最高ではないけれど快適な音楽ライフ
スマホを使って、部屋でそれなりにいい音質の音楽が聴きたい。たまには、自分の娯楽にお金を使ってもバチは当たらないだろう。失敗したくないので、かなり真剣にBluetoothスピーカーを探した。
結果、悪くない買い物ができたと思っている。今回、スピーカーのレビューをしたいわけではなく、スピーカー選びの根本を問いただしたい。
わたしのスピーカー選びは迷走を続け、第一候補を何度も変更した末、意外な製品にたどり着いた。最終的には、選ぶ基準がまったく変わってしまったので、わたしと同じような暮らしをしている人にも参考になるかもしれない。
スピーカーというと、多くの人が一番に重視するスペックは音質ではないかと思う。しかし、いきなりそこが怪しい。本当にハイスペックな音質は必要なのか?
わたしがマンション暮らしだからという事情があるが、ぜんぜん大きな音が出せない。音量にかなりの制約がある以上、そもそも音源のポテンシャルが引き出せない。
アマゾンのレビューなどを見ていると、こだわる人は本当にこだわるから、音質の説明ばかりに目が行ってしまうのだけど、わたしのように音量を絞って聴かなければならない人間はそこまで重視する必要がないのでは?
そうなってくると、据え置き型のスピーカーである必要がなくなる。スピーカーを気軽に動かせるなら、スマホでぱっと聴きたいという要望にも合うので、願ったりかなったりだ。
では、移動できるサイズのものにするとして、どういうものを選ぶのか? 過剰音質は必要ないが、かといって、質が悪すぎる製品を買っても意味がない。
移動しやすいと矛盾するようだけど、なるべく大きいサイズのスピーカーを買うことがポイントだと気づいた。ネットでいろいろ調べると、どうも音質はある程度スピーカーの大きさと比例するものらしいのだ。
ということは、移動型の中で、自分が許容できる大きさMaxのものが最適な製品である可能性が高い。わたしの場合は、あくまでマンションの中での移動だから、ある程度の大きさ、重さでも問題がない。
お、取っ手付きのものがある! これは運びやすそう。というわけで、この製品がわたしの相棒になった。
少々重い ⇒ 取っ手があるのでまあ問題ない。
ボーカルがちょっとこもるかなあ ⇒ スマホアプリのイコラザー機能で調整可能
音の好みはどうしてもあるし、どういう部屋で聴くかでも印象が違ってくるので、使いやすいイコライザー機能は必須だと思う。
わたしは、スピーカーの取っ手を持って部屋をさまよい、奥さんと子供の邪魔にならないようなポジションを探す。それから横になり、Spotifyから控えめなボリュームで音源を再生する。
最高ではないが、快適な音楽ライフを送っている。
※音楽の話をもっとたくさんしたい。Xでもぱらぱらつぶやくからよろしくね!(最近ちょっとだけ人気者)