【読書記録】手紙屋 喜多川泰
読んだきっかけ
①前回、『運転者』の考え方が衝撃的で、ほかの作品も読みたくなった
学んだこと
ほしいものを手に入れる方法の基本は物々交換
物の場合もあるし、言葉の場合もある
食べ物を食べること、服を着ることひとつとっても、物々交換の延長線上。たくさんの人と上手に付き合っていくことはとても大切なこと。
相手にこうなってほしいという『称号』を与えてしまう。
マイナスの称号でなく、願望の称号
人間にはあらゆる性格がもともと備わっている。どんな人にもどんな性格もちゃんとある。
相手が持っている性格の中で、自分が欲しいものを引き出してあげる
割りに合わないとかを問題にするのではなく、純粋に仕事を一生懸命やることに生きがいを感じる。
平時は自分の頑張りでほかの社員の分まで給料を稼ぎ出す
組織のからだの一部として、ピンチの時に必要な存在であること
所属する場所がなくなるという恐怖心がなければ、自分を磨こうとする努力をしないのが普通(教員にも当てはまる)
アンラッキーが成功を手にするきっかけになる
思い通りに行くことは当然。そのように動いているから
頭の中に天秤を用意する
全国制覇を片側にのせたとき、それに見合ったものを反対側にのせないといけない。
足りてなくて手に入るのが本当のピンチ。これくらいでいいんだ。と勘違いしてしまう。
多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること
法人も人。どんな性格で、どんな人なのかを見極める。その人のからだの一部として、目標にむかって一緒に進んであげることができるか
自分に向いていることを探さない
仕事探しは、中一の部活探しと似ている。やってもないことが合うかどうかなんてわからない。
性格を見て、一緒にいたいかどうかで判断する
社会に対してなにをしようとしているのかを見る
その船が何を目的として航海するのか
壁を乗り越えることよりも、どう乗り越えようとしたかの方がはるかに重要
多くの人をその活動で幸せにしたい
多くのとはどれくらいの人数か。明確にすること。自分が壁を乗り越えなければ、その人数の人は幸せにできないことになる
慣性の法則。動いている人は動き続けようとする
何をやれば成功できるかより、自分がどうしてもやりたいことは何かを考えている
失敗した人は才能を理由にあげる。成功した人は情熱を理由に挙げる。
感想
やはり面白かった。どんどん次のページに連れていかれるような内容。特に印象に残ったのは、物々交換、天秤、称号、慣性の法則、才能について。生徒に話をするときに使えそうな考え方だった。
前回読んだ運転者でも感じたが、『正しいかどうかは置いといて、そう考えると人生が面白くなる』考え方を教えてくれる方だな。と感じる。不思議と人生に前向きになれるような言葉が多い。
次は何を読もうかな・・・。今、kindleは無料です。