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貪・瞋・痴(読み)とん・じん・ち

愛知県小牧市で出力テスト当初は1週間の出張予定だった
しかし結局月末までの合計24日間滞在した。

出張の終わる最後の週にコンソーシアム参加企業+株主である奈良の「楓工務店」を訪問する為、生まれて初めて奈良に向かった。小牧より車で3時間の距離だった。

美しい物は何年経っても必ず残り続ける
奈良には1300年以上の世界最古の木造建築がある
有名な「五重塔」
そして美しい「薬師寺」を空いた時間で見に行った。
薬師寺は西暦680年に天武天皇が皇后の病気平癒を祈って建設された。

薬師寺は病気の祈願をする為の寺院である。
お坊さんの講和が始まっていたので急遽、参加した。

講和の中で人間が病気になる原因は

「とん・じん・ち」
漢字で書くとこんな感じ
貪・瞋・痴

①とん・貪
貪欲
欲しい「モノ」などに対して、執着する心のことだそうです。
あらゆる「モノ」に執着するというというのが病気になる原因の1つだそうです。

確かにあれ欲しい、これ欲しい、もっと欲しい
あの人が持っているあれよりもっと上のランクのものが欲しい

欲望に応じてどんどん手に入れていく。

しかし手に入れても、またすぐに新しい「モノ」が欲しくなる
そこには終わりがない気がします。

なぜ?「モノ」に執着するのか

私も海外に引越しをした際、いろいろな「モノ」を実家の空き部屋に置いていきました。
しかし数年たって帰国をしたら、その「モノ」はほとんど必要がないものでした。

唯一は飯田は骨董とか食器が好きだったので、その美しい「モノ」はその後も活躍しました。

それ以外の「モノ」は必要だと思っていたものは全て「ゴミ」となりました。

最近、堤さんという有名な建築家さんがセレンディクスのプロジェクトにコンソーシアム参加して支援して頂いています。
堤さんはたった10リットルのバッグ1つが全ての「モノ」で生活しています。
尊敬します(笑)

「モノ」を必要以上に欲しがることに1つのわかりやすい動画があったので共有します。
TEDxSapporo 植松 努
https://youtu.be/gBumdOWWMhY
時間がない方は11分前後より

人間が生きて行くには自信が必要なんです。
どうしても自信が必要なんです。

自信を失くしてしまった人達はお金で自信を買うようになっていきます。
身を華美に飾るようになり、またそれを自慢しなければいけなくなったり、その為に人を見下さなければいけなくなったり、他の人ががんばったら困るから努力を邪魔するようになったりする人もいる。

飯田の周りにいた5千億、1兆の売上を達成した創業者は、ほぼ全て華美な着飾り、車、そして自宅は非常に堅実な家でした。皆さん「モノ」に対する欲望がほとんどありませんでした。

②じん・瞋
「怒ること、腹を立てること」だそうです。

仏教では、相手がどんなにひどいことをしてくるような人間であっても、腹を立ててはいけないと教えるそうです。
自分の思い通りにならない事への憤り、周りの人間への憎しみの心
自分の好ましくない人間に対しての妬みの心なども含まれるそうです。

仏陀の教えの中にこんな事が書いてありました。
ある時、仏陀が歩いていると仏陀に罵詈雑言を浴びせる人がいたそうです。
仏陀はそれに対し怒る事も反論する事も全く行わなかったそうです。

そうするとどうなるのか、、、、、

仏陀が言ったそうです。
人が「贈り物」を渡そうとして相手が「贈り物」を受け取らなかった場合
その「贈り物」はどうなるか?
その「贈り物」は「贈り物」を渡そうとした人に戻っていくそうです。

怒り・罵詈雑言・誹謗中傷、結局は全て自分の体に帰って来るそうです。
それが2つ目の病気の原因となるそうです。

③ち・痴
愚痴 不平不満などを言うことだそうです。
世の中には必ず「いい事」も「悪い事」も起きます。

しかし、そもそもこの世は諸行無常、どんな存在も必ず変化していくそうです。
それは仕方がない事だそうです。

全てを「素直」に受け入れる事が大事だそうです。

今、目の前にある「悪い事」も全ては大事な意味があるそうです。
その瞬間だけを見れば「悪い事」ですが大きな目で見ると全ては「幸せ」に繋がっているそうです。
でも、わかっていても「愚痴」はでますね(笑)

セレンディクスを進めているとたまに「愚痴」が出ます。
全部CTOの緒方にぶつけていますが(笑)
彼は黙って聞いてくれます。

しかしいつも、少しの時間だけで「愚痴」をいうのを止めたいと考えています。

「愚痴」が3つ目の病気の原因となるそうです。

偶然訪れた薬師寺
病気を治すといういう有名なお寺だけあって
「とん・じん・ち」の講和は非常に素晴らしいもので考えさせられました。

薬師寺では最後にこの「とん・じん・ち」を消すには「写経」がいいと「写経」の教材を勧められました。
母と妻の為に購入しました。
飯田は元気です!!

「写経」をして薬師寺に送付すると永遠に保管してくれるそうです。
薬師寺は1300年前の人が書かれた「写経」もすべて保管しているそうです。

To Be Continued...

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