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プロダクト・エンジニア研修での学び

株式会社Livesenseの山下です。
先日書いた「プロダクトエンジニアのすすめ」でも書いた通り、自分はプロダクト・エンジニアに興味があり、目指す人が増えたら嬉しいなと考えています。

そこで、自分がプロダクト・エンジニアを目指すにあたって、どんなことを意識していたのか、また社内における研修でどんなことを学んだのか、今回は共有したいと思います。

プロダクト・エンジニア研修とは

PMの方による、プロダクト・エンジニア希望の方向けの社内研修になります。
PMの方が業務を行うにあたり、どんなことを考え、どんなツールを使っているのかをエンジニアが学ぶことにより、プロダクト・エンジニアとしてのスキルを伸ばすことを目的としています。

Livesenseでは、定期的にこのような研修(勉強会)が開催され、自分も先日参加しました。
今回はその研修で学んだことをまとめていきます。

どんなことをやるの?

研修は、講義 + 宿題という形式で、週1時間を6回に分けて実施しました。
その中で、PMの方がプロダクトの数値を見るために使うツールの紹介や、施策を考えるにあたって事前に何を調べる必要があるのか、またユーザーの行動ログから施策の結果をどのように解釈するべきなのか、を学びました。

どんなツールを使うの?

施策を考える際、複数のツールを用いてデータを取得し、分析を行います。
今回の研修でも、いくつかのツールを用いたデータの取得・分析を行いました。
全部は紹介し切れないのですが、簡単いいくつか紹介できればなと思います。

・Google Search Console
googleが提供している、自社サイトの検索に関する状態を管理するためのツールです。
google検索にて、自社のサイトがどんなワードで検索されているのか、何番目に表示されているのかなどが可視化されています。

これにより、ユーザーはどんなニーズを持っているのか(どんなワードで検索するのか)がわかりやすくなり、プロダクトの改善に役立たせることができます。

・Redash
Livesenseでは、ユーザーの行動ログを集積することができる分析ツールがあります。
ここに格納されたユーザーの行動ログを、SQLを使って抽出します。

抽出する際、Redashと呼ばれるデータの問い合わせツールを使うことによって、抽出したデータの可視化が簡単に行えたり、問い合わせ結果を簡単に共有することができるようになります。

web上から簡単にクエリを発行することができるので、非エンジニアの人でも気軽にデータによる分析を行うことができるようになっています。
(LivesenseではSQLの学習も盛んであり、エンジニア以外でも多くの方がSQLを書くことができます。)

・Similar Web
こちらは、指定したwebサイトのアクセス状況が可視化されるツールです。

プロダクトを開発する以上、競合他社の各数値も気にしなければいけません。
Similar Webを使うと、競合のサイトがどれだけPVがあるのか、どこから流入があるのかを、大まかに知ることができます。

施策を考える上で、他のサイトの流入状況は参考になるケースが多く、重宝しているツールです。

どうやって施策を考えるの?

では、これらを使ってどのようにして施策を考えているのでしょうか?
今回の研修では「会員登録数を伸ばす」ということを目的とし、実際に施策を考え、プレゼンするというところまでを行いました。
(実際には定量的な数値も決めることが多いのですが、今回は研修ということでざっくりと進めました。)

施策を考える際は、目的が達成されているかを測るために、達成度合いがわかるような指標を決めておきます。
今回の場合は「会員登録数」が良さそうです。
この時決めた指標を「KGI(Key Goal Indicator)」と呼び、KGIを構成する要素である指標を「KPI(Key Performance Indicator)」と呼びます。
今回の場合だと「会員登録ページのPV数」や「会員登録ページに置けるCV数」などが当たります。

KGIが決まったら、このKGIを構成する各要素であるKPIを洗い出します。
この時、要素を式で表しながら書き出すと、数値感のイメージがつきやすいです。
ある程度洗い出せたら、改善の余地がありそうな箇所を深掘ります。

プロダクト勉強会メモ

これにより「何を伸ばせば目的を達成できるのか」を可視化することができるようになります。

今回の研修では「会員登録数を伸ばす」という目的に対し「会員登録ページへの遷移率」に伸び代を感じ、改善する施策を考えました。
(考えた施策の内容などは、長くなってしまうので今回は省きます)

参加してどうだった?

今回の研修を通してプロダクト・エンジニアとしての楽しさを学ぶことができたかと思います。

ユーザーの行動ログや検索ワード、他サイトへのPV数などを知ることにより、ユーザーと対話しているような感覚を覚えたり、KGI、KPIを洗い出すことで、自社プロダクトとも深く向き合うことができました。

まだまだ未熟な箇所も多いのですが、この気持ちを忘れず楽しんでプロダクト・エンジニアとしてのスキルを身につけていければなと思います。

最後に

エンジニアとしてプロダクトとどう向き合うのかは人ぞれぞれあるかと思います。
自分は、たくさんの方の話を聞いて、考えを深めていきたいと考えています。

ここまで読んでくださって、ぜひとも話をしてみたい!という方がいらしたら、気軽に連絡ください!!




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