もうかるESG!
ESGのロジックを正しくとらえよう!
本職だったがゆえに、なかなか書きにくかったテーマだ。今さらだがESGと言うとき、一般的には、環境・社会・ガバナンス(企業統治)を考慮した経営を指す。
企業の社会的責任である「CSR」と何が違うのかといえば、中身は変わらない。だが「ESG」には、ESGを強化することで企業はいっそう「もうかる」というロジックがともなう。
だから、これだけ広く投資家や企業に受け入れられた。といっても、一般の人にはまったく馴染みがないだろうけど。わたしは電車の移動中にサラリーマンがESGの言葉を口にするのを1回しか聞いたことがない。
ESGに真面目に取り組むことに意味はあるのか?
このESGが今、瀬戸際の状態にある。欧米で政治問題化してしまったという背景もあるが、シンプルに「もうかる」と言っていたのに「もうからなかった」からだと思う(特別な超過リターンがない)。今回は、ESGの是非を問いたいわけではない。投資家として「もうかるESG」は何かを考えたい。
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