【はなごと】スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」の感想
昨夜、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」のことを投稿しましたが、
興奮さめやらぬ状態過ぎて、
私の感想を書いていませんでした。
なので、今回は私の感想をお伝えします。
感想だけなので、【はなごと】としてあげます。
この記事は、前半です。
後半へのリンクはこの記事の末尾をご覧ください。
「スーパー歌舞伎」って何?、
「ヤマトタケル」ってどんなお話なの?
見どころはどこ?
チケット買うならどんな席がいいの?
という方は、こちらもご参照ください。↓
まだ興奮は冷めておらず、
私は追加のチケットを買いました。
何度でも言います。
みんなとにかく観て!
四の五の言わずに観て!
ということです。
特に、
ミュージカルが好きな人、
レ・ミゼラブルが好きな人、
絶対にハマりますよ。
以下、ネタバレ込みなので、ご注意を。
感想を語り始めるならば、
それは、主演の小碓命のちのヤマトタケル役の中村隼人さんからでしょう。
(予言∶今日は、きっと隼人くんの感想だけで終わりますね(笑))
まず、一幕目。
隼人くんは実際には30歳と大人ではありますが、
冒頭出てきたときには、びっくり。
「えっ、隼人くんって、17歳くらいだっけ?」
というほどあどけない姿。
「いや、あなた、本当に先月浅草公会堂で与三郎やってた人と同じ人ですか??」
と思いました。
あどけなくて、自分に自信がない姿。
でも、早変わりで大碓命になると、
妖艶で色気がにじみ出る素敵な男。
大碓命を見たときの私、
きっと、
漫画のように目がハートマークだったかと。
本当に本当に惚れる姿。
大碓命を殺めたことで、
「夫の仇!」と兄橘姫に斬りかかられるシーンでは、
一瞬、シェイクスピアのリチャード三世を思い出すも、
小碓命の性根の優しさが出て、全然違う意味合いになっている。
優しい小碓命の姿に心が動かされる。
熊襲に着いてからの、
女装しての舞は、
「えっ、本当に立役の方ですか?女形の方の間違いでは?」
と思うほど美しく。
これだけでお金が取れる。
うっとりした後の立ち回りは圧巻。
その後の、ヤマトタケルと名乗ることになるまでのシーンは、思わず涙。
1幕目で既に涙。
さて、2幕目。
タケヒコとのコンビでの立ち回り、
火の中の演技、
真剣なシーンは、もちろん素敵。
でも、全体的に重たい空気になりがちなところに、
弟橘姫との仲睦まじい姿は、
それはそれで眼福。
米吉くん、可愛い。
隼人くんと米吉くんの寄り添う姿は、ずっと観ていられる。
そして、この幕でも、
弟橘姫の覚悟、
大事な人を失いたくないヤマトタケルの姿、
涙なく観るのは無理。
でも、ヤマトタケルは不吉なことを言われているので、観ていて、
「このあとヤマトタケルは大丈夫かしら。、、大丈夫じゃないんだよね。。」となっていました。
あらすじでこの先どうなるか知っていたので。
遂に3幕目。
3幕目の冒頭に隼人くんの姿を観たとき、
「ん?なんか様子変わった?ちょっと調子乗って、偉そうになってる??」
と思いました。
物語の肝はそこだった。
調子に乗って、
慢心があったヤマトタケルは致命傷を追ってしまう姿は、観ていてつらい。
もっと辛かったのは、
死にそうなのに、
「大和の国に帰りたい」
と言い続ける姿が痛々しく、涙が。
でも、本当の号泣ポイントは最後。
白鳥になったヤマトタケルが、
「天翔ける心、それが私だ!」
と言うところ。
はい、号泣です。
歌舞伎でこんなに泣くなんて、、自分でもびっくりです。
隼人くんの全身全霊の姿に、
感動して泣くしかないし、
何度でもこの姿を観ていたい
と思いました。
長くなりましたので、
やっぱり隼人くんの感想のみですが、
とりあえず、
ここでたたみます。
※隼人くん以外の感想をアップしてます。↓