好きな歌詞とか

こんにちは。コロナにかかりまして暇になりました。

やることがないからゆっくり音楽を聞いているのだが、そこで今日は僕が好きな歌詞を5つ紹介する。アーティストや曲の来歴などは基本的に省かせてもらうから、もし気になったらご自身で調べて頂きたい。


Mr.Children 「少年」

「幸せ」はいつだって 抱きしめたとたんに
ピントがぼやけてしまうから

まずミスチルの「少年」である。

幸せというものの大切さは失って初めて気付くものだということを表しているが、この歌詞での言い回しは「幸せ」を抱きしめることができると解釈し、その瞬間にうまくそれを視界に入れることが出来なくなる、つまり見えなくなるというオシャレなものになっている。

凡人の僕がこの歌詞を書くと、「幸せは手に入れた途端に消えていく」などとなってしまう。そこに作詞・桜井和寿は「抱きしめる」「ピントがぼやける」、つまり見るという感覚や行動を取り入れて抽象的概念の「幸せ」をより現実的にしている。桜井さん流石としか言いようが無い作詞である。


Mr.Children「渇いたkiss」

ある日君が眠りに就く時 僕の言葉を思い出せばいいそして自分を責めて 途方に暮れて
切ない夢を見ればいい

またもやミスチルである。「渇いたkiss」はミスチルの数多くの恋愛ソングの中でもとびきりの失恋ソングだと思っている。

この歌詞を好む理由は共感しやすいからである。最近の僕がちょうどフラレて失恋したのもあるが、、、

どうしてあの時貴方を振ってしまったんだろう。あんな言葉を言ってくれたのに、、、と相手に後悔してほしいという生々しくリアルな感情にとても共感した。僕は実際にそのような恋愛だったし。


ELLEGARDEN 「スターフィッシュ」

こんな星の夜は
全てを投げ出したって
どうしても
君に会いたいと思った
こんな星の夜は
君がいてくれたなら
何を話そうとか

この詞は一見するとラブソングの詞であろうかと思ってしまう。曲全体を通してもそのように解釈する御仁もいらっしゃるだろうが、この歌詞は作詞・細美武士の亡くなった友人に宛てたものだという噂がよく流れている。

ラブソングであっても、亡くなった友人に宛てたものであっても美しい夜空を見て誰かを思う気持ちは変わらない。明るい曲調とは対照的にどこか寂しげな雰囲気もある、またそこが良いのだ。



椎名林檎 「正しい街」

都会では冬の匂いも正しくもない
百道浜も君も室見川もない 

「正しい街」は椎名林檎が地元福岡に恋人を残したまま上京し夢を追う様を表した歌だ。

僕も恋人は残していないが同じく(?)上京した身としては、東京が正しい街かということに常々疑問を抱いているし、仮に人生にとって正しい街であっても冬の匂いが正しくないことは間違いない。 

また百道浜、室見川と具体的な福岡の地名が歌われており、都会に出て夢を追う上で離れてしまった地元と「君」に対する後悔の念もみてとれる。

この後の「忠告は全て いま罰として現実になった」というフレーズからもこの街と君に対する後悔がはっきりと見えてくる。


L'Arc~en~Ciel 「the Fourth Avenue Cafe」

空席に見つめられた退屈な休日には
終わることなくあなたが流れ続けている

この詞が好きな理由は孤独であり想い人に想いを馳せる情景を美しく描いているからだ。

「空席に見つめられる」という表現が美しい。自分しか座っていない二人掛けのテーブルの向かいに想い人を浮かべるのだ。その人が自分の眼や脳裏に流れているのに、実際にはそこには空席が1つあるだけ。何とも孤独だけど儚さをも感じさせる美しい詞であろうか。



以上5曲の歌詞を紹介した。もちろんこれ以外にもお気に入りの歌詞はたくさんあるが、今回はこの程度に留めておく。ぜひ曲を聞いて頂きたい。

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