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HANDY SYSTEMS マンスリーレポート | 2025年1月号(2025年1月1日~1月31日)

いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。
今月もHANDY SYSTEMSの自動売買システムの運用状況と市場分析についてご報告させていただきます。


1. 私たちからのメッセージ

HANDY SYSTEMSは「Always with you」という理念のもと、お客様に寄り着いた自動売買システムの開発・提供を行っております。
1月は市場の大きな転換点となる重要なイベントが多く、その中でも堅実な運用を心がけてまいりました。

2. 2025年1月の市場環境サマリー

GBP/JPYの相場動向と特徴

2025年1月のGBP/JPYは、大きな値幅を伴う激しい値動きとなりました。具体的には以下のような推移を示しています:

  • 月初始値:195.3000円

  • 月間高値:198.2300円(1月7日)

  • 月間安値:189.2600円(1月17日)

  • 月末終値:192.2700円

  • 月間値幅:約8.97円

月初は堅調な推移を見せ、英国の経済指標改善を背景に1月7日には198.23円まで上昇しました。しかし、1月10日以降は円高圧力が強まり、特に日銀の金融政策正常化への思惑から1月17日には189.26円まで急落。その後、一時194.74円まで回復する場面も見られましたが、月末にかけては再び下落基調となり、192.27円近辺で月を終えています。

参考情報:Yahoo!ファイナンス GBP/JPY チャート

3. 主要な市場イベントとその影響

1. 日本銀行金融政策決定会合

日本銀行は政策金利を0.25%から0.50%に引き上げ、17年ぶりの高水準に達しました。
日本銀行の利上げは市場予想通りでしたが、声明の内容がタカ派的であったため、円買いが強まりました。
これにより、リスクオフの動きが加速しました。日本銀行の利上げ決定後、GBP/JPYは急落し、1月24日には一時194.00円付近まで下落しました。
その後も円高圧力が続き、月末にかけて192円台で推移しました。

2. 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)

スイス・ダボスで開催されたこの会議では、気候変動、地政学的リスク、経済成長などが議論されました。
会議中、米国経済への楽観的な見方が強まり、リスクオンの動きが一時的に広がりましたが、ヨーロッパや新興国経済への懸念がリスクオフの流れを抑制しました。
ダボス会議期間中、GBP/JPYは比較的安定して推移しましたが、リスクオンの動きが限定的だったため、大きな上昇にはつながりませんでした。

3. 米国連邦公開市場委員会(FOMC)

:米国連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を据え置きましたが、声明ではインフレ抑制への継続的な取り組みが強調されました。
FRBの慎重な姿勢が市場のリスクオンムードを抑制し、ドル高・円高の流れが強まりました。
FOMC後、GBP/JPYは再び下落基調となり、月末には192円台で取引を終了しました。

4. 運用実績の詳細分析

📊EAポートフォリオ構成

  • BLESSING for GBPJPY(マジックナンバー:84001)

    • 通貨ペア:GBP/JPY

    • 時間軸:30分足

    • 取引スタイル:スイングトレード

    • 最大ポジション数:1

📊月間パフォーマンス概要

1月の運用結果

  • 月間純利益:11,320円

  • 取引回数:8回

  • 勝率:50%(8取引中4勝4敗)

  • 総利益pips:約113.2pips

  • 平均利益:6,822円/取引(勝トレード平均)

  • 平均損失:-3,742円/取引(負トレード平均)

  • 最大利益:12,210円(1月17-21日のBuy取引)

  • 最大損失:-7,310円(1月21日のSell取引)

  • 月末時点でのオープンポジション:1件(Buy、含み益:3,220円)

📈好調だった取引事例

  1. 1月17-21日のBuy取引

    • エントリー価格:190.215円

    • 決済価格:191.436円

    • 獲得利益:12,210円

    • スワップ収益:242円

    • 背景:月間安値圏からの反発を捉えた好タイミングでの取引

  2. 1月15日のSell取引

    • エントリー価格:191.667円

    • 決済価格:191.367円(利確)

    • 獲得利益:3,000円

    • 背景:日銀政策決定会合を前にした円高進行を的確に捉えた取引

市場環境との相関分析

1. 日銀政策決定会合(1月23-24日)前後の取引

  • システムのルールに基づいた一貫した取引を継続

  • 結果として、大きな相場変動の中でも安定した取引を実現

2. 相場の転換点での取引

  • 月間安値(189.26円)近辺での買いシグナルが好結果

  • システムの一貫した取引ルールが、結果として適切なタイミングでの取引に繋がる

3. トレンド分析

  • システムが捉えた相場のトレンドに従った取引を実行

  • 194.50-195.00円レンジでの明確なシグナルに基づく取引

システム開発状況

💡 BLESSING for GBPJPY

  • 「BLESSING for GBPJPY」のパフォーマンス改善に向けた調整を継続

  • 市場環境の変化に応じたパラメーター最適化を継続

💡新規システム開発

私たちはさらなる収益機会の創出を目指し、新たな通貨ペアへの展開を進めています。
一部のシステムについては既に試験運用を開始しております。
正式リリースについては、十分な検証を重ねた後にご案内させていただく予定です。

今後の見通しと運用方針

市場見通し

  • 日銀の金融政策正常化プロセスの継続を想定

  • G7各国の金融政策の方向性を注視

  • 世界経済の成長見通し(2.7%)を踏まえた運用戦略の構築

運用方針と改善計画

  1. 既存システムの改善(2024年2月に延期)

    • トレンド判定ロジックの完全見直し

    • プレフィルター機能の強化による誤シグナル低減

  2. リスク管理体制の強化

    • ショート取引の改善策(現在開発中)

      • 下降トレンド判定ロジックの完全な見直し

      • ショートポジション専用のリスク管理パラメータの導入

      • ショート時の利確水準の最適化

おわりに

HANDY SYSTEMSは、「Always with you」の理念のもと、お客様の資産運用のお役に立てるよう、今後も精進してまいります。
1月は市場環境の変化に適切に対応し、BLESSING for GBPJPYは堅調な運用実績を残すことができました。引き続き、安定的な運用を心がけてまいります。
今後も不透明な市場状況が続きますが、引き続きショート取引の精度向上になどの改善を継続実施し、来月以降の運用に反映させていく予定です。
ご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


※本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としておりますが、投資勧誘を目的としたものではありません。投資にあたってはご自身の判断でお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました
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