ハンドボーラーの僕が、初めて三協フロンテア柏スタジアムに行った話
このnoteは柏レイソルvs徳島ヴォルティスを観戦するために、初めて三協フロンテア柏スタジアムに行ってから帰るまでの体験・感想をつらつらと書いたものです。
まだ行ったことのない方にはこれからの参考に、サポーターの方には「初心者はこんなこと思ってるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
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今回はレイソルのホームスタジアム、三協フロンテア柏スタジアムに行ってきました。
命名権の関係で名称が変わり、一昨年までは日立柏サッカー場で「日立台」と呼んでいましたが、今は別の愛称があるのでしょうか。
柏サポの方、教えてください、、
◆観戦のきっかけ
大きなきっかけ、というより理由は2つ。
①千葉県民だから
おそらく大多数の人の最初のきっかけだと思いますが、自分が住む地域のスポーツチームには、やっぱり興味が湧きます。
特に、プロチームが近くにあることは、スポーツ好きにとってはこの上ない幸せだと思うので、現在近くに応援するチームがある人は当たり前だと思わず、常に感謝の心を持たないといけないのかもしれませんね。
②みんなが口を揃えて言う、スタジアムの良さ
僕は生まれてから関東で育ってきたので、Jリーグ好きの友達たちにオススメのスタジアムを聞くと、
・日立台えぐい
・専スタやっぱいいよね
・Jリーグ好きなら一回は行け
と軒並み大好評だったので、これが決め手でしたね。
ネットも同じような情報で溢れていましたが、やっぱり親しい人の口コミが一番気持ちと足を動かしますね!
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◆席選びと情報収集
いつものようにJリーグアプリでチケットを買いました。
席はARホーム指定席。柏ゴール裏の雰囲気を間近で感じつつ、全体を俯瞰して観たかったので、この席にしました。
ゴール裏以外すべて指定席なのは、初めて観戦する人にとっては凄く安心感がありますね!
また、ホームページには各席の説明が細かく載せられていて、ありがたかったです。
前日に夜、試合の情報を集めるためにまずはTwitterで「柏レイソル」と検索。
チームオフィシャルとレイくんのアカウントが出てきました。
それぞれ違った方向性、ニュアンスで発信していて、受けとる側としても整理しやすくていいなと思いました!
また、試合速報のアカウントなどもあり、必要な情報を得やすいですね。
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◆移動~スタジアム到着
自宅からスタジアム最寄りの柏駅までは電車で50分くらい。
その間はレイソルの選手を中心にチームを調べていました。
中村航輔、クリスティアーノ楽しみだな~
オルンガってどんな選手なんかな~
村田ってレイソルにいたんだ~
など、知っている選手が多かったのでワクワクしていました。
13時、柏駅に到着。
規模の大きい駅なので、駅やその周辺はとても賑わっていましたが、フラッグ等がほとんどなく、「この街には柏レイソルがある!」という感じはあまり無かったのが残念でした。
JRの改札の横には、徳島サポを歓迎するポスターが。
素晴らしい取り組みをしているのだから、目立つところに掲示できればいいなと思いました。
駅前では、なにやらフリーペーパーを配っている人たちが。
スタジアムに到着した後に読みましたが、内容がフリーペーパーとは思えないほど濃い!
両チームサポーターが考えた最強のスタメンや周辺のグルメ情報、終電の時間から徳島が次節対戦する長崎のスタジアムについてまで書かれていました!
定期的に読みたくなるようなフリーペーパーですね!
駅からスタジアムまでは徒歩20分くらい。
住宅街を通るので中々わかりにくい道ですが、柏ユニを着たおじさんをストーカーして、なんなく辿り着きました。
余談ですが、僕は初めて行くスタジアムやアリーナでも、道を全く調べずに行きます。
チームカラーのグッズを身に着けた人をついて行けば、必ず辿り着きます。
既存のサポーターは初心者にとって見本であり、アイコンなのです。
スタジアムに近づくにつれて、ポスターを貼ったりフラッグを飾るお店が増えていきました。
レイソルにちなんだお弁当屋さんがあったり、
交番前にはレイくんの銅像が。
マスコットの銅像はユニークですね。
13時半ごろ、木々に囲まれたスタジアムに到着。
普通の公園を横切ったり、敷地内に鳥居があったり、面白い動線だな~と思いながら建物の間を抜けると、立派なスタジアムが!
動線をフラッグやペイントでもう少し黄色に染めたほうが盛り上がりそうだな~と思いつつ、綺麗なスタジアムの外観が、僕の気持ちを奮い立たせます。
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◆試合開始まで
入場すると、アンケート回答のQRコードが載せられた紙と、エキサイトマッチ特典のクリアファイルをもらいました。
観戦した証が形に残るって、いいですよね。
これは家での書類整理に使おう。
まだまだ時間に余裕があったので、スタジアムを一周しようかなと思いましたが、ビジター側には完全に行けないようになっているんですね。
ビジターはスタグルが食べれなかったりするんでしょうか。
そうだとしたら、残念ですね…。
ホーム側のゲートを入ってすぐのところにグッズショップとスタグルのキッチンカーがあり、メインスタンド側にレイくんと写真が撮れるフォトスポットがありました。
また、バックスタンド側の芝生広場が一部開放されていて、子ども達が遊んでいたり、天気がよかったのでスタグルをつまみにピクニックしている人もいました。
素敵な光景でした。
僕も腹を満たそうと思い、SNSで柏サポの方が教えてくれた、侍さんの唐揚げ@500円を買って、席で食べました。
いや、ほんとに、マジでうまい…。
お世辞抜きで今まで食べた唐揚げの中で3本の指には入る。
この唐揚げとビールさえあれば、満足度は爆上がりでしょうね。笑
激ウマ唐揚げを食べたあとは、駅前でもらったフリーペーパーを読んでいました。
ほんとに充実の内容ですね。
読んでいると、拡声器を持ったサポーター(コールリーダー?)がスタンドまで来て、声をかけていました。
ゴール裏だけじゃなくて、スタンドも一体となって応援しようとする雰囲気がすごく漂っていて、とてもいいなと思いました。
ただ、ツイートした通り後ろの音響に声が被さってあまり聞こえなかったので、運営側とも話し合えばもっと素晴らしい雰囲気が作れるんじゃないかと思いました。
また、ユニを着ていない人に向けて、ビニールのビブスを配布していました。
レイソルのファン、サポーターはユニ着用率が他のチームと比べて圧倒的に高いと感じました。
「スタジアムを黄色に染める」というテーマがみんなに浸透しているのかな~と感じました。
青ベースのスタンドに、黄色が映えて美しかったです。
しばらくすると、GKのウォーミングアップが始まりました。
ラッパ使ったチャントは聞いたことがなかったけど、個性的でいいですね!
なんでもそうだけど、何事にもオリジナリティがないとね。
中村選手を生で観たのは初めてだったので、一人で勝手に盛り上がってました。笑
その後、他の選手たちもピッチへ。
各選手のチャントが止むことはありません。
レイソルのゴール裏は「柏熱地帯(はくねつちたい)」と呼ばれていますが、まさにその通り。
一人一人の熱量がすごいし、声もめちゃめちゃ出してる。
なんせピッチと近いもんだから、選手たちにとっては相当な後押しになるんじゃないですかね。
面白いことに、ゴール裏はわりと若い女性や赤ちゃん連れのお母さんも多かったです。
選手達がロッカーへ引き上げると、レイソルのオリジナル応援ソングとともに、選手紹介のPVが流れます。
良い雰囲気の中、いよいよ選手入場。
全員で立って選手を迎えます。
スタンドの観客も自然と立ち上がるので、僕もつられて立ちました。
サポーターの文化として確立されていて、素晴らしい雰囲気だと思った一方で、僕は座って観ていたかったので、なんともいえない気持ちでした。
みんな立つとピッチが見えなくなる傾斜だったからね。
次の観戦は違う席を選んでみよう。
ゴール裏のビッグフラッグと鳴り止まないチャントは、迫力満載でした!
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◆前半
キックオフの笛が鳴り、サポーターの声援も一段階ギアが上がった感じ。
いや、開始前からアクセル全快だったけど選手のプレーと合わさって、そのように感じたのかもしれません。
試合は見所満載で、オルンガ選手の強さ、クリスティアーノ選手のスピード、江坂選手のサイドチェンジのパスなどに都度大きな歓声と拍手が起こっていました。
中盤の潰しやDF陣の空中戦も激しく、観ていて興奮するようなプレーが随所にあり、とても面白かったです!
また、試合中はゴール裏のコールリーダーの方が、
・選手がノってるから、おれたちもどんどんいこう!
・(シュートを浴びたときに)おれたちが慌ててどうする、盛り上げてこう!
など、細かく声を掛け続けていました。
一体感があってとてもいいなと思いました!
前半終了間際、オルンガ選手のヘディングが一度はGKに防がれるも、再び押し込んで待望の得点!
めちゃめちゃシュートを打って決めきれなかった中での得点だったので、観客も総立ち!
というか立ち上がらないとピッチも大型ビジョンも見えない。笑
この傾斜のスタンドの浅さは、このためなのかな?笑
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◆ハーフタイム
前半終了間際の得点だったので、みんな盛り上がった状態で席を離れていきます。
僕も小腹がすいたのとトイレに行くために、下に降りました。
指定席なので、場所取りをしなくても問題なし!
安心して席を外せますね。
バックスタンド下の通路は正直かなり混み合います。
通路が狭い上に、ビジター側に抜けれないので人が滞留してしまったり、売店の列もできるので…。
メインゲート側はかなり広い空間があるので、そちら側に出ちゃうほうがいいかもしれませんね。
トイレに関しては、台数が多く動線もはっきりしているので、ストレスなく行けました!
売店でアメリカンドッグを買って、席に戻りました。
メニューが完全にLAWSONでしたね。笑
席に戻るときは、前後の席間がかなり狭いので「すみませ~ん」と声をかけながら。
何度も足を踏みそうに、踏まれそうになりましたが、それもコミュニケーションのひとつ。
ただ、後ろを通る人に背中を何度も蹴られたのは少し嫌でしたね。笑
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◆後半
後半は徳島がボールを支配し始めて、危険なエリアに侵入されるシーンも増えてきました。
対抗するレイソルのカウンターも破壊力があり、かなり面白い。
こういうヒヤヒヤする場面があってこそ、興奮度が増しますよね。
確か60分くらい。
徳島の清武選手に決定的な場面を作られるも、中村選手がビッグセーブ!!
こういうの観たかったんですよ!笑
終盤にはレイソルがカウンターから連続でチャンスを迎えるも決めきれず。
スタンドからは「あー…」と溜め息が漏れます。
レイソルのサポーターは、なんというか、感受性とリアクションが豊かだな~と感じました。
素晴らしいプレーには割れんばかりの拍手と歓声を送るし、審判の微妙な判定や、相手がボールを持つときには迫力あるブーイングと指笛。
まさに12人目の選手、というより戦士たちだと感じました。
賛否はあるかもしれないけど、侮辱的な発言があるわけではないし、人間味があって良い雰囲気だなと思いました。
試合はオルンガ選手の1点を守り抜き、1-0でレイソルの勝利!
選手がピッチを一周しますが、さすが専スタ。距離がめちゃめちゃ近くて表情が分かるし声も聞こえます。
ゴール裏では、キャプテンの染谷選手やオルンガ選手がサポーターに挨拶。
そして勝利のチャント。最高の雰囲気ですね!
セレブレーションを見届けて、僕も駅へ向かうことに。
来るときに、「車も通る住宅街で、帰りは人も多くて危なくないのかな」と心配していましたが、試合後は車両通行止めになっていて、大勢の警備員さんが誘導してくれていました。
また、帰り道では試合結果の載った「レイソル号外」が配られていました。
なんというスピード感…!
フリーペーパーや号外など、形のあるものをもらえると、チームや試合を思い出すきっかけにもなるから、いいですよね。
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◆帰路
帰りの電車の中では、もらった号外と読みきれていなかったフリーペーパーを読みながら、試合の余韻を感じたり、一日を思い返すことができました。
一方で、Twitterのアカウントは全然動いていなかったので、そこは改善の余地ありだと思いました。
号外のスピード感と比較してしまって、少し残念でした。
ただしファンやサポーターの方は6試合振りの勝利とあって、積極的に写真や動画、想いを発信していたので、僕も楽しみながら見ていました。
18時半ごろ、帰宅。
以上が、僕の #日立台に行って帰ってくるまで の体験記になります!
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サッカー専用の素晴らしいスタジアムで観る柏レイソルの試合は、あらゆる面で迫力満点でした。
選手たちの激しいプレー、身ぶり手振りでアクションするベンチスタッフ、そして12人目の戦士たちの後押し。
全ての距離が近いから、全てが鮮明に感じられる。
このスタジアムが満員になったらと想像すると、まるで日本じゃないような光景が目に浮かぶ。
日立台は決して大きなスタジアムではない。
コンパクトだからこそ、熱気が籠り、臨場感が生まれる。
チームの良さも目に見えてわかる。
今回の試合では、7,785人の来場者が訪れた。
それでは正直、物足りない。
選手の質、素晴らしいスタジアム、地域やサポーターの取り組みなど、初めて観戦した僕にとっては素晴らしい体験ばかりだった。
対戦相手に限らず、毎回スタジアムを満開の黄色に染めるためには、チームに関わる一人一人がさらに細部を突き詰めていかなければならないのかなと、素人ながらに感じた。
選手・スタッフ・サポーターの振る舞い、チーム運営、地域との関わり、要因はいくつもあるが、それぞれが合わされば、間違いなく「柏から世界へ」羽ばたけると確信した。
だからこそ、早いうちにJ1にあがってほしい。
「柏がいるべき場所に~」という横断幕が掲げられていたが、僕も期待している。
僕が千葉県民だとか、そんなの関係なく、またあの素晴らしいスタジアムと戦士たちを観たいと純粋に思った。
今回よりもさらに黄色に染まった日立台を、次回は楽しみにしている。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。
またレイソルの太陽のような熱い試合を観に、そして侍さんの唐揚げを食べに、日立台にいきます。
他にもチームのおすすめがあれば、教えてくださいね。
次はどこに行こうかな。