FukuokaGrowthNextのオンライン配信イベントについて
「●●●のイベント無くなったね。中止だ。」
「20年1Qのアジアにおけるスタートアップ投資流通金額の総量は37%減ったみたいだ」
「人と出会う機会が減って、今は予定が無いからいつでもいいよ」
オンライン配信(Youtube)のイベントをやります
新型コロナウィルス:COVID-19が世界で猛威をふるうようになり、すでに数ヶ月が過ぎようとしている。
創業支援施設勤務という立ち位置から、緩やかにそして確実に市場経済の綻びが生じる様を見聞きしている。その影響がじわじわと個人の日常生活まで及んで来ている。
そんな中、数日後の3/30(月)18:00 FukuokaGrowthNext(FGN)はコロナウィルス対策をテーマとして、オンライン配信イベントを実行します。
FGN-onlineは、スタートアップのPR用オンライン情報配信イベントです。
このイベントでは公開される情報を通じてスタートアップの事業内容が広く認知されることを目的としています。イベントの企画を検討する際の前提として、新型の流行感染症「COVID-19:コロナウィルス」の感染が広がっている状況が局地的なものではなく、世界に広がりその脅威が懸念されている。
その脅威は経済的な影響も大きく、多くのイベントが開催の自粛やオンライン配信に変わり、企業においてはリモートワークの推進、飲食店の売上減少と言う風にその範囲も拡大していっている。
FGNの施設に入居する企業においても、例外ではありません。
この状況に対しての取り組みとして、FGNではスタートアップ企業のピッチなどをオンラインで配信する取り組みを始めます。
今回第一弾として、新型コロナウィルス対策に関連するプロダクトや知見を有するFGN入居企業を招いて、現状の課題と各社のプロダクトをより深く知ることが出来るイベント配信を行います。
FGNが取り組むこと
FGNは創業支援施設として、福岡市内および遠く県外からも事業者が集まり、日々の出会いと事業の拡大の機を模索している施設です。その施設の中で、素晴らしい事業が創出され、人の生活が豊かになったり、何か面白いことが生まれていくことを目指しています。このことは、これからも変わりません。
その施設が置かれる世界の様相が変わってしまった。
コロナウィルスは隣国の中国から始まり、そして数ヶ月後の今日現在(2020/03/26)では世界を飲み込みつつある。
コロナウィルスは人と場所の接点を奪い、世界は細々に移動が断絶され、経済はそれまでの市場環境の維持が難しい状態となった。直接的な感染以外にも人の生活を分断していっています。
生活や事業場において生じた変化を観察するに、ここ100年ほどの人間の努力と積み重ねの世界をこうまでも効率的に破壊できるものが、戦争以外にあったのかと、そして驚くべきスピードで。
FGNが取り組むことは、上の通り人の生活が豊かになるような事業が生まれていくことです。この事業は「スタートアップ」という事業成長モデルをベースとしています。
世界においてまだ足りていないものを見つけた起業家がアイデアを共有し、協力する仲間が集まりサービスが生まれ、そのサービスが多くの人を魅了し、より大きな成長につながる株式投資や連携を掴み、さらに多くの人々を魅了していく。
私たちの今の生活に存在する全ての手に取るモノコトは、このような一部の世界の秘密を知ることができた人たちが作り出したものに溢れています。
世界はすべてスタートアップが提供するイノベーションと新しいビジョンと共に拡大してきた。
コロナウィルスはスタートアップの活動をも例外なく、阻む壁となっている。それをどうにかしたい。
事業や産業を襲う大きな波
前段で書いたように、コロナウィルスは人と人の接点である場を奪いながら、ビジネスのタッチポイントを無くして、活動資金が生じにくい状況を生じさせています。
「インターネットショッピングができるからいいじゃないか。」
それだけでは経済は回らないのです。それは、部分的な市場の崩壊は時期を経るごとにどんどん大きくなって周囲を巻き込んでいくからです。
単純なプロセスとしては以下の通りです。
1.飲食点・観光産業の崩壊
2.不動産価値の減退
3.銀行担保価値の下落
4.銀行からの融資が行われない
5.より連鎖的な不渡りの連続
この連鎖が生じている。それも世界中で。
以前に中国で生じたSARS(重症急性呼吸器症候群)も同様の内容とはなりますが、規模が全く異なります。
SARSは終息宣言までの8ヶ月間ほどの間に32の地域と 国にわたり8,000人を超える症例が報告されました。今回の感染者数と死者数はどうでしょうか。
その規模が恐ろしく大きく、そして終息までの期間は途方が無いように思います。
予測のつかないような長期間の対応に晒されることとなる中で、FGNが日々やり取りを行なっている入居企業についても例外ではありません。銀行や投資を行う金融投資機関の活動は、経済自体の減退と共に春や夏のような活動的な状況から、冬のような状況になるでしょう。
それは、資金的なもの、機会的なものを含めて事業継続や開発のための資金調達活動の全てにおいて生じてくる。
希望とは何か
悲観的な視点ばかりではありますが、一方でこれだけ大きな損失が生じるような状況であるならば、その裏側には光がある。
これをゲームチェンジだと捉えるとすれば、または大きな穴だと捉えるとすれば、その穴の中から生まれてくるもの、そしてその穴に巻き込まれずに残ったものがあるはずだ。それは、現在の世界の本質を突いたもの、残すべきものであると思えるのです。
事実、状況をヒヤリングしていく中で、一時的なものかもしれないが壊滅的な売上減少を乗り越えることができている事業者やお店も存在している。
ここに、この先の世界を作ることができるサービスやプロダクト、そしてヒントがあるはず。それは単一のものではなく、複数の複合的なサービスが重なり合う取り組みなのかもしれない。はっきりとした正解はまだわかりません。
ただ、やるべきことはシンプルです。
スタートアップ、そして新たな事業を立ち上げていこうとする人達の中に希望があるかもしれない。そして、それが物理的な場の制限を受けているなら、その壁をオンラインで取り払い、伝える術を持っていくことだ。
オンライン配信の準備と企画まで
施設の設備を検討していく中で、自然とオンライン等の機会の創出と機材の確認等は行なわれていました。ただ、決定的な判断が行われていくようになったのは、ここ数週間のことです。
きっかけは施設内入居者に対して行なった現況ヒヤリングアンケートの結果でした。
この中から要望内容として項目があったものを具体化させる企画を考えていく中で出来上がってきたのが今回のオンライン配信イベントとなります。
そして、アンケートには別の項目がありました。
**
新型コロナを取り巻く社会課題の解決に有効な、御社のサービス・製品**
要望 x サービス これらが重なる中で、世相との重なりあいが生じたのが今回のイベント内容となります。
イベント準備については形を変えつつ、2週間ほどで現在の形に落ち着き、今現在は配信の準備を行なっている最中です。
今回のイベントに参加する企業について
急な呼びかけの中参加していただいた企業と団体を以下に紹介させてください。
◯株式会社CAMPFIRE(https://campfire.co.jp/)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、イベント中止・自粛を発表したアーティストやイベント事業者、来店客数が減少した飲食店舗・宿泊施設など、様々な事業者を対象にクラウドファンディングを通じたサポートプログラムを提供しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000253.000019299.html
◯Gigi株式会社(https://www.gigi.tokyo/)
お食事を友人や家族にご馳走するサービス「ごちめし」。当サービスを利用し、コロナショックで打撃を受けた飲食店やサービス業に、先払いで支援する「さきめし」が大きな話題になっています。サービス開始以来店舗から手数料を取らないその訳とは?ごちめしスタッフが熱く想いを語ります。
https://peraichi.com/landing_pages/view/sakimeshi
◯福岡市経済観光文化局政策調整課
新型コロナウィルス感染症の影響により事業活動に支障をきたしている中小企業社や小規模事業者(個人事業主を含む)が利用可能な支援策をご紹介します。
(https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/policy_mng/business/coshien.html?fbclid=IwAR27b9AiSmpRtlxbPaypvMS2ply1wHTMRfhGcmLb72lJ9QU_1Q8H00POCyo)
◯YOU MAKE IT(https://youmakeit.jp/)
福岡在住の就職が困難な外国人留学生のキャリア支援と企業向けに外国人採用サポートと入社後フォローアップなどを行っています。今回は我々の企業向けリクルーテイングサービスのご紹介いたします。
◯株式会社リーボ(https://reevo.jp/)
新型コロナウイルスの影響で開催できなくなったイベントをオンラインで行うためのライブ配信代行サービスをつくりました。こんなときこそ、自分たちのチカラが社会の役に立てば。困っているイベンターの方々や、エンターテイメントを楽しみにしている方々の力になりたい。そんな想いでスタートしました。
https://re-vel.live/
◯リスクラボ(https://risklab.jp/)
『新型コロナ』と『組織リスク』の意外な共通点とは? というテーマで、リスクマネジメントの観点から、外部の脅威に耐える免疫力をつけた組織づくりの重要性と、それを支援する「キャリア開発支援協会」のご紹介をします。
業種も様々に行政として福岡市も含まれています。
日々触れる業務の状況から見て取れる現状が多面的に見ることができる機会になるのでは思っています。
最後に
止めてはいけない。現状を乗り越える術を見つけていきましょう。
企画を進める中で僕の見た希望を貼っておきます。
きっと、こんな想いがいっぱい溢れていると思います。
同じ想いを持っている方、そして見つけようとしている方、当日イベントの配信を見てほしい。
何か気づいたら教えてください。
たくさんのヒントを見つけていきたいです。
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