ティモテが販売中止の理由って?販売店はもうない?
ユニリーバが販売する北欧発祥のシャンプーブランド「ティモテ」。印象的なCMは、今でも覚えている方が多いのではないでしょうか。
そんなティモテですが、販売中止になったという噂が流れています。本当にティモテはもう買うことができないのか、真相を調査しましたよ。
ティモテの販売中止は本当!
まず結論からいうと、残念ながらティモテは2023年9月末に再び販売終了しています。
ティモテシャンプーの一度目と二度目の販売中止の理由を以下にまとめましたよ。
市場環境の変化
1994年にバブル崩壊後の景気後退により、急増していた格安シャンプーとの競争に巻き込まれる形となりました。
ブランド価値の維持
ティモテは低価格競争に参加せず、ブランドの価値と品質を維持することを重視しました。これにより、市場シェアを失う結果となりました。
販売戦略の転換
ユニリーバ・ジャパンが日本市場での戦略を見直し、ティモテブランドの撤退を決定しました。これが1度目の販売中止の経緯です。
再上陸の背景
2013年の再上陸時には、以下の要因がありました。
ナチュラル志向の高まり
日本市場でノンシリコンシャンプーやオーガニック製品への需要が増加。以前のような安売り競争をすることなくティモテのブランドイメージを保ったまま勝負できると判断し、再び日本でティモテを販売することに。
製品の進化
オーガニック認証成分配合のノンシリコン商品として再発売。
ブランドイメージの活用
1985年当時からアピールしていた"ナチュラルで高品質"なイメージを再び訴求。
販売中止と再上陸の経緯
1984年: 日本での販売開始
1994年: 日本市場から撤退
2013年: 「ティモテピュア」として19年ぶりに日本再上陸
2023年9月末: 再び販売終了
ティモテは2013年に日本に再上陸しましたが、売れ行きが伸び悩んでいたのか、惜しまれつつも2023年9月末に二度目の販売中止に。再販の予定もないみたいなので、愛用していた方は残念ですね…。
ティモテはAmazonなどの通販だとまだ買える
ティモテは販売中止になっているため、ドラッグストアやスーパー等の店頭ではもう買うことはできないですが、Amazonや楽天市場などの通販であればまだ在庫が残っているため、購入することが可能です。
ただ、販売価格はかなり割高となっているので、その点は注意しましょう。
いつ購入できなくなってもおかしくないので、ティモテを愛用していた方はお早めに注文しておくといいですよ。
多くの人の記憶に残っているティモテのCM
ティモテのCMは、多くの人々の記憶に残る印象的なものでした。以下にティモテCMの特徴と変遷をまとめます。
ティモテCMの特徴
キャッチーなメロディ
「ティモテ~♪」という耳に残るメロディが特徴的でした。
自然のイメージ
「自然のように髪に優しい」というフレーズを使用し、北欧の自然をイメージさせる内容でした。
7種の野草(ハーブ)の強調
「髪に優しい北欧の7種の野草ハーブシャンプー」というキャッチコピーを繰り返し使用していました。
製品の特徴アピール
「とてもマイルド」「毎日洗える」「フレッシュなハーブの香り」など、製品の特徴を強調していました。
CMの変遷
1980年代
1986年頃のCMでは、ジェニー人形とのコラボレーションが行われていました。ビデオ編集技術の進歩により、より綺麗な映像が使用されるようになりました。
1990年代
この時期のCMが最も多くの人々の記憶に残っているようです。「ティモテ」という人形が登場し、シャンプーとタイアップしていました。
ティモテのCMは、自然由来の成分を使用した髪に優しいシャンプーというブランドイメージを効果的に伝え、多くの消費者の心に残る印象的なものでした。
ティモテ人形ってなに?
ティモテ人形は、1990年代に人気を博した着せ替え人形で、以下のような特徴がありました。
ティモテ人形の起源
シャンプーブランド「ティモテ」とタカラ(現タカラトミー)のタイアップ商品として1990年に登場
ティモテ人形の外見
長い金髪と青い瞳が特徴的
さらさらストレートの超ロングヘアで、ヘアアレンジを楽しめる
ティモテ人形の設定
ジェニー人形のフレンド(お友達)という位置づけ
職業は客室乗務員(キャビンアテンダント)
北欧某国の王位継承権を持つプリンセス
18歳、蟹座、O型
趣味はハーブの栽培
ティモテ人形が人気だった理由
ユニークな設定:客室乗務員でありながら北欧のプリンセスという二面性
美しい外見:長い金髪と青い瞳、白い肌という憧れの姿
ヘアアレンジの楽しさ:長い髪を使って様々なヘアスタイルを楽しめる
ティモテ人形の現在の状況
メルカリなどの中古市場ではレアアイテムとして高値で取引されることもあります。
ティモテ人形は、リカちゃんやバービーほど有名ではありませんでしたが、独特の魅力で多くのファンを獲得し、今でも懐かしむ声が多く聞かれますね。