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曲作り。

ご無沙汰しています。HANCEです。

桜の季節になりましたね。

まだ不安定な情勢の中なので、遠目から眺める程度ですが、やはり桜を見ると心踊るものがあります。

美しいのはもちろんですが、生命としての力強さだったり、儚さだったり、華やかさだったり。色々な魅力を桜からは感じます。

綺麗に咲いて、あっという間に散ってしまうのが、毎年寂しくもありますが、それが桜の魅力の一つでもありますので、今年も咲いている間は存分にその「美しさ」を味わえたらと思っています。

ところで、今日はちょっとだけ作曲について話したいと思います。

その時々の気分にもよりますが、ストック曲のアレンジやレコーディングを進めている時でも、新しい曲は、別物として日々、作るようにしています。

作るようにしているというよりは、ギターを触ったり、好きな曲を聴いたりしているとイメージが湧いてくる感じでしょうか。

大抵、メロディが先に出てきて、大枠のイメージまで固めておき、簡単に録音しておきます。きっと絵で言うとデッサンに近いですね。

そして、少し時間を置いて、改めてそれを聴き返し、メロディをもう少し詰めていきます。ここでは、少し歌詞も意識しながら、語感の良いワードを少し入れたりもします。

大枠のイメージが出来上がると、一旦、プロデューサーの石垣さんに聴いてもらって、コードやリズム、キーなどの調整も一緒に行います。ここでも、基本はギター一本ですが、この段階になると、一気に輪郭がはっきりします。

そして、それを録音して、再度持ち帰って、メロディと歌詞を完成させ、改めて石垣さんにお伝えして、編曲へと進んでいく感じです。最近のHANCEの制作の流れはこのパターンが一番多いです。

また、最近、詞を考えていて、ふと思ったのですが、僕の歌詞の書き方は「絵」に近いかもしれません。

局所的に意味を持たせるというよりは、全体のバランスや構成、印象やそこから漂ってくる「匂い」みたいなものを意識しています。

そして、それは、メロディや詞だけではなく、アレンジや歌い方とも連動して考えます。

石垣さんとは、ルーツは違う部分もありますが、根本の価値観は近いので、狙いに行く「ポイント」がズレる事はあまりなく、とてもありがたく感じる部分ですね。

HANCEはアコースティックなサウンドが多いですが、その一方でリズムは割とタイトな打ち込みだったりします。

「有機的」な部分と「無機的な」部分のバランス感。

そこはHANCEのサウンドとして、僕たちが一番大切にしている部分なので、聴いてくださる方に伝わると嬉しい部分です。 HANCE

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