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開催報告:HICity春スクール2024 体験!知っているものの知らない世界 編

HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)エリアマネジメント委員会事務局では、2024年2月~3月にかけて、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けた、さまざまなイベントを無料で開催しました。


イベントの目的

近接する羽田空港のことを知って頂くことと、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ:以下、HICity)で、先端技術や文化に触れて頂くこと。さまざまなイベントを通して、新しい発見や出会いをして頂ければと思い企画を立てました。

「羽田空港を知ること」をテーマにしたイベントは、「羽田空港見学バスツアー」と、飛行機を大迫力で見られる「クルーズツアー」の2つ。
詳しい内容は、こちらの記事をご参照ください。

HICityでの先端技術や文化に触れて頂くイベントは、「羽田寄席」や「羽田まちあるきツアー」など合計8種類。

今回は、HICityでの先端技術や文化に触れて頂くイベントとして開催した「体験!知っているものの知らない世界」の内容をご紹介します。

卓上型電子顕微鏡でミクロの世界を体感!

今回は、株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)に協力していただき、卓上型電子顕微鏡「Miniscope」🄬で、身の回りのミクロの世界を見てみるワークショップを開催しました。
まずは、卓上型電子顕微鏡とは?どんなことができるのか?などを、「大ちゃん先生」から教えてもらいます。

参加者のみなさんとのコミュニケーションもバッチリの大ちゃん先生です! photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

「電子顕微鏡で映したものが、いったい何なのか?」出題された問題に、みなさん答えていきます。普段、目にしているものも、電子顕微鏡を通して見ると、ぜんぜん違うもののように感じます。

不織布のマスクも、肉眼で見ると表面はつるつるしていますが、電子顕微鏡で見てみると繊維が重なっていることが分かります。
花粉も、丸い形をしているのかなと思っていたら、球体にトゲがついている、ちょっとゴツゴツとした形をしていました。

クイズに正解したお子さんは操作体験も。ミクロの世界をみんなで見てみました! photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

電子顕微鏡を通すと、なぜ花粉が衣服にくっついてしまうのか?だったり、マスクの構造が分かったりと、発見がたくさんあります。

みなさん、大ちゃん先生のお話を聞いて納得です!

朝ごはんやおやつに食べるヨーグルトのフタ。フタにヨーグルトが付かないようになっているヒミツも、電子顕微鏡を通すと分かります。

フタにヨーグルトが付かない理由とは…!? photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

私たちの暮らしが便利になるように、企業や研究者・開発者は、モノに工夫をします。電子顕微鏡で見ると、工夫の構造だったり、なぜ便利になったのかが良く分かります。また、電子顕微鏡を通して分かる植物の姿も、理にかなっていて納得してしまいますね。
ミクロの世界には、たくさんの発見と感動がありました!

医療系検査装置の歴史も触れてみました!

日立ハイテクには、ヘルスケア事業もあり、HICityに「ヘルスケアイノベーションセンター東京」が整備されています。ここでは事業者の方だけではなく、一般の方も日立ハイテクの取り組みや、医療系検査装置の世界を知ることができます。

さっそく担当の方が、案内をしてくださいました。

医療系検査装置について、お話してくださいました。photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

健康診断や体調不良で、病院に行った際に行う検査。
スムーズに検査結果が出るのは、医療系検査装置の進歩のおかげです。ここでは、日立ハイテクが開発してきた医療系検査装置の歴史と進歩の過程などを、学ぶことができます。

技術の発展は、研究者や開発者の努力あってのものです。 photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

実は「光」を活用する技術の積み重ねが、今日までの医療機器の進歩にも繋がっています。高校で学ぶような、光の性質や、光を分ける技術である分光の応用が、私たちの健康管理に役立っています。

光を分ける技術、分光を実験。 photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

自然界にあるとても身近なものを応用したものが、装置に使われていることに驚きです。さらに、その知識や技術の進歩にも驚きました。
高校で学ぶことの手前には、中学校で学ぶこと、そしてその基礎として小学校で学ぶことがあります。学校で学ぶことが、どうやって将来に繋がるのかな?なんて思ったことは、誰にでもあると思いますが、まさに今回のお話は、その答えのような感じがしました。

近い未来に、この技術に関わる仕事をするお子さんもいるかもしれませんね。 photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

学んだことが、たくさんの人の役に立ち、もしかしたら病気を未然に防ぐことができるかもしれません。また、いま開発していることを、もっと発展させていくことで、未来の人たちの役に立つかもしれない。なんだか、とてもワクワクするような話です。

参加したお子さんは、小学生。今日の経験で、電子顕微鏡や医療系検査装置などの世界に興味を持ち、将来は日立ハイテクで活躍している、なんてことがあったら、私たちもとても嬉しいです。

本日お世話になった、日立ハイテクの方々です。ありがとうございました。 photo : Nozomu Ishikawa/羽田みらい開発株式会社

2024年度も開催予定です!

2024年度もHICityでは、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けたイベントを企画しております。詳しい内容や募集に関するお知らせは、改めてご案内しますので、ご期待ください。大田区立小・中学校には、チラシが配布される予定です。
※昨年度とまったく同じ内容で開催できるという保証はございませんこと、あらかじめご了承ください。

体験!知っているものの知らない世界
コンテンツ提供:株式会社日立ハイテク
開催日:2024年3月2日
主催:羽田みらい開発株式会社
協力:羽田旅客サービス株式会社
後援:大田区

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