社歴が長いほど優遇される問題
転職を繰り返してきたからこそ見える労働市場の構造的な問題がある。それが「社歴が長いほど優遇される問題」だ。
時代が時代なので多少は和らいできたと思うが、特にメーカーにおいてはいまだ根深い。手始めに「転職する人間はなぜまた転職するのか」の問いについて考えたい。
長らく「根性がないから」と言われてきた。シニアは令和になってもそう信じている人が多い。
次に「一度転職するとハードルが低くなる」。これはまあ、あるだろう。転職をまったくしない人と複数回する人の間には、このハードルの差があると思う。なお、わたしにとってはハードルなどないに等しい。目の前にはひたすら平らな大地が広がっている。
ここから先は
1,343字
¥ 200
ぜひサポートしてね! もっと面白いロックスターに育ちますよー!