【バックオフィスの悩みどころ】 リモートワーク企業こそ「支出管理」に気をつけるべき理由とは? | paild×BEARTAIL共催セミナー事前紹介記事
この一年でリモートワーク(テレワーク)を働き方のメインとする企業は大きく増えました。会社全体の業務プロセスやルールを検討することの多いバックオフィスとしても、リモートワークを前提とした業務プロセスの構築を進めていく必要があります。
そんな中で【バックオフィスの悩みどころ】となっているのが、「支出管理」。
いわば「会社の支出管理のリモート化をどうする問題」が、ここに立ちはだかってくるわけです。
法人カードのクラウド型発行・管理サービスの「paild(ペイルド)」では、2021年7月28日に、株式会社BEARTAILと共催セミナーを開催し、リモートワークを前提とした業務構築に挑戦する会社が直面する課題とその解決方法についてお話させていただく予定です。
今回はこのセミナーのテーマを、事前にチラ見してみたいと思います!
この記事でわかること
✔️ 経理業務のうち「支出管理」がリモート時代に難しい理由
✔️ リモート時代に必要な業務構築の「前提」とは
✔️ セミナーのご案内(申し込み受付中!)
経理業務全体で、他部署がもっとも多く関わるのは?
経理担当者の業務はデータ処理に関わる業務が多いため、比較的リモートワークに向いていると言われることもあります。現に昨年来の新型コロナウイルス流行や感染防止のためのテレワーク推奨環境以前にも、経理業務を社外のチームや専門のサービスにアウトソースし、実働のチームはオフィスとは違う場所(専門企業のオフィスなど)で作業するという形をとっていた企業も多くあります。
そして現在、リモートワークは経理業務をアウトソースしない企業においても、一般的になりつつあるといえるほど広がってきています。経理・財務部門の担当者に対するアンケートにて、約半数(49.6%)がリモートワークを導入したという今年5月の調査結果もありました。
(株式会社LayerXによる調査レポートより)
それでは、経理業務のリモートワーク化は順調に進んでいるのでしょうか?
経理業務全体のうち、会計処理などのデータ処理はクラウドサービスを導入することによって電子化、そして円滑化していくことができます。紙で処理していたものを電子化するという場合には、社内規程の変更など、それなりの対応が必要ですし、適切なクラウドサービスを選ぶ必要や、会社に合った運用を構築する必要もあります。来年1月から、適用されるルールが一部変わる電子帳簿保存法についても、知っておく必要があります。ですが、準備にあたっては影響範囲が経理部やバックオフィスまでで、なんとか対応できるというのも事実です。(もちろん、経営陣の理解や協力は必要になりますし、そこが課題になるケースもあるかもしれません!)
他方で、経理業務全般を見渡すと、請求・支払・仕訳などの会計処理・月次処理・決算処理、場合によっては購買・給与計算・・・自部署だけではどうしても完結できない業務があります。
上記のうちでは請求・支払。具体的には、経費精算や、請求書の発行・受取、それに伴う支払業務など、これらは関連部署との連携が必要です。
これらのうち特に「支出」関連業務については、現場部署の多くのメンバーが関わることから、きちんと社内での運用を取り決め、周知していかなくてはなりません。これにあたっては、自分たちバックオフィスだけでなく、社内全体の導入コストなどについても考えていかなくてはならないのです。
一件でも”例外”があると、出社する必要が生じてしまう
「請求・支払」といった支出管理業務は、経理、あるいはバックオフィスだけで完結せず、必ず他部署の協力や、他部署と運用を合わせていくことが必要になる業務だということを見てきました。
経理部門としては電子化したくても、営業部門や開発部門で「紙」が発生したり、法人カードを直接、物理的に受け渡すなどの運用をしている場合、リモートワークを進めていてもリモートで対応しきれない部分が出てしまいます。そうなると、長期的に全体として進めたいリモートワークよりも、目の前の、今月・今週・今日の処理を”やってしまいがち”ではないでしょうか?
リモートワークに変わったことで重要なのは、「一枚」でも「一件」でも「一通」でもオフィスでやらねばならない業務が残っていると、メンバー・経理に関わらず、その担当者はオフィスに出向かねばならないということです。
経理やバックオフィス担当者にとっての大敵は、やはり”抜け漏れ”です。たった「一通」でも請求書が会社に郵送されるということになれば、誰かがその請求書を受け取りにオフィスに行って確認せねばなりません。(「誰か」というのは、多くの場合、この記事をお読みになっている方かもしれませんね・・)
リモートワークだからこそ変わったのは、オフィスに行かない・物理的にやりとりしない・紙を利用しないことを”前提”として、業務設計しなくてはならなくなったことです。そしてこの設計の重要性は、経理やバックオフィス担当者にとっては、社内の他部署のメンバーを巻き込む業務であればあるほど、高まるといえます。
どういった運用ルールを敷いていくのか。
社内の理解を得ること、また、実現可能なルール設計をすること。
これらのことは、これからの時代における業務設計において、ますます重要な課題です。
セミナーのご案内
こうした課題に向かっていくためのポイントの一つは、どのようなサービスを社内に導入するかという点にあるといえます。社内への導入コスト、実現ハードル、安全性、リモートだからこそ気になる権限管理など、運用レベルでは気になるポイントはたくさんあります。
今回のセミナーでは、こうしたリモート時代の問題意識をふまえて、実務に役立つレベルにまで深掘りしたサービス紹介&解決策の提言をさせていただく予定です!
お申し込みをお待ちしております!
残念ながら今回の日程に都合の合わない企業様は、こちらまで(sales@paild.jp)個別にご連絡ください。または、無料でお試しいただける法人カードのクラウド型発行・管理サービス「paild(ペイルド)」は、こちらからご登録いただけます!