きつねのつゆこ


耳の中に入った水が外に出た途端に冷えるラブホの帰り

ドライヤーかける時間も惜しいからまだ滴ったままのぱんてぃ

両方の手を使っても足りなくて舌でも足りず触手が欲しい

あのときのMaybeなんて忘れたよ朝マックの芋食べて胃もたれ

踏んで踏んで踏んで踏んでよまだきみの望む形じゃないなら踏んで

カップ麺ばっか食べてるらしいのにいっぱいでるね偉いねきみは

存在を馬鹿にしていてされていて惨めというかみんな人間

太ってもあなたは何も言わなくて自分のもんじゃないからでしょう

もう今日はきつねうどんだそう決めてつゆに潜って仕事をこなす

じっとりと重たい揚げを箸であげめくって裏に返して浸す

深呼吸してもマスクの中の息めっちゃくさくてぜんぶ罪

かまぼこがうどんにいると嬉しくてそんな程度でいいから会って

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