ぶすだみ


幼稚園くらいからもう解ってた私は選ばれないおんなのこ

どくだみの花が咲いてるぶすだって言われ続けてもう慣れてます

スニーカー白くて新品だったけど関係なかったぶすだったから

席替えがある日はいつもより黙るシャンプー地味な匂いのにする

窓際の金髪の子は枝毛さえ光に透けて美しかった

ぶすのうえ汗かきだから息をすることさえ邪魔になってて土下座

顔面で世の中どうにかなるわけじゃないけど割とどうにでもなる

どくだみの花はちいさい目立たずに生きていけますようにと祈る

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