【警察エッセイ】交通反則通告制度
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の反則金の納付書。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、交通ルールは守っていますかい?
『守っているに決まってんだろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、我が国日本には様々な交通ルールがあるよね。正式には道路交通法って言うんだけども、さすがにチ○毛やマ○毛が生えている皆さんはご存じの法律だと思う。
花山は生まれてこの方、1回も交通違反で捕まった事はないし、これからもやらないって事を人生の目標に定めているんだけども、皆さんは交通違反で捕まった事はある?
栄えある捕まったご経験のある方は交通違反をして、国の犬で我々の税金で生きながらえているでお馴染みの警察官にこんな物を渡されたかと思う。
『交通反則告知書』と『納付書』の二つを。
『交通反則告知書』というのはいわゆる青切符の事。その他には赤切符と白切符があるんだけども、今回の趣旨とは外れる物だから今回は青切符にフォーカスを当てたハナシ。
そんな青切符にはこんな制度が付いてくるんよね。
その名も『交通反則通告制度』。
漢字ばっかで読み辛いよね。
今回は花山には珍しい、ちゃんと実生活で役に立つ回。
■交通反則通告制度
『交通反則通告制度』。
ほとんどの人が聞き馴染みのない言葉だと思う。花山も警察官になるまでその言葉すら知らなかった。
読み方は『こうつうはんそくつうこくせいど』。
そもそものハナシにはなるんだけども、あまりに頻発し過ぎていて実感がないかもしれないけども、交通違反も立派な犯罪なんよね。逮捕される場合の罪名は道路交通法違反。
もし、日本という国があらゆる法律違反は全て事件として扱うって超法治国家だったら、国民のほとんどが犯罪者になる様なデンジャラス国家になっちゃうよね。そんな事からも分かる通り、もし交通違反を全て事件として処理していたら、この国の司法機関は1年も持たずにパンクするだろうね。それくらい、当たり前の様に全国津々浦々で交通違反は起きてるんよ。
だからと言って、交通違反を野放しにしておくワケにもいかないから、警察官どもは日夜、交通違反の取り締まりに躍起になっているんだけども、そん時に活用されるのが今回のテーマである交通反則通告制度。
交通反則通告制度っていうのを簡単に説明すると『期限以内に反則金を納めれば犯罪者にはなりませんよ。』って制度。
『なんじゃそりゃ?』ってなるよね。
もう少し詳しく説明すると『本来は道路交通法違反の被疑者として事件捜査をして、場合によったら起訴されて裁判が行われて、もしかしたら何らかの法定刑が下されるんだけども、反則金さえ期限内に納めてもらえれば、点数付与だけで済みますよ。』って制度。
もっとややこしくなったよね。
ぶっちゃけ『交通反則通告制度』って調べたら、警察庁がご丁寧に説明してくれているから、気になる方はグググッてググってほしんだけども、ここで花山がお伝えしたいのは、海外がどんなかは知らないんだけども、日本の道路交通法ってめっちゃ良心的だと思ってるんよね。
だって、普通に法律違反しておきながら、数千円(場合によっちゃ1万ちょっとくらい)払えば、無罪放免になるんだよ。前歴にすら残らないんだよ。
あるのが当たり前だから感じにくいかもしれんけども、結構凄いと思わん?
だから、違反して警察に捕まってブチ切れたい気持ちは分かるけども、捕まったら捕まったで潔く認める方がカッコ良いと思うぜ。
■まとめ
最後に皆さんに今日から使えるマウント知識。
一つ目は、違反点数について。皆さん、交通違反をすると減点されると思ってない?ノンノン、それは大きな間違いで違反点数は加点式なんよ。だから、皆さんの持ち点は0を下回る事はないんよね。もし、周りに『違反して減点されたわ。』ってぬかす人がいたら『減点じゃなくて加点だよ。』って傷口に粗塩を塗り込む勢いでマウントを取ってあげて。
二つ目は反則金について。『さっきから花山は反則金、反則金って言ってるけども、それって罰金の事じゃないの?』って思った方は鋭い思考の持ち主。でも残念。花山の説明的には反則金が正しんよね。『罰金』っていうのは法定刑の一つなんよ。法定刑っていうのは裁判で裁判所から下されるモノの事。懲役とか禁固とかニュースで聞いた事があるかと思うけども、罰金はそこと同じ並びのモノなんよ。だから、交通違反の場合は法定刑じゃないから反則金が正しい表現なんよね。もし、周りに『この前違反して高い罰金払わせられたわ。』ってぬかす人がいたら『罰金じゃなくて反則金だよ。』ってとどめの一撃を与える勢いでマウントを取ってあげて。
そんじゃ、皆さんは点数加点も反則金も払わない様に運転には気を付けてね。
今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。