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#50 企業が担う街づくり②
野きろの杜
2021年12月、新潟のアウトドアブランド「スノーピーク」は新潟県新潟市西蒲区和納地区で街づくりに参加すると発表しました。
ツイッターでバズってたから知っている人も多いのではないでしょうか。
恥ずかしながら知らなかったのですが、スノーピークが街づくりをするのはこれで3回目みたいです。新潟県新潟市「天野エルカール」(2018年春完成)と山形県山形市「山形エコタウン前明石」(2019年6月完成)。
概要
![](https://assets.st-note.com/img/1646533772964-mcS9UXn9cX.jpg?width=1200)
誕生する複合的な住宅街「野きろの杜」は、約6600坪の広大な敷地内に、34区画の分譲地と8戸の賃貸住宅からなる「住宅エリア」、ショップやイベントを通して交流が生まれる「コマーシャルエリア」、宿泊体験ができる「ゲストハウスエリア」を備えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1646534678818-WZGiVfoJyP.png)
戸建てはこんな感じで売り出すみたいで、賃貸住宅があるほか、ゲストハウスや複合商業施設も建設されるようです。
小さな小さな村のようですね。
コンセプト
野きろの杜のコンセプトは以下の7つとなっています。
野遊びでつながる街
木材の地産地消
アウトドアリビングのある住まい
景観を維持するガイドライン
新しい賃貸住宅の提唱
交流を生み出すマルシェ
8区画の平屋エリア
緑の溢れるマチ
この地域は田園都市で自然との共生を意識している街づくりを展開しているのかと個人的に思っています。
まずは、中央の広場。L字型のデッキテラスが設置されていて交流の場。その下には、焚き火台やキッチンがあり、自宅からキャンプ道具を持ち出してすぐに自然に囲まれてキャンプができる。また、この環境を気に入った者が周りを囲んでいるので、ご近所さんとの繋がりも構築しやすそうですね。子どもがいる家庭が多くなりそうで、子どもの育みにもものすごくよさそう。
メインは住宅。地元の木材を活用して建築し、アウトドアリビングと呼ばれる家にいながら自然を感じられる場所になっています。街中の住宅で取り入れて自然を感じている家庭もあるようですが、野きろの杜では周りがすべて同じコンセプトを持っているので、なおのこと感じ方が変わるのかな。
また、家と家の間には緑道が設けられ、緑に囲まれた裏道・小道みたいなところで、ベンチが置いてあったり、ハーブ園もあると。夏でも涼しくてものすごくゆっくりできるんでしょうね~。
また、南側の8区画は全て平屋で統一。1km先まで田んぼが広がっているようで、他の住宅エリアよりもさらに自然を感じられる。豊かな田舎暮らしって感じがします。
交流がメイン
家に籠るのではなく、自然と共生する。コミュニティ内で交流する。共有スペースが多いことから密接な関係を築きたい人にはぴったりですね。私はご近所さんと交流するとか経験したことはないですが、昔の日本ではご近所さんの繋がりが強いのは想像に難しくないのではないでしょうか。何となく温かみがあっていいですね。