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🌟2024年自選短歌


自己紹介がわりの2024年自選短歌です🌟

いっこ、にこ、たいせつそうに数えては路傍の石を貴石にしてゆく

手裏剣と紙ひかうきを武器のごとたづさへてゐる魔の三歳児

すこしだけ元気が出た日曜の午後あかるい日陰においたサボテン

会ったことないのに短歌で結ばれてあなたを友と呼べるうれしさ

今日はもう電池を抜いてあげますね 心はゆつくり満ちてゆくでせう




こちらは、B面ベスト的な自選五首。
もしかすると、こちらの方がよりわたしらしさは出ているのかもしれません。

初デエトは湖底の遺跡を巡りませう(小雨ノ場合ハ決行シマス)

なきがらをかくしたのです、あぢさゐのあをあをと咲く寺のお庭に

波跡をきみのなみだの跡としてそよと夏宵ゆつくりたどる

降り積もる言の葉の果ていづこにや日不見ひみずとなりて掘り進みたり

吾が指をタクトのやうに父が振りカシオペアから北極星ポラリスたどる

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碧乃 そら
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