美味しいコーヒーのはじめ方（器具編）

2023年8月20日 18:56

コーヒーを始めるにあたり、コーヒー器具について悩まれる方も多いのではないでしょうか？今回はコーヒーを淹れるための器具たちを簡単に紹介しようと思います。

ドリッパーについて

ドリッパーとはコーヒー粉を入れて、お湯を注ぐための言わば、コーヒー抽出の心臓部と言えるでしょう。
ドリッパーも種類はさまざまあり、どれを選べばいいのかわからない！とお悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこでドリッパーの選び方について簡単にまとめてみました。

サイズ

形（見た目）

最初はこの2点で選ぶと良いでしょう。

ドリッパーのサイズについて

ドリッパーにはメーカーによって1〜2人用と3〜4人用が用意されていることがあります。

サイズを間違えると淹れにくかったり、なんだか思っていたのと違うなぁということにもなりかねないので、サイズ選びは重要となってきます。

1人分なのか、複数人で分け合うのか、使用する場面によって使うサイズは自ずと変わってくると思います。
個人的な意見ですが、ドリッパーに関しては大は小を兼ねないと思っています。1人分のコーヒーを淹れるのに大きいドリッパーを使用すると、コーヒー粉までの距離ができてしまい、丁寧に注ぐのが難しくなる、コーヒーの粉の層が薄くなってしまうなどのデメリットが生まれてしまうからです。後述しますが、円錐など特定の形のドリッパーではコーヒーの層が薄くなることで、お湯に触れ合う時間が短くなり、コーヒーからの美味しい成分が出にくくなる可能性があります。

ドリッパーの形（見た目）について

ドリッパーの形には大まかに台形、円錐形の２種類があります。それぞれの特徴はありますが、まずは見た目で選んでも良いでしょう。お気に入りの形のドリッパーを使うことで、気分も上がりますし、淹れていて楽しいと思います。これはコーヒーを楽しむ上で重要な要素の１つだと思いますので、ぜひお気に入りのドリッパーを見つけてみてください。

サーバーについて

コーヒーを落とすための受け（サーバー）についてです。サーバーがあると雰囲気が良くなり、個人的にはあって損はないアイテムだと思っています。サーバーがなくてもカップなどに直接落とすこともできるため、必須のアイテムではないのかも知れませんが、サーバーについて少しだけお話しをさせていただきたいと思います。

サーバーがあるメリット

先ほども書いたようにドリッパーとサーバーの組み合わせは雰囲気が一気に上がるという点もありますが、実用面でももちろん使ったほうが良い場面というのはあります。

コーヒー用サーバーにはメモリがついている事が多い
抽出の様子がよくわかる

メモリがついていることで1杯分や２杯分などの抽出量を目視で確認できるため、使いやすいと思います。また素材はガラスや樹脂でできているものがほとんどで、どちらの素材も透明感があります。透明で抽出の様子がわかりやすいということは、コーヒーの抽出において最初に行う蒸らしの工程がよくわかるということにつながります。マグカップなどの透過性のない容器だと慣れていない内はどれくらいのお湯を注げばいいのかわかりにですが、透過性のあるサーバーだとドリッパーから落ちてくるポタポタがわかりやすいので、個人的にはサーバーはあった方が雰囲気でも実用面でもいいと思います。

サーバーのデメリット

では逆にサーバーのデメリットとは。

価格が1000円以上する
ガラスのサーバーは割れやすいので扱い注意

メーカーによって価格のばらつきはありますが、コーヒーを始めるにあたってサーバーにかけるお金がもったいないと感じてしまう方もいるかも知れませんね。またガラスなどの割れやすい素材で作られたサーバーは扱いに注意をしなければなりません。かくいう私もこれまでガラスのサーバーを何度か割ってしまったことがあります。せっかくいいお値段を出してサーバーを買ったはいいものの、割れてしまえば気分もダダ下がりですし、怪我をしてしまうかも知れません。そういった心配がない丈夫な樹脂製のサーバーもありますので、気になる方はそちらを選ぶのも手でしょう。また自分が使いたい容量に合わせて大きさも選ぶと良いでしょう。

コーヒーミルについて

コーヒー豆を挽いて、コーヒーを楽しみたいという方はミルを手にいれると思います。
コーヒーミルも価格帯の幅が大きく、種類も多いので迷われる方も多いと思います。高価なミルと安価なミルの一番の違いは何かと言うと、粒度の均一性だといえるでしょう。粒度が揃わないと荒い粉と細かい粉がバラバラに混ざり合い、コーヒーの味が安定しない原因となります。かといって高性能の高価なミルは３万円以上するものあり、中々最初から買うものの選択肢に入らないと思います。そこで、ある程度の粒度の均一性があり、価格もそこまで高くないミルをおすすめしたいと思います。