noteブレイク戦略(波を起こす編)
スキが50を超えた記事を自分なりのヒット作とするなら、「叛逆のおすすめ音楽」がヒット作のひとつだ。
なんだったけ? と中身を確認すると、音楽の話というよりはブログ運営の話だった(こういう中身が不明なタイトルはよくないですね……)。
なお、わたしの最大のヒット作(自己紹介記事を除く)は「ひと月でフォロワー数が30倍増えた件」というチャラい記事で、こちらもブログ運営に分類される。
間違いなく、ブログ運営の話は需要がある。誰だって自分の作品を多くの人に見てほしいし、フォロワー数を伸ばしてアカウントの見栄えをよくしたい。当然の願望だと思う。
ただ、ブログ運営の話をわたし程度のアカウントが扱っていいのかという問題があるのだけど、もしかしたら、もがいているからこそ価値の出る話があるかもしれない。
ときどき、わたしの格闘をみなさまと共有したいと思う。いくぞ、リトルスターズ!(バンドっぽく呼びかけてみた)
※ ピロウズのバスターズのぱくり
自分だけの生き方を、ロック手前のゆるさで追求する人たちがリトルスターズだ。一緒にリトルスターウォーズの旅に出よう。
自分だけの生き方は、それがどんなに小さなものであっても戦いになる。それがリトルスターウォーズだ。もちろん、ドラえもんの映画のパクリだ。どうでもいい言葉の説明で終わってしまいそうだ。
【Mini Column】この記事のドラフトはかなり前に書いていまして、このときの発想が現在のリトルスターズの言葉の使い方だったり、メンバーシップのタイトルになっています。
他人様の記事を勝手に紹介する企画!
メンバーシップ(というより、有料記事がお得に読める料金体系)!
さて、わたしはこのブログを波のようなイメージでブレイクに導きたいと考えている。
そもそもコンテンツの型には、フロー型とストック型がある。
フロー型は、文字どおり流れていくもの。そのときの旬の情報が流れて行ってそれでおしまい。𝕏なんかのSNSがまさにそう。いちいち過去のツイート(ポスト)を掘り返すことはしない。
今の出来事、今の気持ちが流れて、それがリアルタイムのエンターテイメントとして消費される。いかに話題をとらえるか、瞬間的な共感を生むかがポイントとなる。成功のKPIは「IMP」(インプレッション:どれだけ数多く見られたか)。
実際、今はIMPが収益に直結する仕組みになっている。ちなみにわたしはフロー型が苦手。SNSもビジネスも。𝕏のアカウントのほうはさんさんたる状況だ(今はフォロワー数3000人)。
それからストック型。フロー型に比べると、長期にわたって読まれることを前提としている。
賞味期限が比較的長く、1週間後に読まれても1月後に読まれても価値が変わらないため、時間が経っても評価が積み重なっていく(ストック型のKPIは、過去記事のビュー数がふさわしいのではないかと思っている)。
さらには、ある記事を読むことが別の記事を読むことを促すので、関連性のある良質な記事が多いほど評価は増えていく。ブログは、記事の長さと情報密度の高さから、基本的にはストック型に向いている。
フロー型に近いブログ記事ももちろんあっていいが、わたしはせっかくブログという形式で勝負しているのだから、極力ストック型の方向にもっていこうと考えている。つまり、
① 時事性を排除して、時間に対する強度を上げる
② 記事と記事のつながりをよくして、ある記事とある記事を合わせて読むとさらに楽しくなるようにする
①について補足する。
わたしはそのときの旬のネタをほとんど使っていない。たとえば、転職が多いのでいろいろな職場の話をネタにしているが、10年前、20年前の話をばんばんしている。
最初から古い話だから、錆びようがない。
人とは何か? 幸せとは何か? みたいな話なんて数千年もつ。
音楽の話も、スピッツやピロウズなど、時間が経つほど評価されそうなアーティストを扱っている(たんにそういうアーティストが好きだというだけだが)。
自分の趣味の問題も大きいが、どれも極端なストック型の記事になっている。
ストック型の記事には問題もある。というか、大問題だ。ストック効果が発動するまで時間がかかりすぎる!
ある時点で、ある評価がまた別の評価につながり、ある記事がまた別の記事につながりと、波がどんどん大きくなっていくと思うのだが、それがいつなのかわからない。
そして、本当にそうなるかもわからない。大前提として、ひとつひとつの記事が評価されるに値する記事でなければならない。
本当に起こるかもわからない波を延々と待つなんて、鬼神のような精神力が必要となる。この点だけは本当にロックだと思う。
それでもついてくるか、リトルスターズ? 出かけようぜ、この壮大なリトルスターウォーズに。
現時点で、いったいどれだけの観客が残っているだろうか?