開催報告:HICity春スクール2024 羽田寄席編
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)エリアマネジメント委員会事務局では、2024年2月~3月にかけて、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けた、さまざまなイベントを無料で開催しました。
イベントの目的
近接する羽田空港のことを知って頂くことと、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ:以下、HICity)で、先端技術や文化に触れて頂くこと。さまざまなイベントを通して、新しい発見や出会いをして頂ければと思い企画を立てました。
「羽田空港を知ること」をテーマにしたイベントは、「羽田空港見学バスツアー」と、飛行機を大迫力で見られる「クルーズツアー」の2つ。
詳しい内容は、こちらの記事をご参照ください。
HICityでの先端技術や文化に触れて頂くイベントは、「自動運転ワークショップ」や、電子顕微鏡で身近なものを見る体験ができる「体験!知っているものの知らない世界」など合計8種類。
「羽田空港見学バスツアー」もしくは「アンダージェットクルーズツアー」と、HICityでのイベントの2本立て。これらを組み合わせて、合計14種類のイベントを企画しました。
今回は、HICityでの先端技術や文化に触れて頂くイベントとして開催した、「羽田寄席」についてご紹介します。
羽田寄席を開催しました!
寄席は、落語だけではなく、傘回しなどの太神楽や奇術(手品)、紙切りなどなど、いろいろな演芸が楽しめます。今回、私たちが開催した「羽田寄席」は、落語と太神楽を開催。普段はなかなか見ることができない演芸を間近で楽しんで頂きました。
まずは、落語から。前座の桂しゅう治さん。
着物を着て高座に上がった落語家を実際に見るのも初めてという方も多いのでは?短い話で、小学生でも楽しめるような内容を披露してくださいました。
続いては、太神楽。丸一小助・小時さん。
まずは、バチのようなものを投げる「投げ物」。テンポよく宙を舞うバチは、みるみるうちに本数が増えていきます。本数が増えてもテンポは変わらず。二人の息の合った技を見せてくださいました。
続いてはバランス芸の「立て物」。お椀と総が付いた板を、顎の上に交互に並べていきます。見ている方はハラハラしていきますが、そんなことはお構いなしに、どんどん高くなっていくお椀と板。
積み上げたものを今度は顎から指先に移して、更には糸を使って、ゆっくりと動かしていきます。積み上げただけで、どこも固定されていないのに、きちんとバランス良く並んでいるから倒れない。日々の鍛錬がものをいう、すごい芸当を見せて頂きました。
続いては、傘回し。傘の上にボールを乗せて回してみると、ボールがなんだか生き物のよう傘の上を走ります。ボールだけではなく、升などの四角いものもすいすい回していくお二人。
この日は特別に、参加しているみなさんにも傘回しの体験をさせてもらいました。丸一小助・小時さんが「やりたい人!」と声をかけると、みなさん元気に手を挙げてくれました。初めての傘回し。丸一小助・小時さんにサポートして頂きながら、みなさん上手に回していました。
そして、最後は落語です。真打の林家はな平さんが、お子さんにも分かりやすい落語を披露してくださいました。林家はな平さんは、大田区在住の落語家です。
大人も子どもも声を出して笑っていました。落語にはさまざまなお話がありますが、「つる」も「寿限無」も、お子さんも一緒に唱えたくなるようで、とても楽しい時間となりました。
最後に、はな平さんから落語のしぐさを教えてもらいました。お蕎麦を食べるのは有名ですが、おまんじゅうを食べるしぐさも教えて頂きました。美味しそうに見せるためには、コツがあることが分かりました。
さらに、落語家の方がされるお辞儀の仕方も教えて頂きました。こちらもポイントを教えて頂き、みなさんとてもきれいにお辞儀をされていました。
林家はな平さんの落語をもっと聞いてみたい方は、公式ウェブサイトから出演情報をチェックしてみてください。
丸一小助・小時さんの太神楽をもっと見てみたい方は、落語芸術協会のサイトから出演情報も確認できますよ。
2024年度も開催予定です!
2024年度もHICityでは、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けたイベントを企画しております。詳しい内容や募集に関するお知らせは、改めてご案内しますので、ご期待ください。大田区立小・中学校には、チラシが配布される予定です。
※昨年度とまったく同じ内容で開催できるという保証はございませんこと、あらかじめご了承ください。