しました。(2022年12月)
最新版のリンクはこちらとなります。
以下は2022年7月に書いた内容となります。
説明書(試作三号機ver)
俳句は季語を入れますよね。
でも、むやみやたらに入れたらいいわけでもないんです。
一句の中に季語は一つが望ましいとされています。
二つ以上季語があることを「季重なり」と言います。
これは絶対のルールではなく、二つ以上季語を使った名句もあります。
しかし相当上手に詠まないと作品のキズになりやすいようです。
そのためなるべく避けた方が良いとされています。
……そんなこと言われたって、そもそも初心者はどんな言葉が季語か知らないのだから避けようがありません。
食べ物も鳥も植物も人工物も。
あらゆるものが季語になっています。
その全てを初心者のうちから把握するのは不可能です。
なので、季重なりを避けるためのツールを作ってみました。
それが季重なりチェッカーです。
基本の使い方
季重なりチェッカーはウェブ上で動くウェブアプリです。
インストール不要でネット環境があればご利用いただけます。
URLはこちら。
https://tanoin.com/kigo/kigasanaritest.html
(記事の下の方でも再度リンクカードを掲載します)
ページを開くと俳句記入欄があります。
俳句を書いて実行ボタンを押すだけで季語をチェックできます!
記入欄の仕様
記入欄には別に俳句を全部書かなくても大丈夫です。
確認したい語句だけを入力してチェックする使い方もできます。
反対に俳句より長いものを記入することも可能です。
ただし入力できるのは最大40文字までです。
めちゃくちゃ長い文章を入れることは想定していないので文字数制限を設けています。
季語リストについて
反応する季語のリストは私が雑に作ってしまいました。
一応、知名度の高い季語であれば大方反応します。
初心者の方が季語と気付かずに使ってしまいそうな語を中心に採用しています。
(しかしその過程でやたらマイナーな季語も紛れ込んでしまったのが反省点)
一部の季語はひらがな表記やカタカナ表記に対応しています。
(対応していない季語もたくさんあります)
送り仮名も含め様々な表記に対応しようとはしたものの完全ではありません。
表記によっては反応しないことがあることはご承知ください。
季語リストについてはいつか改修したいと思っているものの、予定は未定です。
誤検出について
季重なりチェッカーで検出される季語は絶対ではありません。
誤検出もあります。
たとえば「思春期」という語。
この中の「春」に反応して、季語と勘違いしてしまいます。
このように単語の中に含まれる文字に反応する誤検出は頻出パターンです。
変な反応をしている時は誤検出を疑うようにしてください。
対応策は考えているものの、実装までに必要な作業が多く時間がかかるため未定です。
また、ひらがな表記・カタカナ表記かつ3文字以下の季語があった場合は「季語かも」という扱いで検出されます。
たとえば「蜂」を「ハチ」と書いても検出できるようにした場合、忠犬ハチ公にも反応してしまいます。
このようなパターンの誤検出の可能性を考慮して「季語かも」という扱いになっています。
さいごに
現行バージョンは試作三号機と銘打っています。
様々な問題を抱えつつも一応動作する状態にこぎつけた状態とご理解いただけますと幸いです。
改修には時間がかかるためアップデートは当分先になります。
ただ方向性は決まっているので改修内容の予告を出しています。
ご興味がある方はどうぞ。
そして最後に季重なりチェッカーへのリンクを再掲します。
ウェブアプリですので、インストールは不要。
私のサイトにアクセスするだけでご利用いただけます。
ブックマーク(お気に入り登録)していただけるといつでもすぐにアクセスできて便利かと思います。
https://tanoin.com/kigo/kigasanaritest.html
最新版はこちら↓