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友達が配信するYoutubeを見続けちゃうワケを掘り下げると、キャラ経済に辿り着いた


最近、友達がYoutubeで動画配信を始めました。

言っては悪いけど、動画の出来は良くないんですよね。でも、その動画を見続けてしまう自分がいます。

僕自身、それが不思議に思ったので掘り下げてみると、色々な考えが浮かんできたので文章にしてみました。

中身を先に書いてしまうと、

・相手との関係性で興味のハードルを下げる
・汗はオフラインで流す
・SNSはファンが集まる場所
・フォロワー数は飾り
・オリジナリティと人間味を持つ

という話です。


・友達がYoutubeを始めた

学校の同級生だった友達(Aくん)が、Youtubeで動画配信を始めました。

詳しい内容は伏せますが、子どもの教育や親子のコミュニケーションに役立つゲームについて、発信しています。コロナ騒動で家にいる時間が多くなる親子のために始めたそうです。

チャンネルを見てみると、他のyoutuberがやっていないゲームの紹介をしていて「ええやん」と思いました。紹介する「モノ」は良いと思います。

ただ、編集や魅せ方などのクオリティがなかなか低いんです。

字幕はズレてるし、喋りもイマイチだし、変な手の動きしてるし、、

知らない他人の動画なら間違いなく見ていないと思います。どの動画も再生回数も10~30くらいです。


・なぜか見続ける僕

もう一度言いますが、知らない他人の動画なら間違いなく見ません。

見た後に充実感が湧くような動画ではないし、僕の人生に役立つ訳ではなさそうだし、誰かにオススメしたくなることもありません。(ごめんAくん!!)

でも、配信されると必ずチェックして、20分くらい時間を費やす自分がいます。

ここを少し深掘りしてみたいと思います。

チェックする理由は簡単で、僕はAくんと友達だからです。同級生の作る動画がどんなものか、興味があるからです。

つまり、発信を見る(見られる)ことについては、動画のクオリティより発信者と受信者の関係性が重要だと言えます。

動画のクオリティや挑戦の大きさ   Aくんとの関係性

よく「知り合いだから」「昔お世話になったから」などを理由に、乗り気でない頼まれ事をこなすことは、自分と相手との関係性がYes / Noを決める要因になっていますよね。

もちろん受信量や支援者を増やすためには、クオリティや挑戦の大きさは必要だと思います。


・興味を持つ人の特徴

Aくん以外にも、僕が見続けている(興味がある)人はたくさんいます。

その人たちの特徴を言葉にしてみると、

①圧倒的な結果(クオリティ)を出し続けている人
②大きな挑戦を続けている人
③現実世界で関係性のある人

サッカー選手で例えると、➀はメッシ。②はキングカズ、➂は湘南ベルマーレの坂圭祐(大学の同級生)といった感じです。

それで、Aくんは➂に当てはまります。

つまり、良好な関係性を持てれば、圧倒的な結果や挑戦はなくとも、「興味を持たれる」「見られる」ハードルは下がります。

良好な関係性を持つ人は、自分の活動を他の人に伝えてくれるコネクターになってくれるかもしれません。

もちろんクオリティや挑戦は大きな武器になりますが、人付き合いは「人柄」だったり「相手への気遣い」など、1対nのオンラインでは分かりにくかったりします。

いかにオフラインで汗をかけるかこそ、オンラインの時代に大切なことだと思います。クラウドファンディングとか、まさにそうですよね。


・SNSはファンの集合場所

このnoteを書こうと思ったときに、イベントプロデューサーの佐藤奨さん(Twitter)が、ちょうどこんなnoteを書かれていました。

言いたいことはほとんど佐藤さんのnoteに書かれているので読んでほしいのですが、簡単に言えば「SNSはファンを作る場所じゃなくて、ファンが集まる場所だよね」という話です。

現実世界もしくは他のコンテンツで発信者に興味を持った人が、フォロワーという数字になって現われるのかなと思います。

オフラインでかいた汗を、オンライン(SNS)で数字にする。こんな構図なのかなと思います。

例外は、最近Twitterでバズった「100日後に死ぬワニ」。

あれはSNS発のコンテンツですが、コンテンツ自体の価値が圧倒的に高くて、SNS上だけでファンが爆増しました。僕も作者さんのファンになりました。

ただ、100日を迎えた後の速すぎるプロモーションに追いつけない自分がいます。そこについては、栃木SCのえとみほさん(Twitter)が書かれていたので、ぜひ読んでみてください。


・数字を求めるのは後

話がちょっと逸れました。

「SNSはファンが集まる場所」と考えると、「100日後に死ぬワニ」のような圧倒的なコンテンツを除けば、SNS上だけでフォロワー数を増やすことは役に立たないのかなと思います。

フォロワーが1万人でも「いいね」が全然つかない人がいれば、フォロワー1,000人でめちゃくちゃついている人もいます。

恐らく、インフルエンサーと言われるのは後者で、表面上の数字の大きさで判断される時代は終わりつつある気がします。

正解を検索できるようになった時代に大切なのは、フォロワー数などの数字を求めることではなくて、外野からは見えにくい関係性の深さだと思います。

もちろんフォロワー1万人いたほうがいいに決まっているので、「フォロワー数って無意味だよね」とは微塵も思いませんが(僕自身フォロワーが少ない)、それを目的に小手先のテクニックを使うのは違うかなと思います。

目の前の数字を捨てて、意味のあるコンテンツを作ったり、色々な人と関係性を深めることが大事だと思います。

迎えに行かねぇ こっちに来させる
そのぶん何倍にもして期待に応えるんだよ

いつの日かのフリースタイルダンジョンで聞いた、FORKさんのラップを思い出しました。


・関係性を深めるには

本屋に行くと、コミュニケーションの本がポップ付きでオススメされているのをよく見ます。きっと、多くの方が人付き合いの正解を求めて本を買うのだと思います。

でも、みんなが正解を身につけると、正解は当たり前になります。今まで「いいね」と言われていたことが、気にならなくなってきます。

そこに「キャラ経済」という言葉が出てきました。

正解とか間違いとかは置いておいて、「あの人っぽいよね」というキャラが人を惹きつけるようになる、ということです。

キャラって何で出来ているのかを考えると、オリジナリティと人間味という言葉が浮かんできました。

正解を出し続けてもオリジナリティは生まれないし、周りに流されていたら人間味は滲み出てきません。

必要なのは筋を通し続けることだと思います。

ちなみに、Aくんは凄まじくキャラの濃い人間です。彼のメンツのために具体的なエピソードは語りませんが、僕は彼を宇宙人と形容しています。

全くブレない彼のハートには脱帽しています。


・まとめ


思いつくままに書き進めたので着地失敗感がありますが、友達の動画配信を見続けることを掘り下げて、色々なことを考えてみました。

・汗をかくのはオフラインで
・SNSは集合場所
・表面上の数字は捨てる
・キャラで人を惹きつける

Aくんの動画は、聞かれれば教えます。



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坂シュウキ
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