愛とは何か?ジョンレノンの詞に追加
先日の書籍に絶望している。
「グッド・ライフ」
ひとの幸福 or 不幸を決めるものは何か? 多様な人々を何世代にもわたり追跡調査した究極のプロジェクトの話。
結論を言えば、幸福なひとに共通しているものは、良好な人間関係(とそれを継続しようとする努力)。逆に、不幸な人にはそれがない。全編を通して、登場人物のエピソードとともにその結論が繰り返し語られる。
わたしは、パートナーとの人間関係構築の章に打ちのめされた。
他の章と同じく、幸福な例と不幸な例が紹介されているのだけど、わたしは完全に後者だった。
幸福な例の登場人物は、「パートナーは理解者、親友、ふたつでひとつ」とか言うのだけど、そんなことあるのだろうか(歯の浮くような台詞……)。
冗談だと言ってほしいけど、ぜったい本気ですよね。
不幸な例の人が同じく夫婦関係についてワードを並べましたとさ。
・緊張感
・不寛容
・(これ以上つらくて書けない)
だいたいの人はこっちじゃないの?
知らぬ間にわたしの人間観がそうとう歪んでいたようです。
わたしの鬼嫁フィルターをクリアしたエピソードしか、SNSに表示されなかったのかもしれん。なんというフィルターバブル。
わたしは絶望し、不幸な人向けにいくつか書かれている改善法にも絶望した。
ダメ人間にはレベルが高すぎる。
それでも、ゆいいつ、わたしレベルのダメ人間にもできそうなことがあった。
もうこれを愛としてしまうしかない。選択肢がない。
ジョンレノンは名曲「Love」の中で、愛をさまざまな角度から歌った。
Love is real, real is Love
Love is touch, touch is Love
Love is feeling, feeling is Love
いろんな「Love is XX」があると思う。
わたし、偽ロックスターが愛を語るならば、
Love is attention
と理屈っぽく書き起こすしかない。
Attention、すなわち、注意。相手のことをよく観察するということ。
「注意を払う」とはよく言ったものだ。
注意の本質は時間だ。時間とは、自分が持っているものの中で、もっとも貴重なもの。お金で買うこともできない。
自分ではない誰かに向けて、その貴重なAttentionを消費するというのは、愛情でしかない。
緊張感があるかもしれない、不寛容があるかもしれない、だけど相手の行為の中にはきっと優しさもある。
愛というAttentionで、その優しさに気づく。
(優しさに限らない。心配事、興味・関心事、ささいな心の動き、何かに気づいてあげられればそれでいいと思う)
気づいたなら、それを言葉にする。
I love youはいらない。ただ気づいたことを言う。わたしが名付けたAttention理論によれば、その台詞が(I love you)なのだから。
もうわたしにはこれしかない。
炸裂しろ、消去法
Love is attention
Attention is Love
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