第95回選抜 第5日 結果
光
00000 0011=2
00000 0000=0
彦根総合
(光)升田-福原
(彦)勝田、野下-森田
WBC決勝と重なる時間帯で、WBCをメインに観戦しながら片手間での観戦になってしまった試合。光の升田が評判以上に良かった。初安打は2回表の光。光はその後3回、4回とともに2安打と再三チャンスを作るも得点に結びつかない。その間、彦根総合は1安打のみ。こういう流れだと終盤に圧されていた劣勢の方がワンチャンスをものにする試合展開が高校野球ではよくあるが、升田は四球も1つだけ、最後まで安定して被安打3、11奪三振、投球数99のマダックス完封勝利。
光は94年、95年と2度の選手権で初戦敗退、また率いる宮秋監督は00年、06年と南陽工での選抜出場でも初戦敗退で、いずれも三度目の正直での甲子園初勝利。打線の援護は遅かったが、計10安打と事前のデータより良い内容での快勝となった。
常葉大菊川
00000 0000=0
30000 000x=3
専大松戸
(常)久保-鈴木叶
(専)平野-吉田
好投手との前評判だった専大松戸の平野が被安打7ながら無四球(1死球)で完封勝利。両校がもう少し得点を入れる展開を予想していたが、常葉大菊川は盗塁を5つ成功させるも、随所に好守が見られた専大松戸が最後まで良く守った。初回、常葉大菊川の久保投手が制球が定まらず4四死球などで3失点。2回以降を無失点、特に3回から7回までは無安打と立ち直っただけに結果的に大きな初回の3失点となった。
城東
11000 0000=2
10300 001ⅹ=5
東海大菅生
(城)清重、岡-森本
(東)宮本、島袋、末吉、日當-北島
先制点は城東。初回、犠打失敗を盗塁で取り返すなど得意の機動力を発揮。同点とされた後の2回表も三盗、セーフティスクイズを決めるなどで勝ち越し、序盤から持ち味を見せた。逆転された直後の4回表、城東は安打3本ながら走塁死と併殺で無得点。3回と6回も併殺に倒れており、好守でしぶとく戦ったものの勝ち越されてからはホームが遠かった。東海大菅生は序盤こそ先行を許したものの4人の継投で逃げ切った。
WBC優勝
第1試合よりも先に試合開始となったWBC2023決勝日本-アメリカ。第2試合の途中で試合が終わり、日本勝利の瞬間は甲子園でもスタンドから拍手が起きた。またその後スコアボードには
WBC 日本代表
世界一 おめでとう!
と表示された。
女子部員による練習補助
女子マネジャーが試合前のノック補助をしていて止められたのは16年夏の大分。それから6年、昨夏から選手登録をされていない部員による練習補助が認められたが、今日の第1試合で光のマネジャーが女子として史上初めて試合前のノック補助に登場。さらに第3試合では大会前から話題になっていたが、部員13人の城東のマネジャーが女子として初めて試合前のノッカーを担当した。