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選抜高校野球

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2023年第95回選抜高校野球の記録です。 優勝:山梨学院 準優勝:報徳学園
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#報徳学園

第95回選抜 第6日 展望

健大高崎-報徳学園 健大高崎の機動力は今年も武器。公式戦打率が低い分、盗塁数が得点力を支える。中軸の打率が低いのが気になるが、スコアを見ると対戦相手が厳しかったのか打撃データほど悪くは見えない。報徳学園だが1試合平均にするとこちらの方が盗塁数は多い。こちらは打線の中軸も秋はしっかり機能した。報徳学園は旧チームからセンターラインが残っているのに対し、健大高崎は捕手は良さそうだが内野守備が秋から変わるようだがどうか。 氷見-山梨学院 開幕試合に勝利した山梨学院は2試合目。4

第95回選抜 第6日 結果

報徳学園 03020 0020=7 10000 0100=2 健大高崎 (報)盛田、間木-堀 (健)小玉、加藤-箱山 [本]石野(報) 報徳学園が2回表に3つの押し出しで逆転すると、4回にも追加点。投打に高いレベルで健大高崎を降した。健大高崎は春夏通じて初めての初戦敗退(2020年の交流試合での敗戦を除く)。 氷見 10000 0000=1 02010 001ⅹ=4 山梨学院 (氷)青野-大澤 (山)林-佐仲 初回に氷見が二死から先制。しかし山梨学院が2回裏に2本の適時

第95回選抜 第9日 展望

大阪桐蔭-能代松陽 大阪桐蔭はエース前田が敦賀気比を相手に被安打8ながら14奪三振1失点。この試合も先発すれば少ない失点で抑えると思われる。能代松陽もエース森岡が石橋を相手に被安打2、12奪三振で完封勝利。能代松陽は森岡が対策される中でいかに終盤勝負に持ち込めるか。大阪桐蔭としては決勝までの4試合を500球に抑える事を見据えるなら前田を温存する可能性もある。前田以外は公式戦の経験が多くないだけに、早めに打線が援護していきたい。 東海大菅生-沖縄尚学 東海大菅生は4投手の

第95回選抜 第9日 結果

能代松陽 00000 0000=0 00000 010x=1 大阪桐蔭 (能)森岡-柴田 (大)南恒、前田-南川 1回裏、大阪桐蔭は連続四球で一死一二塁とするも4番5番は連続三振で無得点。試合は投手戦となり、5回終了まで両校無安打。能代松陽は6回表、先頭が初安打、犠打と死球で一死一二塁とするも併殺で無得点。徐々に試合が動く気配が出てくると7回裏、大阪桐蔭は三塁打でチャンスを作ると一死の後、スクイズが決まって先制点。8回途中から大阪桐蔭はエース前田に継投。最終回、能代松陽は先

第95回選抜 準々決勝の展望

作新学院-山梨学院 2試合連続で紙一重の打撃戦を制した作新学院は、この試合も打ち勝ちたい。投手陣に大黒柱となるエースは不在かもしれないが、総力戦となって打ち勝ってきた。対する山梨学院は林が3試合に先発して2完投。3回戦では中田がリリーフした。1回戦からの登場で1試合多い上に3回戦からの試合間隔も2日短い。作新学院が有利な日程となっているが、山梨学院は野手が投手陣を盛り立て、ロースコアの落ち着いた展開に持ち込みたい。 専大松戸-広陵 専大松戸は平野、広陵は高尾、両投手が好

第95回選抜 準々決勝の結果

作新学院 00010 1010=3 01720 002x=12 山梨学院 (作)川又、市川、福冨、磯-草野、豊田 (山)林、中田-佐仲 [本]高森(作) 山梨学院が3回裏7得点の猛攻などで大勝、初の4強入り。 作新学院は先発の川又が3回途中被安打4、与四死球8、大会前に崩したフォームを修正できず大量失点とつながってしまった。 山梨学院は4試合目の先発となるエース林が中1日ながら大量点にも守られて8回を3失点。100球以内を目安としていたようだが、96球で8回まで投げた。また

第95回選抜 準決勝 展望

山梨学院-広陵 山梨学院は林が4試合いずれも先発、準々決勝でも8回96球を投げた。広陵よりも1試合多い疲労がここにきて出てくるのは間違いないと思われる。広陵投手陣は準々決勝で高尾の温存に成功、この試合は高尾が先発し、決勝は総力戦かと思われる。秋の新チーム結成以降、敗れたのは神宮大会での大阪桐蔭戦だけ。練習試合にもすべて勝っている。体力面だけでなく選手層の厚さと勝利へのこだわりも広陵が一枚上ではないかと見ます。 大阪桐蔭-報徳学園 初戦が終わったところでは、広陵か報徳か仙

第95回選抜 準決勝 結果

山梨学院 01000 0005=6 10000 0000=1 広陵 (山)林-佐仲 (広)高尾、倉重-只石 5試合目の先発の山梨学院林投手、2年生エース広陵の高尾の両投手が粘りの投球。1回裏、広陵はボール先行の林を攻め、4番小林の犠飛で1点を先制。山梨学院も直後の2回表、進藤がこちらも犠飛ですぐさま同点に追いつく。序盤は広陵が押し気味に進めるも、勝ち越し点が取れないまま、山梨学院の林に尻上がりに気迫が漲っていく。9回表、山梨学院は先頭の星野が安打、犠打で一死二塁とすると4番

第95回選抜 決勝 展望

山梨学院-報徳学園 実力はもちろんだが、両校勢いで勝ち上がった印象がある。 山梨学院は開幕試合1回戦からの登場でこの試合が6試合目となる。林投手は今日も9回を142球で完投しているが、やはり決勝もいけるところまで林投手で行くのではなかろうか。非常に四死球が少なく、守備も安定しているので、チーム全体としていかに体力と気力が持つか、終盤まで競り合えるか。作新学院戦のように序盤で追いつけないほどの大差をつけるのも1つの勝ち筋だろう。 報徳学園は2試合連続の延長タイブレークサヨナ

第95回選抜 山梨学院が初優勝

報徳学園 00020 0010=3 00007 000x=7 山梨学院 (報)間木、今朝丸、星山-堀 (山)林-佐仲 [本]佐仲(山) 山梨学院が5回裏に一挙7点で逆転、逃げ切って初優勝。山梨県勢としても春夏通じての初優勝を飾った。 山梨学院は1回戦からここまで5試合すべて先発してほぼ全てを一人で投げてきた林が今日も先発。1回表、報徳学園の先頭にいきなり四球、疲労が心配される中後続を内野ゴロ3つで無得点に抑える。報徳学園の先発は2年生の間木。3番岳原に初安打を許すもこちら