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海外コンクール連続受賞!次世代生産者との合作|普通蒸し煎茶「はんだ誉」


〈作り手について〉

「千代の香」と並んで人気の普通蒸し煎茶「はんだ誉(ほまれ)」の主原料は、鹿児島県曽於市(そおし)の末吉製茶工房さんから仕入れた茶葉。

末吉製茶工房は、イギリス・フランス・ベルギーをはじめとした海外コンクールで高い評価を得ている生産家さんです。

末吉製茶工房代表 又木健文氏(茶農家三代目)
国内外のコンクールで連続受賞!

受賞歴の一例をあげると、Great Taste Awards(グレートテイストアワード)は、イギリスの高級食品小売組合(Guild of Fine Food)が主催する「食のオスカー」とも呼ばれる国際コンテスト。

2021年は世界各国から14,113点が出品され、そのうち三つ星を獲得できるのは全体の1.5%という大変狭き門なのですが、末吉製茶工房さんの「さえみどり」は見事、2年連続で最高位の三つ星を獲得しています。

当店とお付き合いのある生産者の方が、国際的にも高い評価を受けられるのは大変嬉しいものです。

しかし正直なところ、一緒に仕事をさせていただく立場で感じる末吉製茶工房さんの最大の魅力は、全く別のところにあります。

それは、何と言っても、「お茶作りに真摯に向き合う姿勢」

父の康文氏より世代を超えて引き継がれる茶作り

茶農家の三代目に生まれた代表の又木健文氏。
大学卒業後には公認会計士として、監査法人事務所に勤務します。

充実した社会人生活を送る一方で、

「考えてみたら、父親と一緒にお茶をつくれる時間はそんなに長くない。ふとそう思ったんですよね」

そして一大決心し、茶農家へ転身します。
約5年前のことです。

そこから、親子でお茶づくりに励む日々がスタート。

就農3年目の2019年には、初挑戦したパリとロンドンの食品コンテストでダブル受賞の快挙を成し遂げます。

「300年続けられる茶農家になりたい」
「本当に美味しいお茶を作りたい」
「そのお茶を、自分の手でもお客様へ届けたい」

近くでお付き合いさせていただいているからこそ見える、言葉だけではない、どこまでも真摯にお茶作りに向き合う生産家の姿勢

そんな健文氏より茶葉を仕入れ、その茶葉を主原料にして当店にて最終の商品づくりをおこない、お客様へお届けする。

健文氏とは、お茶屋冥利に尽きる仕事をご一緒させていただいています。

改造したキッチンカーを健文氏が自ら運転
鹿児島県内外へお茶をお届けする取り組みも

〈モノづくりについて〉

末吉製茶工房が畑をかまえる都城地域。
この地でお茶づくりが始まったのは、江戸時代です。

当時、高級茶の名産地と言えば京都・宇治。
その宇治と地理的条件、気候条件が非常に似通っていることに都城島津藩士の池田貞記が目をつけ、宇治の製法を学び、都城で広めたのがはじまりと言われています。

曽於市は歴史的・地理的にも高品質な茶葉を栽培するのに適した土地です。これは間違いありません。

その一方で、特出したブランド産地・有名産地ではないこともまた事実。
また、末吉製茶工房の栽培面積は、全国の平均的な生産者と比較しても小さく、効率性・生産性の観点から恵まれた茶園とはいえません。

しかし、ここでは自分たちの目が届く範囲だからこそ可能な、丁寧なお茶づくりをおこなっています。

たとえ生産量が限られても
納得のいくお茶づくりを目指す

栽培方法は、世界農業遺産としても認められた茶草場(ちゃぐさば)農法と同様の農法を採用。

茶草場農法とは、静岡県で主に採用されており、茶園の畝間にススキやササを主とする刈敷きを行う伝統的技術です。

萱(かや)を刈敷きした茶畑
自然の力によって畑が豊かさを取り戻します

大変な手間のかかる農法ですが、もちろん利点があります。

・ススキ等が分解され有機質堆肥となり、茶葉本来の香り・旨味が備わる
・土中微生物の繁殖を助けつつ、土壌肥料の流亡と過剰施肥も防ぐ
・夏は保湿、冬は保温効果によって、畑と茶樹を守る

ここでの大事なポイントは人の手で維持管理されている、ということ。

誤解を恐れずにいえば、農法自体は決して珍しいものではありません。先に、生産者の顔があるからこそ、伝統技術をお茶づくりに活かすことができる。大切なのは、この順番です。

創業以来、当店に引き継がれるDNAは、茶畑に自ら足を運ぶこと。
そして、「どんな生産者の方が、どんな想いでお茶づくりをおこなっているのか」を学び、商品とともにお客さまにお伝えすること。

当店が自信をもっておすすめする生産家・末吉製茶工房と、彼らが大切に育てた茶葉を主原料とし、当店にて京都・宇治にて最終仕上げをおこなった普通蒸し煎茶「はんだ誉」

それぞれの技術を掛けあわせてつくり上げた両者の合作を、皆様にも一度お試しいただけますと幸いです。

整理整頓された清潔な工場
ここでも生産者の想いが伝わります

〈プロダクトについて〉

末吉製茶工房の茶葉を主原料にした「はんだ誉」
その特徴を一言でいえば、究極のバランス型です。

煎茶の評価軸は、香り・味わい・(茶葉の)形状・水色です。
本商品は、そのすべてのポイントをバランスよく押さえます。

適度な蒸し工程によって残された茶葉本来の青い香りと、はっきりと感じられる旨味と甘味。

その後味には、良質な茶葉から生まれる心地よい渋みがありますが、その印象は非常に柔らかく、普段あまり日本茶を飲み慣れていない方や「渋いお茶は苦手」という方にも、自信を持っておすすめできる商品です。

そのため、日常的にお茶を楽しんでいただくことはもちろん、来客時やご友人との大切なお茶の時間にも、特におすすめな煎茶です。

ケの日、ハレの日のどちらも活躍する煎茶

先日、普段はスーパーでお茶を購入されているお客様がご来店され、本商品をお買い上げいただきました。

それから数日後、ご購入されたお客様が再来店され、

「びっくりするほど美味しかった!」

という大変嬉しいお声がけをいただきました。

その意味では、「日本茶専門店のお茶を楽しんでみたい」というお客様への、入り口の商品としてもおすすめです。

深蒸しにはせず、日本茶本来の香りを大切に
京都・宇治にて最終仕上げ

〈販売ページのご案内〉

単品(100g)商品はこちら

少量ずついろんな煎茶を試してみたい方には、こちらの30g×3種セットがおすすめです。送料無料・ポスト投函でお届けします。

〈淹れ方&楽しみ方〉

【お一人用】
 茶葉の量:5g
 湯量:120ml
 湯温:75℃
 抽出時間:30秒

【お二人~三人用】
 茶葉の量:6-8g
 湯量:150-200ml
 湯温:75℃
 抽出時間:30秒


【湯温の調整方法】
・沸騰したお湯を湯呑みに移して湯量をはかり、急須へ(はんだ誉は、少し熱めのお湯でも美味しく淹れられますが、熱すぎると感じる場合は、湯冷ましや空いている湯呑みにお湯を移し替えて、少しお湯を冷ましてください)

※急須へお湯を注ぐ際は、お湯を茶葉に直接当てず、急須の内側を滑らせるように注いでください(そこでも湯温が下がります)
※湯冷ましがない場合はマグカップ等でも問題ありません

【美味しく淹れるポイント】
・湯呑みにお茶を注ぐときは、一気に注ぐのではなく、3回程度に分けて注いでいただくことで、急須の中の茶葉が適度に揺られ、旨味が抽出されます
・最後の一滴は、茶葉の旨味が凝縮された「ゴールデンドロップ」です。急須の中にお茶を残さず、最後の一滴まで湯呑みに注ぎきってください
・2煎目は1煎目より少し熱め(80℃前後)のお湯で、10秒程度サッと抽出してお淹れください

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皆様の日常の「一服」のお役に立てるよう、作り手の方の想いやおすすめの淹れ方をお伝えしてまいります。

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