飯田国大 AI版宅配スーパー「オレンジ」
中川氏 野菜!仲買人から80万円分買ったから
飯田 なんでそんな大事な事!勝手に決めるんですか!!!昨日その事はみんなで協議したのに(怒)(怒)(怒)
先月福岡のアイランドシティ香椎照葉での第1フェーズの実証実験を行っていると様々な新たな課題が見えてきた。
その時、直感的に感じた
そうか顧客のニーズは「旧オレンジライフ」だ
オレンジライフとは昨年8月27日に廃業をしたが宅配スーパーを30年前から始めていた老舗企業である。全盛期は年商170億を超えており大前研一も経営陣に参画していた北部九州では名門企業であった。
飯田は外出制限のなかAmazonですぐに必要なものをオーダーする
いつもなら翌日に届く
しかし配送予定が7日かかると明示されていた。
物流が壊れ始めている
物流倉庫からの顧客への直配送は配送エリアが広いと大きな弊害が起きる
戦線が広がると戦争に負けるのと同じ論理だ
LOMAは実証実験第1フェーズでセンターとなる拠点から3キロエリアに限定している
エリアを限定することにより平均13分での配送が可能となった。
「動く倉庫」の効果である。
ラストワンマイルドライバーの古森さんに相談する
古森さんはオレンジライフの物流を何十年も担っていた。
飯田 オレンジライフのビジネスノウハウを教えて欲しい
古森さん オレンジライフの元執行役員の方がオレンジライフの再興に尽力しています。
飯田 すぐに会いたい!!!
面談して様々なオレンジライフのエピソードを聞いた。
「凄い会社だ、、、これは絶対にやるべきだ」
オレンジライフのビジネスモデルにAIを組み込むことで未来のサービスが見えた。
両者で協業のMOUを結びましょう!!5月14日に締結した。
AI版宅配スーパー「オレンジ」の誕生である。
5月17日
スタートは5月中に始めると協議して準備を進める事にした。
5月18日17:00
突然中川氏が事務所に来て言った。
野菜仲買人から80万円分買ったから
飯田 なんでそんな事勝手に決めるんですか!!!昨日その事はみんなで協議したのに(怒)(怒)(怒)
中川氏 だって熊本の農家が困ってるんだもん
野菜の行き場所がないって、、、、
僕だって最近は社会貢献も考えることがある
飯田は感情的に怒ったが中川氏は大人の対応だった。
「社会貢献」をしたかったらしい
ビジョナリーカンパニーの定義として
会社としての売上・収益も大事だが最初に売上・収益を追うと手に入れることは出来ないまずは課題解決の社会貢献があり、その後自然と売上・収益もついてきてその企業スタイルが永続的なビジョナリーカンパニーとしての形として構成される。
旧オレンジの役員の方も60代だが今回の新生「オレンジ」ではお買い物に困っている高齢者や、免許返納後のサポートなど、もう一度人助けをしたいという強い想いから、新生「オレンジ」の取締役として協力してもらうことのなった。
5月20日
福岡県主催の福岡ベンチャーマーケット(FVM)にLOMAはプレゼンをした。
5月21日
日経新聞の記事として取り上げられる
深夜2時LOMAの博多倉庫に大量の野菜が届く
まだチラシのデザインもできていない
販売方法はネットしかない
夜中1人で販売サイトを作る
ねむい、、眠すぎる
誰かネットを手伝ってくれ、、、
GoogleやSNSのネット広告を仕掛ける。
旧オレンジの役員の方が朝9時に出社する。
その2時間後
「野菜全部完売しました。」
えっ???どういうこと
高齢者の買い物難民は今、非常に困っている。
新生「オレンジ」を起ち上げたらすぐに買っていただいた。
ネットがアナログに負けた
凄腕の「セールスドライバー」恐るべし
いくよ!!新しい世界
to be continued....
家は24時間で創る
Sphereは水面下で大きな動きがある
毎日がドラマだ(笑)