【キャンプ時の熊よけ対策】女性が熊に襲われる事件発生!注意喚起!
こんにちは、徒歩キャンパーいずみです!
今回は、キャンプ時のクマよけ対策について共有していきたいのですが、
今年2020年8月に、長野県の人気観光地「上高地」にあるキャンプ場で
女性が熊に襲われ怪我をしたというニュースを耳にしたので、
私自身もキャンプをする端くれとして、
そして、キャンプを楽しむみなさんにも気を付けてもらいたいと思い、
今回、注意喚起のつもりで対策などをクマから身を守るための解説していきたいと思います。
◆2020年の今年は各地でクマの目撃情報が増えています
熊と言えば、登山中に遭遇!という話をよく聞きますが、
今年はコロナの影響で、人が登山する機会が減っていたということもあり
熊のテリトリーが広がって、人が比較的多い、人里やキャンプ場にも現れてきているのでは?と言われています。
あと、ここ最近の異常気象や森林伐採などで山に熊の餌が減っているのも、
熊の目撃情報が増えている原因の一つともいわれています。
◆2020年8月に上高地のキャンプ場で起きた熊に女性が襲われた事件について
長野県にある上高地の眼鏡橋のすぐ近く、比較的、観光客で賑わう人が多い地域にある
「小梨平(こきなしだいら)キャンプ場」で50代女性が熊に襲われました。
クマに襲われたのは、寝静まった夜11時半頃だったそうですが、
50代女性がテントで寝ていると、突然クマが襲ってきて、
15メートルほどテントごと引きずられて、クマに右足を爪で引っかかれる怪我をしたとのことです
小梨平(こきなしだいら)キャンプ場は私も行ってみたいと思っていたキャンプ場で
しかも、今年いけたらいいな・・・なんて思っていました。
まさか、普段観光客が多い人気観光地で熊が出る!なんて誰もが驚いた事件でした。
◆今回、この50代女性がテントで熊の被害にあった原因ですが、、、
それは、テント内に入れていた「食べ物」でした。
ニュースによると、レトルトカレーを破って食べていたとのこと。
テント内に食べものを入れていても熊がテントを破って入ってきたのです。
私自身キャンプによく行きますが、みんながみんなではないのですが
中には、外に食べ物をそのまま放置して寝てる人が意外と多いということです。
朝起きて周りの人のテントの前を通ったときに、その光景をみてびっくりすることがあります。
クマ以前に、カラスや猫、イノシシやシカなど、野生動物はどこにでもいるのにとてもビックリです。
酔っぱらってそのまま寝てしまうなんてパターンもきっとあるんだと思いますが、
ほんとに、こういう行為は気を付けたほうがいいですよね。
で、話を戻しますが、
今回、テントの中に食べ物を入れていても熊が襲ってきたわけですが、、、
私が住んでる地域では比較的熊がでるような地域が少なく、
食べ物は袋に縛ってから、最低限テントの中に入れておくと大丈夫と思っていましたが、
このご時世、山が近くにあれば、どこで熊が出てもおかしくない状況となっています。
そこで、どうすれば、キャンプ時に熊よけが出来るのか、その対策を調べましたので共有します。
一部、群馬県の公式ホームぺージや環境庁のHPを参考にしました。
◆熊の生態について
日本には、ヒグマとツキノワグマが生息しています。
ヒグマは北海道に、ツキノワグマは本州と四国の山に生息しています。
昔は九州にもツキノワグマが生息していましたが、50 年ほど前から生息は確認され ていません。
※環境省のHPより
熊は、基本的に12月から3月まで冬眠します(しかし、すべての熊が当てはまるわけではないので注意)
クマもですね、基本的には、人が怖いです。人も熊が怖いですけど。。。
しかし、熊が人に出会うとパニックになり、攻撃になるとのこともあるとのこと。
・熊は、人よりも早く走ることができます
・木登りも泳ぎも得意。
・嗅覚は犬並に鋭く、聴覚は人間よりもよいが、食べることに夢中になると、周りが見えなくなることも
・学習能力が高く、人間の食べ物の味を覚えると、執着します
ですので、何回も同じ場所に現れることもあります。
◆キャンプ時に熊よけ対策
1、出たゴミは必ず持ち帰りましょう
もし、キャンプ場でゴミを処理してもらえない場合、確実にゴミは持って帰りましょう!
たまに管理していないキャンプ場でゴミをそのまま放置して帰る人もいますが、絶対にやってはいけません
熊が出なくとも、カラスや猫、イノシシなどの野生動物に荒らされる原因になります。
2、テントと距離のある場所で食料を保管
あまり熊が出ない地域では、テントに食料やゴミを仕舞うことも多いと思いますが、
クマがよく出る地域のキャンプ場では食料を管理するための場所が設けられているようです。
あまり熊がでない地域では、そういう管理をする場所はないので、熊の目撃情報があったり、心配な場合、
できる限るテントから離した場所に、食料や生ごみを保管しましょう。
3、保管時に食べ物の臭いを発生させない密封できる袋やフードコンテナを用意しましょう
熊は犬並みのきゅう覚があると言われているので、
普通の袋に入れただけでは匂いに気づかれてしまいます。
臭いを発生させない密閉できる袋(防臭袋はBOSが有名)やフードコンテナを用意すると安心です。
また、食べもの以外にも匂いのある香水や化粧水なども注意が必要です。
4、ラジオなどで音を出しておくのも良いでしょう
ただし、音を出し過ぎて逆に気づけない場合もあるので、
周辺の音に気をづける程度にしておきましょう。
5、熊撃退スプレーを持参
最後の手段のために、熊撃退スプレーを持っておくのもよいですね。
ただし、状況に応じて使うようにしましょう。
熊が襲う気もないのにいきなりスプレーをかけると、逆効果になり大変です。
◆それでも、もしクマに出会ってしまった場合の対処
・遠くにクマがいることに気がついたとき
落ち着いてその場から離れましょう。
クマがビックリするので、大声を出したり、走って逃げるのはやめましょう。
写真をとるためフラッシュを使うのも止めましょう。
・近くにクマがいることに気がついたとき
落ち着いてゆっくりとその場から離れましょう。
その際、クマに背を向けずに、クマを見ながら、ゆっくり落ち着いて後退してください。
・すぐ近くで出会ったとき
慌てると人の急な動作で熊が驚いて、攻撃してくることがあるので、
冷静に、あわてず、クマが立ち去ってからその場を離れましょう。
・突発的に襲われたら
両腕で顔や頭をガードして、大ケガを避けましょう。
またお腹を見せないようガードしましょう
最終手段として、熊スプレーを使用しましょう。
◆そもそも、キャンプに行く前に、
その地域で、熊の目撃情報が出ていないか確認しましょう
もし、熊の目撃情報があれば、上記の対策を確実に行ったほうが危険回避に繋がります
調べ方は、
Googleなどのネットの検索窓で「地域名+熊+情報」という感じで調べてみましょう。
例えば「鳥取県 熊 情報」で検索すると、検索トップに鳥取県の公式HPが表示されます
開くと、クマの出没情報や出没マップなんかも用意してくれています。
驚いたのは、鳥取砂丘のすぐ近くのキャンプ場でもクマが目撃されているということで驚きました。
山の近くのキャンプ場に行くことがあったり、クマが出やすい地域に行く場合、事前に調べておくと予め対策して
キャンプ場に行くこともできるかと思います
◆もともと山は熊などの動物が住む場所という意識が大事
もし、山の近くのキャンプ場などで食べものが置いてあった場合
熊が釣られて山から下りてきてしまい、人に襲いかかってしまうかもしれません。
そうなると、その熊は後々、人の手で駆除されることになります。
人間が悪いのに、熊が殺されてしまうんです。
昨今、キャンプ場でのゴミ問題が頻繁に起きています。
ゴミを放置したり、食べ物をそのままにしてしまったりする行為は、
熊を呼び寄せるだけでなく、私たちキャンパーが楽しめるキャンプ場の閉鎖にも繋がります。
マナーを守ってキャンプを楽しみましょう。
◆最後に、まとめると
1、生ゴミや食料は臭いを発生させない密封袋(防臭袋 BOSがおすすめ)やコンテナに入れて、テントから出来るだけ離れた場所に保管
2、それでも熊に遭遇したら、 慌てず落ち着いてその場から離れましょう。
大声を出したり、走って逃げるのはやめましょう。
3、行く前に、行く地域の熊の目撃情報を調べておきましょう
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