マルシェ開催場所~大久寺~について
大久寺は、小田原城主大久保忠世を開基とするお寺で、大久保家の菩提寺です。境内にある大久保一族の墓所は、市の史跡に指定され、立派な石塔があります。
今回、このマルシェをなぜこんな由緒あるお寺ですることになったかというと・・・
ひとえに、大久寺さんのご厚意です✨✨
というとそれで終わってしまうので少し補足をさせてください💦
大久寺さんは、ご参拝の方はもちろん、地域の方にも身近に感じていつでも気軽に立ち寄ってほしいと、地域の行事も積極的にお寺でされてきました。
最近はコロナで機会が減ってしまっているそうですが、それでも
⛄冬は落ち葉を集めて焼き芋大会
🍉夏はお墓で肝試し(ご先祖様方も子どもが元気に走り回るのを喜んでいらっしゃるよ、とおっしゃる温かさ💛)とか、
子どもたちの遊び場に、とご本堂を使わせてくださったり、勉強の場(まさに寺子屋!)を提供してくださったりしています。
また、日蓮宗のお寺として、美しい御首題(御朱印)も大変人気で、小田原だけでなく神奈川県内、全国各地からおみえになるそうです。これもご参拝の方に喜んでいただきたいという想いにあふれた素敵な取り組みですね。
そんなわけで、今回マルシェのご相談をした際も喜んでお受けくださり、準備にも大変ご協力くださっています。
普段、「神社」にはお参りに行っても「お寺」にはあまり行く機会がないかもしれませんが、お寺だからと身構えず、ぜひ気軽に遊びにいらしてください!
ちなみに。
ご先祖様の供養やお墓のことはやっぱり「お寺」という方も多いのではと思いますが、どこに聞いたら良いか分からないちょっとした悩み事ってあったりしませんか?ネットで調べても正しいか判断できないし、誰に聞いたらいいかもわからない…大久寺さんでは、そんな時もぜひ気軽に声をかけてほしいとのことでした。
散歩のついでにいつでもふらっと立ち寄れて、楽しい行事もあって、困ったときは相談もできる。
まさに地域の「居場所」であり、「駆け込み寺」(笑)ですね。
も一つおまけに。
そんな大久寺が創建された1591年は、豊臣秀吉が一夜城を築いて北條氏を滅ぼした「小田原攻め」の翌年。徳川家康に従って小田原攻めに参加した大久保忠世が小田原城主となり、大久寺も創建したのだそうです。
忠世さんは、今も多くの人に愛される北條氏が作ったまちに城主として入ってきて、どんなことを考えてこの辺歩いていたのかな、なんて想像してみるのも楽しいかも(笑)。
当日ご来場の皆さまにも是非、マルシェを楽しんでいただきつつ、
大久寺さんのおもてなしや小田原の長い歴史の一部を担われた大久保家にも少し想いを馳せ、お気持ちでいいのでお賽銭をあげてご本堂でお参りをいただけるとありがたいなと思います。
(20220217 インスタ)