え〜!それ詐欺?
〜詐欺ってどういうものなの〜
詐欺とは、人を騙して、自分が利益を得たり、他人に利益を得させることです。
コンピューターに嘘の情報や不正な指令を与えて、同様に利益を得たり、得させる電子計算機使用詐欺があります。例えば、
①不正な入力で機械を騙して、預金残高を増やすような行為
②虚偽の情報を提供して不正なサービスを受けるような行為
などですが、ここでは触れません。
詐欺というものには流れがいる!
詐欺というからには、
・欺罔行為
・錯誤
・処分行為(交付行為)
・利益の移転
という流れが必要です。さらにこの流れには因果関係がなければいけません。
欺罔行為って?
人を錯誤に陥らせるために不実のことを告げることです。特定の人でなくても広告宣伝のように不特定の人に向けてなされることもあります。
錯誤って?
不実のことを告げられて認識したことと、事実が異なっている状態のことです。
欺罔行為によって錯誤したことが重要です。これがなければ詐欺罪にはなりません。
処分行為って?
欺罔行為によって錯誤に陥り、任意に財物や財産上の利益を処分、あるいは交付することです。
(暴行などを加えて無理やり奪えば強盗です。暴行などを加えて交付させれば恐喝です。騙して交付させれば詐欺です。)
利益の移転って?
財物や財産上の利益が欺罔者側に移転することです。
(これで詐欺罪が既遂となります。)
詐欺
刑法第246条
罰則:10年以下の懲役
親族間の犯罪に関する特例