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HANDY SYSTEMS マンスリーレポート | 2024年12月号(2024年12月1日~12月31日)

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。
今月もHANDY SYSTEMSの自動売買システムの運用状況と市場分析についてご報告させていただきます。


1. 私たちからのメッセージ

HANDY SYSTEMSは「Always with you」という理念のもと、お客様に寄り添った自動売買システムの開発・提供を行っております。
市場環境が厳しい状況下においても、一貫した運用方針と堅実なリスク管理により、お客様の資産形成のお手伝いを継続してまいります。

2. 2024年12月の市場環境サマリー

GBP/JPYの相場動向と特徴

2024年12月のGBP/JPYは、上昇トレンドが継続しました。月初190.710円からスタートし、月の後半にかけて着実に上昇、12月39日には198.950円まで上昇する場面も見られました。その後、月末にかけて一部利益確定の売りに押される展開となり、196.65円近辺で月を終えています。

月間の値幅は約8.2円(820pips)に達し、11月に続いて大きな値動きとなりました。特徴的なのは、月を通じて大きなトレンドを形成しながら、その中でも短期的な揉み合いや反発を繰り返すボラタイルな相場展開となったことです。

参考情報:Yahoo!ファイナンス GBP/JPY チャート

3. 主要なマーケットイベントとその影響

1. 金融政策動向

12月の金融政策では、日銀が現行の金融緩和策を維持しましたが、マイナス金利政策の修正に関する観測が強まり、円高要因となりました。
特に植田日銀総裁の発言をめぐる思惑から、円買い圧力が強まる展開となりました。

一方、イギリスでは、12月の英国CPI(消費者物価指数)が前年比3.9%と市場予想を下回る伸び率となり、インフレ圧力の緩和が確認されました。
BOE(イングランド銀行)は金融引き締め姿勢を維持しつつも、今後の利下げ観測も出始めています。

2. 経済指標と市場動向

12月の市場は、以下の重要な経済指標の影響を受けて推移しました:

  • イギリスの雇用統計では失業率が若干上昇し、賃金上昇率も鈍化傾向

  • FRB(米連邦準備制度理事会)の2024年の利下げ観測が強まり、主要通貨全般に対するドル安圧力が発生

  • 年末の低流動性による相場の変動性増大

3. 国際政治経済情勢

政治経済面では、以下の要因が市場を動かしました:

  • 中東情勢の緊迫化による一時的なリスク回避の円買い

  • グローバルな金融政策の方向性を巡る不確実性

  • 年末の市場流動性低下による価格変動の増大

4. 運用実績の詳細分析

📊EAポートフォリオ構成

  • BLESSING for GBPJPY(マジックナンバー:84001)

    • 通貨ペア:GBP/JPY

    • 時間軸:30分足

    • 取引スタイル:スイングトレード

    • 最大ポジション数:1

📊月間パフォーマンス概要

12月の運用結果

  • 月間純損失:62,792円

  • 取引回数:19回

  • 勝率:36.84%(19取引中7勝12敗)

  • 総損失pips:-620.0pips

  • 平均損失:-8,863円/取引

  • 平均利益:6,223円/取引

Quantity Analizer レポート (1/2)
Quantity Analizer レポート (2/2)

📊取引分析と12月の損失について

当月は62,792円の純損失となり、利用者の皆様に大変心配をおかけする結果となりました。
以下、損失の詳細な分析と今後の対策についてご説明させていただきます。

📝損失の主な要因

  1. 連続損失の発生

    • 12月3日から6日にかけて5連続の損失を記録

    • 特に12月5-6日の期間で約48,000円の損失が集中

    • 急激なボラティリティ上昇期に複数の誤シグナルを検出

  2. 相場環境の変化とショート取引の課題

    • 日銀の金融政策修正観測による予想外の円高進行

    • 年末の低流動性による不規則な値動きの増加

    • トレンド判定の精度低下

    • 特にショートポジションでの損失が顕著

      • 12月5日のSell取引:-15,652円

      • 12月6日のSell取引:-11,632円

      • 12月9日のSell取引:-11,669円

    • ショート時のトレンド判定アルゴリズムの脆弱性が露呈

  3. システムの課題

    • 短期的な相場反転に対する追随の遅れ

    • 利確・損切り水準の最適化の必要性

📈好調だった取引事例

  1. 12月4日のBuy取引

    • 獲得pips:125.1pips

    • 利益額:12,438円

    • 成功要因:短期的な上昇トレンドを的確に捉えた取引

📉改善が必要な取引事例

  1. 12月5日のSell取引

    • 損失pips:-155.8pips

    • 損失額:-15,652円

    • 分析:トレンド転換点での逆張りによる損失拡大

💡即時対応策

  • エントリー条件の見直し

    • トレンド判定ロジックの改良

    • 市場状況に応じたフィルター強化

📊リスク管理の状況

当月は以下の方針でリスク管理を実施しました:

  • ポジションサイズを0.1lotに固定

  • 適切な損切り・利確ポイントの設定

  • 最大ドローダウンの管理(当月最大DD:8.13%)

システム開発状況

💡現行システムの改善

  • 「BLESSING for GBPJPY」のパフォーマンス改善に向けた調整を継続

  • 市場環境の変化に応じたパラメーター最適化を実施

💡新規開発状況

  • 新通貨ペア対応の自動売買システムの試験運用を開始

    • オセアニア通貨を対象とした新システムが好調な滑り出し

    • 12月の試験運用では約7,100円のプラスを記録

    • 取引回数4回で50%の勝率を維持

  • さらなる通貨ペアへの展開を検討中
    ※新システムの詳細については、正式リリース時に改めてご案内させていただきます。

今後の見通しと運用方針

市場見通し

  • 日銀の金融政策正常化プロセスの進展を注視

  • 英国の経済指標と金融政策の動向に注目

  • グローバルな金融政策の方向性

  • 地政学的リスクの推移

今後の運用方針と改善計画

  1. 既存システムの改善(2024年1月実施予定)

    • トレンド判定ロジックの完全見直し

    • プレフィルター機能の強化による誤シグナル低減

  2. リスク管理体制の強化

    • ショート取引の改善策(現在開発中)

      • 下降トレンド判定ロジックの完全な見直し

      • ショートポジション専用のリスク管理パラメータの導入

      • ショート時の利確水準の最適化

  3. 新規開発の推進

    • マルチ通貨ペア対応の拡充によるリスク分散

    • 好調な新システムの早期本格稼働に向けた準備

おわりに

HANDY SYSTEMSは、「Always with you」の理念のもと、お客様の資産運用のお役に立てるよう、今後も精進してまいります。
12月は特にショート取引での損失が大きく、厳しい運用結果となりましたが、この課題に真摯に向き合い、システムの改善と安定性の向上に全力で取り組んでまいります。
現在、ショート取引の精度向上に向けた改善を最優先課題として進めており、来月以降の運用に反映させていく予定です。
ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


※本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としておりますが、投資勧誘を目的としたものではありません。投資にあたってはご自身の判断でお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました
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