開催報告:HICity初夏ふぇす 羽田の干潟観察会「羽田の干潟で遊ぼう!」
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ:以下、HICity)エリアマネジメント委員会事務局では、季節ごとに行われるイベントにも参加しています。2024年5月1日~30日に開催された「初夏ふぇす」に合わせて、5月26日(日)に、羽田干潟体験会「羽田の干潟で遊ぼう!」の開催しました。
≪イベント内容≫
多摩川の歴史と干潟の生き物を学ぶ講座と、干潟の観察体験会がセットになった、ワークショップです。干潟に入って生き物を観察し、体験会終了後には、環境保全のための清掃活動にもご協力頂きました。
今回は、講座では干潟の生き物の話だけではなく、「なぜ、ごみ拾いすることが大切か?」をより深く知って頂くために、マイクロプラスチックについて研究している、東京都立大学大学院生にも協力頂き、簡単にお話をして頂きました。
参加費は、ひとり1,000円でドリンク付きです。
干潟観察会を行う場所は、HICityから羽田空港第3ターミナルに向けて歩いて10分程度のところにある、ソラムナードの付近です。
定員30名ですが、申し込み開始と共に定員になりました。小規模な開催ですが、毎回多くの方に注目を頂けているようで、とても有難く感じています。
講座の様子
今回は、Zone Jにある、HICityスクエアカフェを使用しました。飲み物を飲みながら、一般社団法人地域パートナーシップ支援センター理事長で、大田区在住の環境カウンセラーである小野紀之さんから、多摩川の歴史や生き物のついてのお話をして頂きました。
多摩川の歴史や、やって来る生き物たちについて、近くで暮らしていても知らないこともたくさんありますね。
続いて、東京都立大学大学院生による、マイクロプラスチックについてのお話。マイクロプラスチックとは何か?また、それが海に流れてしまうと、どういった問題が起こるのか?について、小学生向けに説明して頂きました。
この日は、お天気にも恵まれていたので、カフェでの座学は短めの切り上げて、早々に干潟へ出発!干潟の前でより詳しい説明をして頂くのと共に、体験に時間を多くとりました。
≪干潟体験の様子≫
いよいよ、干潟に入ります。海に近い多摩川下流域では、潮の満ち引きで、大きな干潟ができます。干潟に入って、生き物たちを観察してみました。
鳥の足跡があったり、カニがいたり…。多摩川下流域には、多くの生き物が暮らしていることが分かります。水のある場所は、急に深くなることもありますので、必ず干潟になっているところで、生き物を観察すること。そして、水には入らないことを約束して、観察を続けます。
干潟のところどころに、気泡のような小さな穴があります。その辺りを掘ってみて、泥の中に目を凝らしてみると、生き物がいることも!
参加者のみなさんは、捕まえた生き物を、講師の小野さんや一般社団法人地域パートナーシップ支援センターのみなさんに見せて、どんな生き物なのか?また、特徴についても質問していました。
大田区内、しかも空港のすぐそばでも、多くの生き物が暮らしていることを、実感して頂きました。
およそ1時間の体験を終えて、参加者のみなさんは、干潟で捕まえた生き物たちを披露し合い、小野さんから生き物の説明聞いた後、生き物たちを干潟に戻しました。
≪清掃活動≫
最後に、清掃活動にご協力を頂きました。生活雑貨やお菓子のフィルムなど、プラスチックを含むものが目につきます。空き缶、そして時には電池やスプレー缶といった危険なものもあります。タバコの吸い殻なども見つけました。
参加頂いた皆さんは、干潟観察と同じくらいの熱量でたくさんのゴミを集めて下さいました。生き物たち、そして私たちが暮らす地域の環境保全にご協力を頂きました。
およそ2時間15分のイベントは無事に終了しました。
ご参加頂きましたみなさん、ありがとうございました!
HANEDA INNOVATION CITY エリアマネジメント委員会事務局では、HICityにお越し頂き、施設と羽田周辺エリアの魅力を発見して頂けるイベントを定期的に開催しています。
イベントの開催告知や、開催報告もnoteで行って参りますので、どうぞ、よろしくお願いします。