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【投資】イシバルス、配当の意味、株主優待

昨日(9/27金)の総裁選は、すごい動きでしたね! 石破氏、進次郎氏、高市氏の三つ巴。わたしは会社のデスクにいましたが、日経新聞電子版で動きを追っていました。

午後、株価が上がりだす! これは……高市氏が優勢なのか?

午後から急騰

1回目の開票が終わり、進次郎氏が敗れる! その時点では高市氏が1位。しかし、よく見ると議員票では進次郎氏が1位だった。ということは、進次郎の議員票がどう流れるか次第だから、勝負はまだわからない!

決選投票の開票がはじまる。日経のライブ動画で、新総理が呼び上げられる直前、思わず、イヤホンをつないでしまった。高市氏、敗れる!
そして、イシバルス!

石破氏前(左)、石破氏後(右)

すごいオチだ。イシバルスの神フレーズを一瞬で生み出すXが好き!

しかし、どうなんでしょうね。株価が動きすぎ……。
まあ、成長重視の高市氏と財政規律の石破氏はあまりにも対照的でしたからね。個人的には、石破氏は高齢者層からの支持が高いこともあって、「変わらない日本」をイメージしてしまいます。

社会トレンドの専門家が2050年の世界を予想した著書の中で、「日本はおそらく内向きに閉じ続けるだろう」のような書き方をされていましたが、やっぱりそうなのかもしれないな……と思わされました。

わたしが国内小型株中心の投資手法を変えることはありませんが、いっぽう長期目線で、インデックス投信の積立も行っており、長期目線のほうは、日本ではないな……と、今回のことからも思いました。

さて、テーマを変えて配当の話です。先日、会社の若手社員から「高配当株ってどれくらいの配当のことを言うんですかね?」と聞かれ、「うーん、今は4パーセント以上じゃないかな……」と答えましたが、本当は考え方がもっともっと複雑です。

「配当メインで株主に報いる方針なのか」「配当でしか報いることができないのか」「無理して配当を出していて、やがて株主価値を毀損する可能性が高いのか」などパターンがいろいろあります。

そもそも配当だけで、会社を評価することはナンセンスで、株主へのリターンは「ROE+株主還元(配当と自社株買い)」で評価する必要があります。

思いっきり単純化すると、利益を伸ばしてくれればよくて、利益を伸ばすチャンスがないときは配当で還元してくれればいいのです。

ただ、利益を伸ばすチャンスの有無は社外からはよくわからないので、安定して配当を出せることは経営手腕のひとつとして評価してよいと思います。必ずしも高配当である必要はない(個人的には配当利回り2%以上でOK)。

高配当そのものに注目する場合は、財務状況と業績の安定度を合せて見たほうがよいと思います。

(ざっくり)健全な高配当株かどうかの見分け方

  • 配当利回り:4%以上

  • 配当の継続性:10年間の配当を見て減配がない(特別配当が出ている年もあるので1年減配があっても問題ない)

  • 安定した業績:10年間の経常利益が安定している(その期間に10-20%くらい伸びているとベター)

  • 財務健全性:(有利子負債ー現金)が経常利益1年分くらいに収まっている

なお、キャッシュリッチなのに、配当利回りが極端に少ない場合は、何かガバナンス上の問題を抱えている可能性があるので気を付けたほうがいいです(株価が伸びていればいいですが……)。

こういう会社が株価低迷を受けて、配当政策に触れずに、今後はIRを充実させますと言っているのを見ると、詐欺に近い心理を感じてしまいます。

最後に株主優待について。わたしも株主優待は好きですが、株主優待目当てに株を買うことは自分に禁じております。なぜなら、株価形成のメカニズムが株主優待によって歪んでしまい、正しくバリュー度合い(割安さの度合い)が計算できないからです。

もちろん、業績ベースで企業価値を計算して、通常の投資判断をくだしたうえで、株主優待があるなら喜んでいただきます!

昨年、もらった株主優待の中では、穴吹興産さんの讃岐うどんが一番ありがたかったです(カタログの中からいろいろ選べます)。

株主優待を目当てに投資をする場合も、配当のところで書いた考え方は有効ではないかと思います。配当が、(配当+優待)に置き換わった感じでしょうか。優待は「個人投資家向け配当」のようなイメージでとらえてもよいと思います(機関投資家は、優待はいらないので)。

それでは、今週はこの辺で。続きは、Xでお会いしましょう!

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