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折目邸の記録④

折目邸改修とゲストハウス&半田素麺食堂オープンまでの道のりを記録していきます。

2020年12月5日


いよいよ、大工仕事が始まりました。屋根葺き替えに伴って、野地板を貼る作業は下の屋根で完了していました。


二階大屋根の撤去が10日頃から始まるとのことで、高い足場が組まれていました。

それに前後して、一階は家財の移動と畳を持ち上げ、障子や戸を外し、床に養生が。



居間だった部屋の畳の下からは、昔の掘りごたつの跡が現れたりも。

二階は、土壁を叩いて取り除いたり、天井を外したりと本格的に大工さんの手が入っていました。大工さん達のおかげで、何人もで抱え上げないと動かせない箪笥や調度品を安全に移動できています。


本当にありがとうございました。

私は、着物類や調度品、残された写真などを整理して家主さんのご兄弟にお渡しする準備を進めています。


その最中に出て来た藍染めの木綿糸は、糸を縛って絞りの模様があり、これが久留米や伊予で有名な、絣の着物用の糸だと聞きました。


一番左にある黄色味がかった白い糸が何なのか…

養蚕家の折目家らしく、これが絹糸なのか、気になるところです。

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