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飯田国大 ITとの衝撃的な出会い

Sphere(球体)家は24時間で創る
インダストリーキャピタル(特定産業首都)
特定産業首都とは「その産業で日本一の集まり」を創ることである。

昨年逝去したchaintopeの共同創業者 高橋剛を偲ぶ会を飯塚で行うと連絡があった。
場所は「飯塚ブロックチェーンストリート構想」ブロックチェーンで日本一の集積地とする構想に基づく新しく出来たコワーキングスペース「BA」(Blockchain Awakening)で行われた。

「次世代を担う人材」

過去5年間の福岡市人口動態
人口増加数が多い都市 第1位 福岡市 74,938人
人口増加率が高い都市 第1位 福岡市 5.12% 
若者(10代20代)の割合 第1位 福岡市 22.05%

開業3年以下の企業が福岡市の雇用全体の4割を生み出している。

先日プレゼンした福岡県ベンチャーマーケットは1999年にスタートして241回開催
延べ2500社以上のベンチャー企業が登壇した。

「営業ってどうやってやるの??」
飯田は起業したのに物を売る営業経験が全くなかった。

葬儀屋の仕事に徐々に慣れていくとき飯田の人生を変える
葬儀とITとの衝撃的な経験があった。

葬儀屋の遺影写真
当時ISDNというインターネット回線が葬儀屋にひいてありマッキントッシュ+スキャナー+昇華型プリンターを広島にある「アスカネット」という会社がオペレーターを使い遠隔で葬儀屋のマッキントッシュを操作していた。

パソコンとインターネットで凄いことができると驚いた。

マッキントッシュ 30万円
スキャナー    15万円
昇華型プリンター 100万円

直感的に僕ならもっと安く簡単にシステムを作れるかも?となんの根拠もなく感じた。

そしてなにを思ったか?当時の葬儀屋の社長に
「もっと簡単で安価にできるシステムが作れます。アスカネットを止めて飯田に任せませんか?」

「必要ない」

もっと安価で簡単にできると提案したがほとんど話を聞いてもらえず「いらない」と言われた。

「わかりました。今日限り仕事辞めます」
なにも根拠なく突然仕事を辞めてしまった。

代議士の秘書の時、自己資金で戦える政治家になると決め
「次は社長になる」と決めていたので突然退職はしたが飯田にとって自然な流れでもあった。

これからパソコンとインターネットの大きな変革の時代が来ると感じた。
その流れにのって起業することを決意した。

マッキントッシュを買いに行った。
パソコン教室に行った。
Photoshopが使えるようになった。

そして遺影写真を自分で作れるようになった。

福岡市内の葬儀屋に営業に行く

「いらない」

「いらない」

「今忙しい」

なんの実績もない個人にいきなり仕事を注文するほど世の中甘くなかった。

しかも起業してはじめて気づく

営業でどうやってやるの??
飯田は政治家の秘書しかしたことがなかったから起業したのに物を売る営業経験が全くなかった。

起業したのに仕事が全く決まらなかった。

すごく怖かった。

不安で

不安で

イライラして家族にあたった。

起業は1人でスタートしたから本当に孤独だった。

そんな起業して間もない時
ある友人からこんな話があった。

「玄南荘」という古い2階建てのビルが空きビルとなっている
その空きビルのオーナーが若い経営者を集めて「福岡を元気にしたい」と考えている。

その古いビルを建て壊しまで無償で提供するから若い起業家を集めないか?と話だった。

100人ぐらいの九工大や福大の学生起業家や起業予備軍が集まった。

福岡の次世代を担う人材の集まりである。

「夢かなう九州」誰が考えたか?名前は非常にベタである。

当時、新聞等にも大きく取り上げられ若手起業家の松下村塾とも言われた

家賃無料の自由な場所があり起業家同士の横のつながり・協力関係が生まれた。
ここから自然発生的に次世代を担う人材の孵化の始まった。

そのうちの中心メンバー10人は毎朝7時に玄南荘に集まり1時間ほど経営哲学や情報交換を行った。

凄く楽しい時間だった。
飯田の独立したことに対する孤独と不安は自然と消えていた。

その中心メンバーからのちの

ハウ(現Chaintope社)
ペンシル社
スカイネットアジア航空(現ソラシドエア)
デジタルプラザ(のちのディープジャパン)
他、たくさんのベンチャー企業が生まれた。

ある時、玄南荘のオーナーからアドバイスがあった。
「飯田君、暗い遺影写真なんか止めて明るい合成写真でやってみない?」

当時海外のテーマパーク等で見かける写真を撮影して合成してその場でプリント

起業してまだなにもない飯田に福岡の観光名所「キャナルシティ」で合成写真をやらないかという話だった。

なにもない飯田には大きなビジネスチャンスだった。

キャナルシティで合成写真
飯田は素直にその話を聞いてやってみることにした。

to be continued...
#飯田國大

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