アルコールマンがたどり着いた究極のセット deluxe ver.
繰り返しになりますが、ロックスターは、酒×金×女と定義されます。
あまりにも求めるものが得られないため、消去法で、酒ばかりになりました。
そんな偽ロックスターが、ほぼアル中状態でアルコールを飲み続けてきた人間が、ようやくたどり着いた飲み方の完成形をご紹介します。
「サッポロ黒ラベル(ALC5%)」→「キリン本搾りピンクグレープフルーツ(ALC5%)」→「キリン本搾りグレープフルーツ(ALC6%)」
アルコール度数の順に、この順番で飲みます。
※体調や気分によっては、2本目で止めます
何か理由があってこの形にしたわけではなく、長い(アルコールの)旅路の末、気が付けばこの形になっていました。この組み合わせが一番うまい。もうずっとこれでいいと思う。
好みと言えば好みですが、それなりに理由もあります。
まずビール。
画像が粗くて申し訳ないですが、実はビールはかなりバラエティがあって、俯瞰するとこのような図になるそうです。
多くの人がイメージするビール、「スーパードライ」「プレモル」「一番搾り」なんかは、図の中央やや左にピルスナーというジャンルがあるけど、全部ここに固まっている。つまり、ビールのごく一部をもってビールと思っているわけです。
だから、もうちょっといろいろ知ろうぜ、となるわけですが、海外のいろいろなビールが格上というわけでもなく、一周して、「ジャパニーズ・ピルスターはなんだかんだいってうまい」という結論にもなり得ます。
そのジャパニーズ・ピルスナーも、狭い領域ながら、それぞれの銘柄で特徴があって、スーパードライは辛口だったり、一番搾りは甘味が感じられたりするのですが、黒ラベルはその中でもパーフェクトなバランス型(と思う)。まさに北極星を描いた五角形のラベルのように。
毎日飲んでも飽きが来ない。絶対に間違いがないという圧倒的なメリット。という理由で、一本目が黒ラベルなのですね。
次の、キリン本搾りは、友人のアルコール師匠がいうには、余計な混ざりものが入っていないそうです。たしかに飲むほど美味しく感じてきて、他のチューハイは甘ったるくて、受け付けないようになりました。
その本搾りのシリーズのなかでも、最初は定番の「レモン(6%)」や「グレープフルーツ(6%)」を飲んでいたのだけど、なるべくアルコール度数の低いものを求めているうちに「ピンクグレープフルーツ(5%)」にたどり着き、最近では一番美味しいと感じるようになりました。もともと好きだった普通のグレープフルーツが次点。
ちなみに、ピンクグレープフルーツにしたとて、アルコール度数が1%下がるだけなのですが、アル中の完全体にあらがっている人間としてはこの1%が大事。0.5%でも喜んで刻みます。
アルコールあるあるだと思います。
このセットを明日も飲み、あさっても飲みます。
日常にちょっとした幸せを求めるアル中として。
スピッツが大好きなアル中として。
「ささやかな喜びを、つぶれるほど抱きしめて(from チェリー)」
本搾りだけに。
【24/5/26追記】
ついに長年の無理な飲み方がたたり、この究極セットが飲めなくなりました。めったに飲まない状態であれば、アルコール度数を下げても美味しく感じます。以前はイマイチだった「スーパードライクリスタル(3.5%)」が美味しいです。
究極セットよ、君を忘れない。いつかまたこの場所で君と巡り会いたい。