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HANCEが描く夢
前回のnoteで、僕自身のアーティスト活動のスタンスについて書きました。(「残された時間」というタイトルのものです。まだご覧になってない方は是非ご覧下さい)
その上で、HANCEが今後、みなさんに提供出来る「価値」のイメージを書きたいと思います。
みなさんから見ると、僕はミュージシャンであり、HANCEのプロジェクトはアーティスト活動に見えると思います。
実際、新曲を作ったり、ライブを行ったりという感じなので、それは事実として否定のしようがないのですが、僕の感覚では「音楽活動」はHANCEの活動の「一部」なんですね。
少し僕自身の事を話しますと、よく、HANCEさんの趣味は何ですか?と聞かれるのですが、実は僕はこれといった趣味がありません。
もちろん、楽しい事はたくさんあります。料理をしたり、ドライブをしたり、お酒を飲んだり。
どれも楽しい事ではありますが、音楽を通して得られる「感動」とはニュアンスが異なるものです。
そしてその「感動」とは、言語化するならば
「異なる環境や境遇を越え、人と人とが、心と心が通じ合い、共鳴する瞬間」です。
僕にとって、数ある世の中にある娯楽よりも、何倍も興味があり、価値を感じるのは、その瞬間だと、最近つくづく感じるようになりました。
話は少し変わりますが、僕は本業の方では経営者なわけですが、日々、スタッフから色々な事を相談されます。
比較的、年齢も若いスタッフが多いため、仕事の事だけではなく、プライベートの悩み、恋愛や、友人関係、家族関係など、相談は多岐に渡ります。
中には解決する事が困難な悩みと遭遇する事もあります。
劣悪な生育環境のため、セルフイメージが極端に低くなり、仕事以前に、アイデンティティが確立できず苦しんでいることも。
一つずつ向き合って、どうすれば、その人が苦しみから解放されるか?未来に希望を見出す事が出来るのか?を考えます。
涙を流されることは日常茶飯事で、一緒になって僕自身、泣く事もあります。
幸いな事にそのような経験をたくさんしてきましたので、せっかく、社会に向けて、
HANCEとして活動を始めたのであれば、
「何かお力になれること、お役に立てることはないだろうか?」と思うようになりました。
もちろん、僕は聖人君主でもなければ、強い人間でもありません。
「弱さ」を持った一人の普通の人間ですが、それでも「この世の中は生きる価値がある」と、そう伝えていきたいのです。
これまで、音楽にたくさん救われたように。
HANCEの活動を通して、それを叶えていくのが、僕の「夢」です。
HANCEとして日々活動をしていると、とてもありがたい事に、たくさんコメントやメッセージをいただきます。
HANCEの活動について、励ましのお声もたくさんいただきますが、ご自身でのお悩みや葛藤など、教えていただく事もあります。
僕にとって、みなさんからいただくコメントやメッセージは、まさに「心と心のコミュニケーション」で、音楽活動を通して行っているものと、基本的には同じラインにあるものです。
前置きが長くなってしまいましたが、HANCEがみなさんに提供出来る価値とは、
「心と心のコミュニケーション」全般だと思って下さい。(音楽はその一部)
HANCEの活動を通して、皆さんの心が少しでも軽くなったり、孤独感が和らいだり、未来にちょっとだけ希望を感じたり。
「利用」という言葉が正しいかわかりませんが、僕を「利用」していただけるのなら、それで十分幸せですし、僕はHANCEとしての活動をやってよかったと思えます。
一時的に腰掛けるような「椅子」のような感覚でも構いません。同じ時代に生きている者同士、少しでもすれ違う事が出来た「奇跡」を感じたいと思います。
アーティストは「主役」であるイメージが強いかもしれませんが、そういう意味においては、HANCEの活動における、主役は僕ではなく、主役は皆さんであり、僕は皆さんに「仕える」という感覚ですね。
僕自身、体一つですので、どこまで出来るかはわかりませんが、ファンのみなさん、お一人お一人に寄り添っていけたら、それ程幸せな事はありません。
もちろん、HANCEの活動を通して、「喜び」や「感動」を生み出せるようなものもたくさん作っていきます。
例えば、ライブではありきたりな場所ではなく、一生思い出に残るような場所でやってみる。海外も色々な場所に行きましたが、まだまだ行きたい、素敵な国、場所がたくさんあります。
ファンのみなさんとは、もっともっと、その「感動」を分かち合い、同じ景色を見たい。そう思っています。
今回も長くなりましたが、21日には、その「夢」についてもお伝え出来ることになるかと思います。今後の、HANCEの活動、楽しみにしていて下さいね。HANCE
※写真はトルコ、カッパドキアで気球に乗った時撮影したものです。眼下に広がる無数の気球が素敵でした!まだまだ行きたいところはたくさんありますね!