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#49 企業が担う街づくり

TOYOTA WOVEN CITY

2020年1月に日本を代表する大企業のトヨタ自動車があるプロジェクトの概要を発表しました。

聞いたことありますよね?

Woven City」。

プロジェクトの狙い

人々の暮らしを支えるあらゆるモノ、サービスが情報でつながっていく時代を見据え、この街で技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すことで、新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けること。

とのことで、開発と実証を一つの空間で完結させることは、それの社会実装を早め、いち早く近未来を実現することにつながるでしょう。

一体何を実証するのか

自動運転
MaaS(Mobility as a Service)
パーソナルモビリティ
ロボット
スマートホーム技術
AI技術

もう全部未来じゃん。これらは、2000人ほど実際に街に住んで実証するとのことで、前提が完全にリアルな社会。色々な失敗があるだろうけど、得られるものは多いんでしょうね。

『ヒト中心の街』
『実証実験の街』
『未完成の街』

実証内容を見てわかるとおり、実現できたらあらゆるところに手が届き、恐ろしいぐらい快適な生活が待っているでしょう。ただ、これらが社会に完璧に溶け込むのはまだまだ時間がかかるでしょうし、どこまでも実証実験を続けるでしょうから『ヒト中心・実証実験・未完成の街』。

自動運転

この街で一番進めたいのはやっぱり自動運転でしょうかね。世界のTOYOTAなので、自動運転が当たり前の次世代でも車業界を引っ張っている企業であり続けてほしいところです。

自動運転は5G、6Gが普及すれば遅延が少なく、AIの状況判断が良くなり、アクシデントが起きにくくなります。

それでも、万万が一を考えると、ソフトだけでなく、ハードの再構築も必要です。今の道路は人間が自動車学校に通って考えながら運転することで成り立っているので、AIがそれを理解して運転するのは難しいのだろうと思います。

そこで、Woven Cityでは、次のように道路を設置するようです。

150m×150mの正方形の土地が一つの区画になります。そこに、地上3本の道、地下1本の道を用意します。
地上の3本のうち、
1本目は自動運転専用の道。
2本目は歩行者専用の道。
3本目は歩行者とスモール・モビリティが混在する道。
地上は人が関わる移動の道になりますが、地下はモノの移動

正方形で区画割りされることで碁盤の目状になり、カーブや合流などイレギュラーがないほか、自動運転専用の道なので、それはそれは本当に実証実験しやすい環境を整えるようです。

完全な自動運転を目指すなら、高速道路のように絶対に生身の人間が出てこない環境を作ってあげることで、車同士が互いに連携して効率的な道路環境が出来上がりそうですね~。

未来に期待

Woven Cityは着工から1年が経っています。2024年頃に完成予定とのことでまだ2年あります。はよ始まれ~。

日本発の近未来都市が世界で展開されていくのを想像するとものすごく興奮しますね。

「ものづくり大国・日本」頑張れ!


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