若手エンジニア向けの、個人開発の活かし方
最近個人開発の勢いすごいですよね。個人開発のサービスを売買できるサービスであったり、個人開発者向けのイベントであったりと、なかなか界隈が盛り上がっているのを感じます。
ただ、個人開発は大半が「リリースしたもののほとんどユーザーに使ってもらえず、ひっそりと閉じてしまった、、、」というケースかと思います。
「せっかく時間かけて作ったのに、かけた時間が無駄になってしまった、、、。」と考えるのは悲しすぎますよね。
そこで今回は、自分の経験を元にどうやって個人開発の経験を活かすべきか、というのを書いていければなと思います。
簡単な自己紹介
Livesenseでプロダクト・エンジニアをしています。
個人開発が趣味で、エンジニア歴2年目あたりから個人でもプロダクトを作るようになりました。
その時作ったのがこちらです。
https://withruit.com/
行きたい場所に、一緒に行く人を募集するといったサービスとなっています。
こちらでは、企画からデザイン、実装という工程を一人で行いました。
結果的に、サービス自体にユーザーはそんなには集まらなかったものの、この経験を活かして非常に多くの経験を積むことができたかと思います。
今回は、この経験をどのように活かしていったのかを、まとめていこうと思います。
年収150万アップで、スカウトが来るようになった!
新卒2年目のころ、思い悩む時期があり、転職ドラフトなどのエンジニア転職系のサービスにいくつか登録していました。
そこで、レジュメに制作物として個人開発のことを書いていたところ、思ったよりもたくさんの指名をいただき、当時の年収の最大150万アップの指名をいただくことができました。
また、いただいたスカウトを見てみると、ほぼ全てのスカウトに個人開発の内容が書かれていました。
ご自身でサービスを世に出したいというご志向とそれを実践されている行動力、
また、開発だけでなくサービスへのユーザー集めまで行われている点も素晴らしく、お声がけいたしました。
with ruit拝見しました。サービスコンセプトに共感しました。デザインも明るく、ワクワク感がありました。
また、個人で開発されたwithruitについてもqiitaの記事から拝見させていただきました。技術以外にも集客などマーケティング的な要素が記事内にも記載されており、ビジネス的な観点も高い方なのだろうと思いながら拝見させていただきました。
スカウトをくださった方からの話や、今後の自分のやりたいこと、会社の方針などを考え、最終的には転職しない決断をしたのですが、転職を考えている人にとってはすごく効果的に自分をアピールできるものになるかと思います。
自分のやりたい業務を任せてもらえるようになった!
二つ目は、自分がやりたい業務を担当できるようになったことです。
自分は当時、未経験エンジニアで入社したこともあり、仕事を選べるようなスキルは全然ありませんでした。
サーバーサイドをメインで担当していたので、そろそろフロント周りも触ってみたいという話をしても、うまくチャンスをつかむことができませんでした。
そんな中、上司との話の中で個人開発の話と使った技術に関する話をしたところ、ショットでの小さな企画のフロントを一人で任せてもらえるようになりました。
これがきっかけか、自分がやりたいと話していたフロントの実装にも積極的にアサインしてくれるようになり、少しづつ自信も付いてきました。
個人開発だけがきっかけではないですが、個人開発の経験を活かして自分のやりたい仕事を掴めたいい出来事だったかと思います。
社内の新規事業に携われた!
個人開発が好きな人の中には、1からのプロダクト作りが好きな人も多いかと思います。
ただ、自社サービスを開発・運営している会社だと、普段の業務で1からのプロダクト作りに携わることは、あまりないのではないかと思います。
自分も同じような状況だったのですが、幸運なことにも社内で新規事業による1からのプロトタイプの実装を行うチャンスが回ってきました。
普段から、新規で新しいことをやってみたいと上司に話していたことと、個人開発によって1からプロダクトを作った経験があるということからか、フロントの実装をメインで任せてもらうことができました。
上司が新規の担当の方と話す機会があったことと、本来担当するはずだった方の退職が決まったということもあり、運の要素も大きい気はしますが、こちらも個人開発の経験をうまく活かせたのではないかと思います。
まとめ
個人開発の場合「作って流行らなかった、終わり」としてしまうと非常にもったいないです。
自分が作ったものを人に見せるのは、最初は恥ずかしかったりで抵抗があるかもしれません。
ただ、個人開発の経験を活かすことによって、得られるものも何倍に増やすこともできます。
まだまだ自分が納得のいくようなプロダクトは作れていませんが、今後とも個人開発は続けていこうと思います。
毎週このような形で記事を書いていこうと思っているので、よかったら他の記事も読んでみてください!
(スキを押してくださったら想像以上に喜びます)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?