【横浜人形の家】人形を通して世界と時代を巡る【前編】
こんにちは。
「横浜人形の家」という施設を知っていますか?
ここは世界各国の人形やぬいぐるみを1万点以上を収蔵する、人形専門の博物館です。
私は高校生の頃に社会科見学で一度訪れていたのですが、ぬいぐるみやお人形への愛がさらに深まった今、もう一度見てみたいなと思い横浜周辺の散策も兼ねて行ってきました。
横浜散策の様子はコチラ↓↓↓
山下公園を抜けて人形の家に繋がる橋の方へ向かうと、このような案内が。
山下公園からそのまま行けるのは良いですね。
(山下公園通りから階段orエレベーターで行くこともできます。)
着きました!横浜人形の家!!
入り口近くにある像。
童謡にもなっている「青い目の人形」や「赤い靴」は、横浜がゆかりの地なんですね。
私はここへ一緒に来てくれる友達や恋人がいないので、今回は同行者としてチムたんを連れてきました。
チムたんも一応“人形”の類なので、一緒に仲間のお勉強ができたらいいな。
さて、いよいよ横浜人形の家入り口。
受付で入館料おとな400円を支払い、順路等の説明を聞いて、いざ入館。
フラッシュを炊かなければ館内撮影OKだそうです。
なので、ここからは私が独断と偏見によりチョイスした、皆様にぜひ見せたい人形の写真たちを紹介します!
ちなみに、人形についてのためになる知識などは実際に行って学んでいただきたいので、ここでは何の役にも立たない私の直感的感想のみ述べていきます。
まず入ってすぐはこんな感じ。
そう、この真ん中にいるのこそ
私が高校生の時に訪れた際にも撮影していた人形です。
当時も全く同じように、「前髪の生え際めちゃくちゃ手前にあるな」と思っていました。
こちらは、童話「赤い靴」をモチーフにした創作人形だそうです。
どこか切ない表情が美しいですね。瞳はなんと手描きとのこと。
着ているお洋服も細部までとっても綺麗で、後ろ姿も素敵です。
このスペースを過ぎると、今度は地域ごとに世界各国の人形を見ることができる展示と、日本各地の人形の展示に分かれます。
手前はオセアニアの人形から。
わ、エケコ人形。これ、小さい頃に見た雑誌の怪しい広告ページに載っていてすごく印象に残っています。
顔と体つきのギャップがすごい。
後ろの人も含め、体がやたらモコモコしててなんだか可愛らしく見えてきます。
すごい横目で見るじゃん……。
続いてアジアの人形たち。
これを見て、なぜかイカゲームに出てくる人形を思い出しました。
後から調べてみたら、前髪の短さ以外はそこまで似てなかったです。
こういう色々な国の人形を見る時って、それぞれ着ている服も民族衣装感があるのが楽しいんですよね。
ヨーロッパの人形は、特に刺繍などが可愛い。
どれもお洋服まで可愛いです。
ポージングすごいな。
唐突な可愛すぎるキス。
この奥からはアフリカの人形ゾーンになるのですが、また雰囲気がガラッと変わります。
これが主な世界の人形コーナーで、この向かい側は日本国内の人形展示になっています。
伝統的な“こけし”たちが、これでもかと集結しています。
たまに寝かされてるこけしがいて可愛かったです。
こけし以外にも、各地域の名産的な人形も展示されています。
日本らしさが溢れたコーナーでした。
この世界の人形と日本の人形が壁沿いに展示されたこの部屋の中央には、
超精巧なドールハウスが飾られています。
これほんと、見入っちゃう。
まず風呂場前の脱衣所的なスペースね。ドールハウスのはずなのに、どことなく生活感すら感じられるのがすごい。
そして、風呂場。
子供部屋っぽいところには、ちゃんとぬいぐるみがいるんですよ。可愛い。
こちらのお部屋にはご馳走が。壁の向こうの奥の部屋をよ〜く見ると、クリスマスツリーがあるんです。
そして、ドールハウスの横に回ると、
クリスマスツリーが飾られている部屋も見られる!
間取りとして成立しすぎてる……。
屋根裏部屋もあります。
この、ドールハウスの中に小さいドールハウスがある現象、好きすぎる。
絵本の中にある絵本とか、人形が持ってる人形とか、そういうどんどん小さくなっていく無限空間みたいなのめちゃくちゃロマンを感じるんですよね。
そういえば最初のこれも、人形の人形現象が起きていたんですね。最高。
このドールハウス、今回の写真では伝えきれないほどの部屋数がある上に、玄関もバルコニーもお洒落な超大豪邸なので、実物をくまなく観察するのがお勧めです。
そして、ドールハウスを中心とした部屋を出ると少し区画が変わります。
五月人形の展示を挟みつつ、上の階へ続く階段の手前のコーナーへ。
ここでは、現在から遡る年表を見ながら、当時発売されていたおもちゃの人形を振り返ることができます。
この年表だけでもおもちゃの歴史が興味深くて見入ってしまいます。
ちなみに、私が生まれたくらいに流行っていたのは……
電子ペット(ファービー)。
我が家にもいる、あの一世風靡したファービーですね。
ただし、この子たちは「ファービー2」なので、発売はもう少し後です。
年表の下の実物展示に移ります。
こちらは1980年モスクワオリンピックのマスコットキャラクター。
クチバシの造形が好きです。
続いて……
いや顔。
絶対に笑っちゃいけない場面で笑い堪えてる時の顔なのよ。
なんと、モンチッチもいました。
モンチッチがブームとなっていたのは、年表によると1979年頃。
この辺りで、モンチッチのパチモンこと「まごころの人形 大助」も作られたのかなぁ。
モンチッチの大ブームにより、セキグチ以外のメーカーからもこのタイプの人形が多く販売されていたとよく聞きます。
動物系の人形以外にも、リカちゃんやブライスの展示も。
ブライスって、肌こんなにツヤツヤなんですね。なんとなくマットなイメージでした。
ドール好きな先輩に聞いたところ、自分好みにカスタムする人が多いので、マット肌に加工したブライスも存在するらしい。
ここから上の階へ上がると、さらに遡った昔のおもちゃたちが見られます。
実は、階段すらもただ登るだけじゃない、見どころがあるのです……。
この先は、【後編】へと続きます!
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