コアラのマーチで嫁探し 成果報告
要モチベーションの確認:この戦争はまだ終わっていない可能性がある
1.前段
事の発端は2024年2月19日に株式会社ロッテより発表されたひとつのプレスリリースにさかのぼる。
意訳すると
世は大コアラのマーチ時代
探せ!この世のすべてをそこに置いてきた
ということらしい。
この讒言に踊らされた異常独身男性の終わりなき闘争が始まった。
目的はただ一つ、
「嫁の名前を引きたい」
そこに至るまで数多の茨道を駆け抜けぬことを知らず。傷つきながらも前進したその先で目にした光景に迫る。
2.実績値報告
遭遇したコアラの全容に関する報告
うち遭遇した指定ネームドコアラに関する報告
嫁やメンバーについて詳しくは下記ページを参照されたし。
3.所感
私と嫁が出たことについて
まずは私と嫁が両方出たことに感謝したい。まあ最悪私はどちらでもいいのだが、嫁を出せなかった日には終わりなき闘争へ身を投じていただろう。
ちなみにその嫁は写真を撮ってラップにくるんで冷蔵庫の中にある。私とセットで、来年のひな祭りでひな人形の代わりに飾ろうと思っています。湿気る前に早く食べようと思っています。
公式レア個体について
通常の名前や、一部苗字に加えて、「マーチくん」「ワルツちゃん」「ドレミくん」「ミレドちゃん」というレア個体も封入されている。
封入率が他個体と比較して低く設定されているのかはわからないが、「ワルツちゃん」「ミレドちゃん」とは遭遇できており、これもラッキーだったのかもしれない。おジャ魔女ドレミみたいな名前だね。
ちなみに私のアニメの初恋はおジャ魔女ドレミの「おんぷちゃん」である。
恐らく同年代の多くの男性が彼女に脳みそを破壊されていることだろう。
私のX(旧Twitter)の友人におんぷちゃんがアイコンの奴がいるが出てくるたびに毎回少しドキッとしている。中身は男だが。
あとリアルの初恋の相手の名前はマジで「めぐみちゃん」である。
食べ過ぎの弊害
また、コアラのマーチを1日に4箱以上食べると身体に異常をきたすことも判明した。4箱目の途中から明らかに食欲を失い、変な汗をかき始め体が拒絶していることがわかる。
おそらく3箱が30代独身男性の限界なのだろう。用法用量を守って正しく使いましょう。
余談だが私は一時期チキンラーメンが大好きすぎて毎日狂ったように食べていたが、ある時急に体が受け付けなくなり、以降今に至るまで食べると具合が悪くなる状態が続いている。
家族に相談したところ「そもそもチキンラーメンはたまに食べるのはいいがこの世の天上と言えるほどのおいしさのものではない」という評価だった。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、人間何事も中庸が良いのだということか。
元カノについて
シンプルに出すぎ。
正直1箱に1個のペースで元カノが顔を出してくるのはまあまあダルい。
「あっ君このレギュに入ってるんだね」的な名前もあるので驚きもありつつ、毎箱立ちふさがってくるので正直嫁へ至る道程での中ボスに見えた。マリオの1-1からルドウィッグが出てきてる感じ。テンポ悪いしいちいち足止まる。いや食指が止まる。
当たり前だが元カノは写真に撮ってラップにくるんで冷蔵庫の中に入れる…わけがない。さすがにキモすぎる。他意なく、いつも通りのコアラのマーチとして、美味しくいただくのが人間として、ヒューマンビーイングとして正しい。
4.嫁との遭遇は運命だったか
さて、せっかくこのようにレポートを書いているため、もう少し踏み入った話をしたいと思う。
題して、「嫁との遭遇は運命だったか」
この戦争は易しかった
人間だれしも、嫁との遭遇は運命であったと言いたい。しかしこのコアラのマーチ戦争においては、コアラのマーチを無限に購入した場合、いつかは嫁と遭遇することができることが理論上確約されている。人間世界では無限にお見合いしても嫁と遭遇することはできない可能性があるため、コアラのマーチの単価が安いことも考慮すると、実はこの戦争は極めて易しかったのだ。
なお、上記を数式で表すと以下のようになる。
$${E=\lim\limits_{n→∞} (1-(\cfrac{499}{500})^n)=1}$$
偏差値を求める
今回は引き当てた確率の偏差値を算出し、どの程度運命の引きだったかを推し量る。
計算に際し、正規分布を用いた近似を使用する。
ネームドコアラ500体中特定の1体を引く確率をpとし、確率p=1/500とする。これは二項分布に従う。
二項分布の平均$${μ}$$と分散$${σ^2}$$は以下のように計算できる。
$${μ=np=282* \cfrac{1}{500}=0.564}$$
$${σ^2=np(1-p)=282* \cfrac{1}{500}* \cfrac{499}{500}=0.563436}$$
ここで、282回引いて1回当たるという事象をXとする。このXが標準正規分布に従うと仮定すると、Xの標準化は以下のように計算できる。
$${Z=\cfrac{(X-μ)}{σ}=\cfrac{(1-0.564)}{\sqrt{0.563436}}≈0.58}$$
このZ値を用いて偏差値を計算すると、
$${偏差値=50+10*Z=50+10*0.58=55.8}$$
となり、今回の偏差値は55.8だとわかる。
果たして運命的であったか
では肝心の偏差値55.8が、どのくらい運命的であったかというと…
運命とまでは言えないが、まあ普通より上だし、
多少はつながり感じてもいいんじゃね?
ぐらいだと思う。(ここはあくまで私の体感値)
5.最後に
貴様の愛はその程度のものなのか?
こんなに苦しいのなら…悲しいのなら……愛などいらぬ!!
そう誓ったはずなのに。
はんぞう。お前は愛ゆえの哀しみや苦しさ以上に、愛ゆえのぬくもりを覚えているはずだ。
悲しい男よ……。誰よりも愛深きが故に……。
これから購入するコアラのマーチで、毎箱嫁を引けば、
自ずと偏差値は上がるだろう。
どうだろう、まだサンプル数は12箱と少ない。
少しの努力で、偏差値70オーバーだって狙える。
愛は偏差値ではないかもしれないが、偏差値は愛なのだ。
引けるかもしれない、ではない。引くのだ。
行動せずして愛が語れるだろうか。なあ、はんぞう。
………
常識では考えられない出来事"アンビリバボー"
あなたの身に起こるのは明日かもしれません。
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