開催報告:HICity春スクール2024 羽田まちあるきツアー編
HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ)エリアマネジメント委員会事務局では、2024年2月~3月にかけて、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けた、さまざまなイベントを無料で開催しました。
イベントの目的
近接する羽田空港のことを知って頂くことと、HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ:以下、HICity)で、先端技術や文化に触れて頂くこと。さまざまなイベントを通して、新しい発見や出会いをして頂ければと思い企画を立てました。
「羽田空港を知ること」をテーマにしたイベントは、「羽田空港見学バスツアー」と、飛行機を大迫力で見られる「クルーズツアー」の2つ。
詳しい内容は、こちらの記事をご参照ください。
羽田空港第3ターミナルをまちあるきしました
今回のまちあるきは、羽田空港第3ターミナルを中心に開催しています。2010年にオープンしたこの場所には、世界中からたくさんの人がやって来ます。
世界中からお客様を迎える羽田空港第3ターミナルには、日本を感じてもらうようなお店や、施設があります。
大田・品川まちめぐりガイドの会の皆さんが、さまざまなことを教えてくださいました。
赤色が美しい4本の柱のようなものは、「江戸舞台」と呼ばれるイベントスペース。こちらで、伝統芸能などが披露されることがあります。5階は江戸の町並みを感じるようなデザインになっています。
江戸情緒を感じる町並み「江戸小路」を歩いて行くと、羽田空港第3ターミナルの名物とも言える、驚くべきものに出会います。
それが、江戸時代の日本橋を再現した「はねだ日本橋」です。
江戸時代、旅の起点は日本橋でした。羽田空港第3ターミナルにある「はねだ日本橋」は、海外への旅の起点として、多くの人を見守っています。
ちなみに「はねだ日本橋」は、江戸時代にかかっていた日本橋のおよそ半分サイズで再現されています。
壁面に飾られている「江戸図屏風」は、国立歴史民俗博物館所蔵のレプリカです。江戸の名所が陶板壁画に表現されています。
「はねだ日本橋」を渡りきると、大絵馬と、願い事が書かれた木札が飾られた場所に、たどり着きます。空港と言う場所だけあって、世界中の方が願い事を書いています。
コロナ禍の令和2年12月に、人が来なくなった空港に敢えて大絵馬を置いたそうです。それから3年以上が経ち、たくさんの方がまた日本を訪れていることを思うと感慨深いものがあります。
名所だけではないところもチェック
さて、羽田空港第3ターミナルの名所を見ていきましたが、それだけではないスポットも、歩いて学びました。
その一つが、お手洗いです。たくさんの方が利用する空港。ベビーカーに小さなお子さんを乗せている人、車いすの方など、だれでも快適に使うことができるようなトイレが必要です。
羽田空港第3ターミナルには、さまざまな人が快適に使えるような、多機能トイレも整備されています。それも、館内すべてのトイレの場所に、1箇所から2箇所の多機能トイレが設置されています。写真のように、1つの場所に2つの多機能トイレがある場合は、左右使い勝手に配慮し、車いすから便座への移動を考慮しているそうです。
説明を聞いて、だれもが快適で楽しく過ごせるための工夫がされていることが、分かりました。
空港の臨場感を味わえるデッキにも行きました
空港に行ったら必ず立ち寄りたいのが、離発着の飛行機が見られるデッキかと思います。もちろん、今回のまちあるきでも、デッキに立ち寄りました。
写真は、館内で説明をしている様子です。ガイドの方が、空港の滑走路の場所などについて、地図を使って解説してくださいました。地図を見ると、より具体的に理解することができますね。そして、デッキに出ると飛行場の様子を大迫力で見ることができます。
デッキに行くと、飛行機の離発着の様子や、空港で働く方たちの姿や車の様子を見ることもできます。
このあと、まちあるきツアーは、新しくできた施設、「HANEDA AIRPORT GARDEN」まで歩き、新しい施設やその特徴を見たり、ガイドの方から解説をして頂いたりしました。
羽田空港第3ターミナルと、その周辺にはたくさんの魅力あるスポットがあり、あっと言う間に時間が過ぎてしまいましたが、みなさん楽しく空港まちあるきに参加して頂きました。
2024年度も開催予定です!
2024年度もHICityでは、大田区立小・中学校の児童生徒と保護者の方に向けたイベントを企画しております。詳しい内容や募集に関するお知らせは、改めてご案内しますので、ご期待ください。大田区立小・中学校には、チラシが配布される予定です。
※昨年度とまったく同じ内容で開催できるという保証はございませんこと、あらかじめご了承ください。